関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を原則偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )また、常時会員の募集を行っています。Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp にお問い合わせください。

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

カイガラムシ退治など

どんよりとした曇り空の一日でした。

10日前、元肥を入れる際に地植え株を仮剪定したのですが、その時、あちこちの株にカイガラムシが発生しているのを発見しておりました。

そこで本日午前中は、カイガラムシ退治のためにマシン油乳を15倍で塗布しました。

今年に入って暖かい日が続いてるとはいえ一応「寒中」ですので、カイガラムシやダニ、黒星病、うどん粉病などの対策として、薬剤の濃厚散布が可能な時期です。

1月15日 マシン油乳剤

以前にも書きましたが、私がばら作りを初めて15年ほどはカイガラムシの発生を見たことがなく、「薬剤の定期散布さえしていれば、カイガラムシなんぞ発生しない」と豪語していました。

ところがそれ以降、カイガラムシを見ることが少しずつ増え、現在では夏場でもマシン油乳剤を30~40倍で塗布せざるを得ない状況になっています。

思うに、カイガラムシは樹が老化して樹勢が弱ると寄生するようです。

ばら作りの駆け出し当時は、樹が若く勢いがあったため、カイガラムシを寄せ付けなかったのでしょう。

1月15日 カイガラムシ―1

このように ↑ 正面からはっきりと見える場合は問題ありません。

1月15日 カイガラムシ―2

刷毛(はけ)でペタペタと薬剤を塗るだけです。

しかし、

1月15日 カイガラムシ―3

古い樹皮の割れ目に少しだけ姿を現していることがよくあります。

この場合は、付近の樹皮を剪定ばさみの先端などを使ってバリバリと除去し、樹皮の下に潜んでいる連中を白日の下にさらしてから薬剤を塗布します。

カイガラムシは定期薬剤散布で薬剤がかかる「正面」にはあまり発生しません。

1月15日 カイガラムシ―4

一見何でもないような株ですが、矢印の枝に近づくと、

1月15日 カイガラムシ―5

これでお分かりでしょうか?

枝の裏を見ると(ブロック塀がありますので、上からのぞき込むしかありませんが)

1月15日 カイガラムシ―6

ビッシリと白くなっています(見にくい画像でスンマヘン)。

また、棕櫚縄(しゅろなわ)で縛っている部分、麻布(あさぬの)をクッションとして使用している部分は、とりわけ注意して観察します。

1月15日 カイガラムシ―7

あちこちの株に白い物体を発見して、マシン油乳剤を約200㏄使用し、15倍液で3ℓ  ほどを塗布しました。

 

関東の方からのメールで、「昨年伸びたシュートの表皮に赤黒い斑点が出ていますが、黒点病ですか?」という質問がありました。

「こんな感じですか?」と画像をお見せすると、「それ!」ということでした。

シュートの斑点ーダークベルベット

シュートの斑点―パレオ90

シュートの斑点ー早春

これは「凍傷」です。

品種によって斑点の出るものと出ないものとがあります。

我が家では、上の3品種はすべての株で冬期に必ず斑点が出ますが、病的なものではなく、春には正常なステムが伸び、5月には花が咲きますので、心配する必要はありません。

ただし、赤黒い斑点部分が表面より凹み、凹んだ部分が黒灰色に枯れるようであれば腐らん病の可能性がありますので、注意が必要です。

腐らん病

 

ツルばらの誘引から20日ほどが経過しました。

1月15日 ツルばらー1

枝を見ると、

1月15日 ツルばら―2

1月15日 ツルばら―3

随分芽が動います。

この状態で誘引作業をすると、枝が擦れた時に芽を欠いてしまいます。

もしもまだツルばらの誘引作業が終わっていない場合は、早急に誘引してください。

 

さて、次の土曜日(21日)は関西ばら会の総会及び新年会です。

ご参加くださる皆様、コロナにもインフルエンザにも十分ご注意くださり、お元気でお会いできますことを楽しみにしております。

久々の雨でした

1月6日、地植え株に冬の元肥(サングアノ+もみ殻堆肥)を与えて以来、初めての本格的な雨が昨日夕方から今日の午前中まで降り続き、やっと肥料が土になじんだ感じです。

1月14日 雨の後―1

1月14日 雨の後ー2

1月14日 雨の後―3

1月14日 雨の後―4

 

1月4日に接ぎ木した苗たちも、今のところ順調(だと思います)。

1月14日 接ぎ木苗―1

1月14日 接ぎ木苗―2

南向きの縁側に置いてありますが、暖房をかけて温度を上げるわけでもなく、ケースの中の温度が夜には0℃近くまで下がりますので、芽の動きはゆっくりです。

1月14日 接ぎ木苗―3

この株は5日前はこんな でした。

1月9日 接ぎ木苗(ハリニー)

また同様に、パラダイスも

1月14日 接ぎ木苗―4

この株も5日前はこんなん でした。

1月9日 接ぎ木苗(パラダイス)

私は「節」の部分を穂木として使うことが多いのですが、「節」の部分の芽の動きは概して遅れます。

1月14日 接ぎ木苗―5

「節」の部分には表面的には見えない「伏し芽」が多くありますので、株が成長した暁にはベーサルシュートの「卵」がたくさんあるのではないかという気がします(素人考え?)ので、好んで「節」を穂木にしています。

そして、例の八甲田3株は、

1月8日 八甲田―1

1月14日 八甲田―1

1月8日 八甲田―2

1月14日 八甲田―2

2株とも、右を向いたり左を向いたりで、比較しにくいですね(笑い)。

しかし、芽が伸びて葉の展開が始まりそうな感じです。

そして「節」を穂木にしたものは、

1月8日 八甲田―3

1月14日 八甲田ー3

上の芽は成長が止まった感じですが、「節」の部分からはまた1つ、新しい芽が動き始めました。

 

明日は、少しは外の作業ができるでしょうか?

冬の作業……とりあえず終了

晴天、無風の祝日、体を動かすと汗ばむ日和でした。

年末年始関係なく、2週間以上連日続けてきた冬の作業に、本日ケリを付けました。

今シーズンは膝痛がひどく、手根管症候群の手術直後だった3年前の冬に続いて「果たして作業を完遂できるかどうか?」と心配していましたが、何とか終了できました。

この間に愛用のカメラが故障・中古カメラを急遽購入するというトラブルもありましたが。。。

 

15日間かかって行った作業を、先ほど改めて撮影しました。

まずはツルばらの誘引からスタートしました。

1月9日 ツルばら―1

1月9日 ツルばら―2

1月9日 ツルばら―3

極太のツルに顔面をパンチされ大出血をしたのは、12月26日でした。

 

次いで鉢の土替え……これが年間の作業の中で最も重労働ですが、

1月9日 土替えを終えた鉢―1

1月9日 土替えを終えた鉢―2

1月9日 土替えを終えた鉢―3

1月9日 土替えを終えた鉢―4

1月9日 土替えを終えた鉢―5

1月9日 土替えを終えた鉢―6

8号鉢は一日に40鉢の土替えが可能ですが、10号鉢は20鉢がやっと。

ジジイになった今、できる限り10号鉢は減らさなければと実感しました。

 

さらに、地植え株(約80株)への冬の元肥入れ。

1月9日 地植え―1

1月9日 地植え―2

1月9日 地植え―3

1月9日 地植え―4

1月9日 地植え―5

1月9日 地植え―6

1月9日 地植え―7

1月9日 地植え―8

この左奥に見える石垣の上が、作業場としてお借りしていた畑ですが、

1月9日 作業場撤収

使用済みの用土は畑を作っている皆さんに使っていただきました。

ブルーシートを撤去して、畑の作業場は撤収完了。

また、仮剪定した枝の後片付けでは、いつものようにガーデンシュレッダーがフル稼働でした。

1月9日 ガーデンシュレッダーの後片付け

 

そして1月4日に今シーズンの接ぎ木をしました。

透明の衣装ケースに入れ、日当たりの良い縁側に置いてあります。

1月9日 接ぎ木苗―1

1月9日 接ぎ木苗―2

蓋(ふた)の開け閉めで温度調節をしますが、20℃前後になることを心掛けています(昨日はうっかり33℃にしてしまいましたが)。

接ぎ木後まだ5日しか経過していませんが、芽が動き始めた気配を感じます。

1月9日 接ぎ木苗―3

1月9日 接ぎ木苗―4

1月9日 接ぎ木苗―5

1月9日 接ぎ木苗ー6

一方、苦労して手に入れた穂木を12月18日に接ぎ木した「八甲田」ですが、細い・貧弱などと書いてきました。

どれほど細いかが分かりにくかったと思います。

こんな風に並べたら、いかがでしょうか?

1月9日 接ぎ木苗―7

私が好んで穂木にする枝は直径6~8㎜の太さです。

左の「プリンセス ド モナコ」、右の「春芳」はそれぞれ「節」の部分を使って接いでいますが、「節」の部分は8㎜、枝は7㎜ほどの太さです。

それに比べて真ん中の「八甲田」は3㎜ほどの太さしかありません。

というわけで、この「八甲田」の接ぎ木が成功したら「天狗になる」と申し上げている次第です。

 

はてさて、通常は土・日のみの更新をしている当ブログですが、年末年始の「ばら作業休暇」の間は、出来る限り詳細にその日の作業を紹介しようと思って頻繁に更新してまいりました。

明日もう一日、休みを取ってありますが、病院や整体を巡って体のメンテナンスをします。

そして明後日以降、社会復帰して京都通いを再開します。

社会生活に順応するまで、リハビリが1週間は必要だと思います。

ばら作業休暇も残りわずか

陽射しの温かい一日でした。

午前中、あれやこれやと買い物に出かけたのですが、透明の衣装ケースに入れて南向きの縁側に置いてある接ぎ木苗、うっかりケースの蓋(ふた)を閉めたまま出かけていました。

昼に帰宅すると、ケースの中は33℃……接ぎ木苗に早くも真夏を経験させてしまいました。

そんな中、例の細い細い穂木の「八甲田」ですが、今日で接ぎ木後ちょうど3週間です。

12月31日に、

12月31日 八甲田―1

こんな姿だった苗は、

1月8日 八甲田―1

こうなりました。

穂木の乾燥防止のために巻いた接ぎ木テープ(ニューメデール)を突き破って芽が伸びています。

また、

12月31日 八甲田―2

この苗も今日は、

1月8日 八甲田―2

確実に芽が伸び始めています。

最後に「節」で接いだ苗も、

12月31日 八甲田―3

これが今日は、

1月8日 八甲田―3

「節」から出た芽が、接ぎ木テープの中で伸び始めています。

3株中1株でも活着すればよいと思って接いだものですが、3株とも活着している様子です。

天狗になりかけている「接ぎ木名人」の鼻は、ピノキオの鼻くらいの高さになっています。

 

さて、今日はガーデンシュレッダーの登場です。

1月8日 ガーデンシュレッダー 1

写真奥にあるのは、ツルばらと地植えの仮剪定をした枝たちです。

一方、

1月8日 ガーデンシュレッダー 2

こちらは鉢の土替えの際に切り落とした枝たちです。

作業をしていた畑から下ろしてきました。

夕方には、ばら枝の処理は完了。

1月8日 枝の処理ー1

1月8日 枝の処理ー2

ばらの枝はすべて処理できましたが、秋に枯れてしまった樹齢30数年の沈丁花があります。

1月8日 枯れた沈丁花

株元は直径15㎝近くありますが、明日はこの枯れ枝の処理をしなければなりません。

 

12月24日から(28日を除いて)ず~~~~ッと「ばら作業休暇」を取って冬の作業に専念して来ました。

10日(火曜)までの休暇ですが、そろそろフィナーレが近づいてきました。

防虫ネットを張るフレームの補強を考えていましたが、ちょっと時間が足りません。

 

昨日、安い中古のカメラ(ボディーのみ)を入手しました。

今日撮影した画像は、その「おnew」(いや、中古!)のカメラで撮影しました。

素数もほぼ同じ、レンズはこれまでと変わっていませんので、画像に大きな変化はないでしょうか?

冬の元肥を入れました

暖かく穏やかな一日でした。

明日の午前中は雨の予報が出ていますので、その前に是非とも元肥を入れようと思い、朝から「ばら藪」と格闘しました。

 

まず、地植え株を固定するために株周りに差し込んで枝を縛っているポール(農竹)を全部抜きます。

ばらの根元を掘り返す時にポールは邪魔になるからです。

抜いた農竹

雑然としていますが、今後時間のある時に、長さ別に整頓します。

 

次に、1.5m以上に茂っている枝を1m程度にバッサバッサと仮剪定します。

剪定箇所は、芽の有無は全く関係なし。

樹高だけを考えて切ります。

あと1ヶ月もすれば「春花剪定」で芽の位置を確認しながら剪定しますので、今はとにかく樹を低くするだけです。

仮剪定前

仮剪定後

仮剪定後―2

仮剪定後―3

 

冬の元肥と言えば、市販のばら栽培書ではN:P:K=1:3:1になるように、骨粉や油粕などの有機肥料を中心に与える……というように書いてあります。

しかし、しばしば申し上げるように、私はそのような施肥はしません。

今の時期にN(窒素)を与えてしまうと、それが分解してばらが吸収するのは4月以降になり、5月の花期にNが残っていて花形が乱れるうえに花色がボケる……科学的・農学的に正しいかどうかは知りません。

ただし、私自身の30数年のばら作りで体得した「自己流」では、冬の元肥には極力Nを控え、その代わり1年間分(と言っても良いほど多量)のP(リン酸)を与えます。

ばらが必要とするK(カリウム……草木灰や硫酸カリなど)は冬に与えても構いませんが、私はNと併せて5月末~6月初旬の梅雨入り前に与えます。

元肥を入れました - 関西ばら会 (hateblo.jp)

今日施した肥料と有機物は、

冬の元肥

P肥料としてサングアノ(本当はバッドグアノを使いたいのですが高価なため、こちらを使っています)……これを1株に500g。

土壌改良の有機物としてもみ殻堆肥(浜松の宮本肥料製)を、1株に5~6ℓ。

(2%程度のNが入っていますので、大量投入は避けます。)

それぞれの分量は厳密に計量する必要はありません。

「この株に500gのサングアノを与えた」と思っていても、地植えの株は隣・近所から別の株の根が伸びていたり、こちらからつまみ食いに根を伸ばしたりしていますので、計量は無意味です。

多肥品種・寡肥品種を確実に区別して施肥するためには、鉢植えにしなければなりません。

というわけで、このサングアノともみ殻堆肥を株間に撒きます。

サングアノともみ殻堆肥を撒く

ここにスコップを差し込んで大雑把に土と混ぜ合わせます。

深さはスコップの刃の長さ……20~25㎝程度です。

当然、太い根を切ってしまうこともありますが、構いません。

いや、根が切れるとそこから新たな根が発生しますので、むしろ切れた方が良いとも言われています。

大雑把な攪拌終了

土が掘り返されて盛り上がっていますが、雨が降ったりして1ヶ月もすると落ち着きます。

施肥終了―1

施肥終了―2

何とか雨の日の前日に施肥作業を完了できました。

 

鉢の土替えの際に鉢を軽くするために1ヶ月間灌水をしない、そのために樹皮が皺(しわ)だらけになる株があると、1月3日に書きました。

その時の画像が、

皺だらけの株ー1月3日

でしたが、今日はこうなっています。

皺だらけだった株……復活-1月6日

完全に復活しています。

実は植え替えて充分に灌水すると、5~6時間で皺が減り、丸一日で完全復活するのが普通です。

 

さて、残った作業はツルばらの誘引以降、鉢株及び地植え株の仮剪定で発生した大量の枝の処理です。

月初めの土曜日(明日)は病院巡りの日ですので、ばらの作業はできません。

日曜日以降、天気と相談しながらガーデンシュレッダーで処理する予定です。

 

故障したカメラは修理に3万円必要とのこと。

安いカメラにそれほどの修理費を出すのはアホらしいので、同じように安い中古カメラを購入することにしました。

2~3日で入手できそうです。

本日の画像はコンパクトデジカメ使用でした。

 

接ぎ木をしました(2023年版)

昨日までの弱い風とは違い、一転、今日は晴天ながら強風注意報。

明石のアメダスでは、16時53分に西の風15.5m/sec を記録しています。

もしも今日まで鉢の土替えが残っていたら、作業を中止していた強風です。

(風で土が舞い上がって、作業ができません。)

 

というわけで、土替え作業を気にすることなく、今日は暖かい部屋で接ぎ木をしました。

暖かい部屋……というのは、パラフィンを湯煎するために石油ストーブを使いますので、作業をした南向きの縁側は桜の咲くころの気温でした。

接ぎ木コーティング用パラフィン

畑から掘り出した台木

……で、この後、剪定ナイフを研ぐところから始まり、接ぎ木の手順、ビニールポットへの植え付け、灌水の仕方等々、100枚ほど写真を撮ったのですが、な、な、なんと!カメラが故障していました。

撮影中、頻繁にエラー表示が出て気になってはいたのですが、パソコンに画像を取り込んでみると、すべてグレー……

ネット検索してみると「Err表示は、ボディーのシャッターユニットなどに不具合が発生した際に表示されます。ニコンプラザでは修理できないので修理工場送りになり、通常は修理完了まで10日前後かかります。」ということです。

(明日、カメラのキタムラにカメラを出しに行きます。。。トホホ)

仕方なく、接ぎ木作業がすべて終わり、透明の衣装ケースに収まった状態を、先ほどコンパクトデジカメで撮影しました。

接ぎ木完了―1

接ぎ木完了―2

接ぎ木の手順は、昨年1月1日の記事、
接ぎ木しました - 関西ばら会 (hateblo.jp)

をご覧ください。

 

カメラの修理が終わるまで、画像がお粗末になるかもしれません。

どうぞ悪しからず。。。

鉢の土替え完了

やっと終わりました、土替え作業。

12月27日スタートで、28日は一日休み、29日~1月2日は丸一日中、そして本日午前中……合計6日半の作業でした。

途中、強烈な季節風の日に接ぎ木をするのが例年のパターンですが、この年末年始は好天続き、しかも作業を中止するほどの風も吹かず、連日、よ~~働きました。

 

作業が終了した鉢たちの様子です。

土替え終了―1

土替え終了-2

土替え終了―3

土替え終了―4

土替え終了―5

土替え終了―6

土替え終了―7

というわけで、膝痛に耐えながらの重労働は、ひとまず終了です。

第1作業場としてお借りしている坂の上の畑は、

土替え終了―8

土の山(中央)と、仮剪定で切り落とした枝(土の右上)とその左の小さな茶色い山は切り落とした根。写真左奥に淡路島が写っています。

 

この土替え作業で、坂の上の畑に鉢を運び上げるために、12月に入ってから水を切って軽くしてあります。

1ヶ月以上水遣りをしていませんので、土も乾いていますが、ばらも乾いて軽くなっています。

多くの枝は、皺(しわ)が入るほどカラカラです。

皺(しわ)だらけの枝

これほど乾いた枝も植え替え終了後十分に灌水すると、5~6時間でふっくらとした枝に戻ります。

株にこんなストレスを与えない方が良いだろうとは思いますが、植え替え作業の負担を考えると、やはり鉢は軽くせざるを得ません。

 

残りの冬の作業は、接ぎ木と冬の元肥(バットグァノ+もみ殻堆肥)入れの作業。

お天気と体力とを考え併せて、明日以降、行います。

新年も土替え

あけましておめでとうございます。

本年も関西ばら会及び当ブログをよろしくお願いいたします。

 

昨年末から好天に恵まれ、12月27日にスタートした鉢の土替え作業は、28日の出勤日を除いて一日も休むこともなく(否、一日も休ませてもらえず)、大晦日も元日も関係なく継続しています。

昨日(元日)はさすがにヘロヘロになり、ブログの更新もせずに寝てしまいました。

まずは、昨日の作業の進捗状況です。

1月1日 その1

1月1日 その2

厄介な10号鉢の土替えはほぼ終了……フロリバンダ種を植えてあるものが6鉢残っています。

1月1日 その3

まだ作業が終わっていないのは、フロリバンダ種を中心に約60鉢でしょうか?

以上が、本来ならば昨日のブログで書くはずだった作業報告です。

 

そして今日も朝から土替え作業を続行。

1月2日 その1

1月2日 その2

1月2日 その3

というわけで、残りはこれだけ

1月2日 その4

20鉢ちょっとです。

明日の午前中で土替えが完了しそうです。

 

例年ならば、鉢の土替えの最中に季節風が吹き荒れる日があり、その日を接ぎ木作業の日にしているのですが、この年末年始は天気が安定しているために、その時間を持つことができません。

穂木が冷蔵庫の野菜室で眠ったままです。

好天に文句を言うのは罰当たりですが、この年末年始はよ~~く働かせていただき、膝はもちろん腰も肘もガクガクになっています。

おまけに昨日は、左奥歯のブリッジの台になっている歯が根元から折れて、口の中は大惨事になっています。。。痛みはないので、ばらの作業には差し支えませんが。

 

何はともあれ、明日は鉢の土替え完了の報告ができそうです。

大晦日も土替え

2022年最後の日も、朝から鉢の土替え作業でした。

今年の1月1日のブログを見ますと、元日も丸一日土替えをしているようです。

接ぎ木しました - 関西ばら会 (hateblo.jp)

土替えに始まり土替えで終わる一年でした。

まあ、今年に限らず毎年この時期は鉢の土替え作業のため、大晦日も元日も関係ない生活をしておりますので、強風が吹かない限り土替え作業の年末年始です。

 

さて、今日のお相手は10号鉢ばかり。

愛用の「台車マシーン」には6鉢載せます。

10号鉢は6つ積載

8号鉢10~11個よりはるかに重く、第1作業場である畑への急坂は息も絶え絶え、キツイです。

さらに、8号鉢に比べ1鉢に3倍ほどの用土を必要としますし、伝家の宝刀マグアンプK も8号鉢(120g程度)の倍の量(250g程度)を投入します。

10号鉢のマグアンプK(シャベル2杯)

10号鉢は、体力的にも経済的にも優しくありません。

昨日、会員ではない一般の方から「鉢植え後の灌水の仕方が分からない」というメールを頂戴しました。

(非会員の皆様もご不明のことがございましたら、コメント欄に書き込みしてください。私のわかる範囲でお答えいたします。)

こうします  

潅水方法

深いバケツ等(私は120ℓ入りのポリバケツを使っています)に鉢が70%ほど沈む深さに水を張り、鉢をドブリと浸けます。

さらに上からウォータースペースいっぱいまで水を入れます。

するとしばらくの間、鉢土の中からブクブクと泡が出ますが、放置します。

ウォータースペースの水が鉢土内に浸み込んで落ち着いてから(ぎっくり腰に注意しながら)鉢を引き上げます。

少しの間、土の上に置いて鉢底から水が出なくなるのを待ちます。

この時、鉢土の表面に極端にへこんだ部分があれば、用土を補充します。

以上で土替え後の灌水は終了です。

 

というわけで、夕方までかかって24株の植え替え(うち2株は廃棄処分)を終えました。

12月31日 鉢の土替え4日目終了ー2

昨日次男に運び上げてもらった用土も、半分が無くなりました。

12月31日 植鉢の土替え4日目終了ー2

なお、昨日のコメントに当会会員の rose2021 さまから「台木の接ぎ木した部分から抜けるように外れ」たという報告がございました。

秋花を咲かせたほどの株が台木から外れるという事例は、私自身、経験がありません。

昨年大晦日の接ぎ木の様子を、先ほど同様、今年の1月1日に

接ぎ木しました - 関西ばら会 (hateblo.jp)

としてご紹介しましたが、そのモデルになったのがメルヘンケーニギンでした。

2021年 大晦日の接ぎ木

この株が現在はこうなっています

2022年12月31日 メルヘン

その接ぎ口は、

接ぎ木の接ぎ口

穂木が台木の中に刺さったような感じで完全に一体化しています。

これは絶対に「抜ける」ということはありません。

ところが、5月の下旬に購入した新苗は生育がよくありません。

5月下旬に購入した新苗

その台木と穂木の接ぎ口は頼りないほどちょっと「付着」しているだけでした。

生育の悪い新苗の接ぎ口

こんな感じの株であれば、穂木が台木から抜けることもあるのかな?(実際には抜けませんが)と思った次第です。

この新苗は、5月の展示会でこの品種を見て気に入り、慌てて注文したものです。

しかし、新苗は遅くとも4月中旬までに植えないと、その後の生育が思わしくありません……と多くの栽培書に書いてある通り、結局貧相な株になってしまいました。

やはり新苗は早い時期(4月上旬。できれば3月末まで)に植えないとダメです。

その点、自分で接ぎ木したものは早い時期に、鉢でも地でも植えられますので、後の生育は良いと思います。

 

例の貧弱な穂木を使った「八甲田」の接ぎ木ですが、今日は接ぎ木後14日目です。

八甲田の接ぎ木―1

3株接ぎ木していますが、①は

八甲田の接ぎ木―2

先週はこうでした。

12月24日ー1

②は

八甲田の接ぎ木―3

先週はこうでした。

12月24日―2

そして③は

八甲田の接ぎ木―4

「節」の部分を穂木にしましたので芽の動きが遅く、先週は全く動いていませんでしたが、この1週間で少し動いたようです。

はてさて、私が「接ぎ木名人」なのか「接ぎ木迷人」なのか、まだまだ結論が出ませんが……内心ちょっと期待しています。

 

明日は新年……でも、土替え作業を続けます。

 

ではでは皆様、本年も自分勝手な栽培法にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

来年も引き続き、よろしくお願いいたします。

 

どうぞよいお年を~~

鉢の土替え 3日目

晴天が続いてありがたいのですが、今日は少し西風が強く、常に毎秒6~7m(最大瞬間風速は14時48分に12.7m/sec)。

植え替え用の土が風に舞って、目や耳に入って作業が捗(はかど)りません。

(鼻はマスクでガードしていますが。)

おまけに、今日は10号鉢が少し混じっていましたので、余計に時間がかかりました。

12月30日 その1

12月30日 その2

合計35鉢くらいでしょうか?

明日は10号鉢の群れに突入します。

10号鉢の群れ

1日で20鉢程度のスピードになると思います。

ただ、昨日帰省した次男が、午前中に3日分の用土をガレージから運び上げてくれましたので、大晦日・元日関係なしで土替えに集中できそうです。

土替え用土

鉢の土替え作業……まだまだ続きます。