関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

ツルばらの「梅雨明け剪定」

4連休最終日、ツルばらの「梅雨明け剪定」を行いました。

 

我が家のツルばらは四季咲きの品種がメインですが、2番花が終わる梅雨明け頃にバッサリと剪定してしまいます。

理由は2つ。

1つは懸崖作りにしているため、ツルの先端は根(植わっている地面)よりも下まで伸びています。

そのため垂れ下がった枝葉の衰弱が早く、病気(特に黒星病)や害虫の元凶になりがちです。

2つ目は、通路(階段)の上にツルを誘引し「ばらのトンネル」状にしている部分があります。

するとその下が陰になり、鉢を置くことが出来ません。

1月に接ぎ木した新苗たちがそろそろ1人前になり、居場所を確保しなければなりませんので、トンネルを解消して日当たりを確保し、そこに並べようという魂胆です。

 

ということで、世間の皆様はあまりなさらないと思いますが、私はこの時期にツルばらの2年目の枝を根元からバッサリと剪定し、今年発生したシュートだけにしてしまいます。

ただ剪定の時に注意すべきは、古枝だと思って根元から切ったところ、立派なシュートがバサッと落ちること……そう、古枝の途中から立派なシュートが出ていることがよくありますので、十分確認してから切る必要があります。

今日も立派な途中シュートを3本、犠牲にしてしまいました。

f:id:kansairose:20210725185413j:plain

剪定前 1

f:id:kansairose:20210725185433j:plain

剪定前 2(階段のトンネル)

f:id:kansairose:20210725185546j:plain

剪定後 1

↑ 奥(右)のツルばらは剪定していません。

これは「つるデンティベス」ですが、晩秋になると実が柿のような色になり非常に美しいので、冬の剪定まで放置します。

f:id:kansairose:20210725185609j:plain

剪定後 2(トンネル跡)

12月に誘引する枝だけが残っています。

その枝は今後まだまだ伸びますし、根元から古枝を切ったショックでさらに新しいシュートもたくさん出ます。

剪定した枝はガーデンシュレッダーで処理し、明日以降ゴミとして出します。

f:id:kansairose:20210725202621j:plain

ガーデンシュレッダー

なお、ツルばらの「梅雨明け剪定」は皆様にお勧めしているわけではありません。

我が家のツルばらが懸崖作りであるという特殊事情により行っている作業です。

 

ちなみに

百科バラづくり 京阪園芸著 ひかりのくに株式会社 1995年改訂初版

には、「つるバラの夏の剪定」(P.56)という記事があります。

6月終わりころの作業として紹介されています。

私の場合は「四季咲きツルばらの梅雨明け剪定」と呼ぶことにしています。

 

さて、今日の剪定中にこんなヤツも捕まえました。

f:id:kansairose:20210725201545j:plain

ゴマダラカミキリ ♀ 1

f:id:kansairose:20210725201459j:plain

ゴマダラカミキリ ♀ 2

オスに比べて虫体が大きく太く、ヒゲが短い(体調の1.5倍以内)のが特徴です。

オスはいくら退治してもテッポウムシ発生には関係ありませんが、メスを捕まえることが出来たのは、喜ばしい限りです(もう産卵後かもしれませんが……)。

もちろん記念撮影後、剪定鋏で縦に真っ二つ!

参考までに過去に撮影したオスの写真です。

体が薄っぺらくて小さく、ヒゲの長さが体長の2倍ほどあります。

f:id:kansairose:20210725202224j:plain

ゴマダラカミキリ ♂ ヒゲの長さが体長の2倍

 

さて、今日採花した3番花の中で多少はエエ感じに咲いたものを、例によって並べておきます。

f:id:kansairose:20210725202900j:plain

シーア ブリス

本来の大きさ(花径17㎝以上)には程遠い小さな花ですが、それなりの気品があります。

 

f:id:kansairose:20210725203152j:plain

モンシェリ

ダブル  ディライトの交配種ですが、本来は日に当たった部分は濃い紅色、中心は淡い桃色……という配色ですが、真夏ゆえ「別人」になっています。

5月にはこんな感じ 

f:id:kansairose:20210725203611j:plain

モンシェリ 5月4日

 

次、花芯はグチャグチャですが、

f:id:kansairose:20210725203829j:plain

高雄

 

次、本来の色よりも黄味を帯びていますが「ガーパー」です。

f:id:kansairose:20210725203947j:plain

ガーデンパーティー

ガーパーは「血筋」により良花・駄花の差が大きいようです。

我が家には2株のガーパーがありましたが、1株は抜群の良花、もう1株は駄花のガーパーです。

その良花の株は5年ほど前に枯れ、現在は駄花のガーパーしか残っていません。

さっさと引退させたいのですが、樹齢35年、巨大な株(株元は直径30cm)になっていまして、何度か抜こうとしましたが、抜けません。

その駄花の株に咲いた1輪です。

これだけ陽射しの強い時期に咲いても紅の発色がイマイチ、いやイマサン。

サヨナラ出来ずに定位置に居座り続ける株になっています。

 

フロリバンダ種を2つ並べます。

f:id:kansairose:20210725205024j:plain

ペルニールポールセン

 

f:id:kansairose:20210725205047j:plain

衣香

 

今日咲いた花を家内がクリスタルグラスの花瓶に活けました。

f:id:kansairose:20210725205317j:plain

ブルーシャトー・マダムケイコなど

 

さて、一昨日(8月1日 講習会開催)の記事の中でご紹介した花の写真、今日の花の写真でもお解りいただけると思いますが、スリップスの被害は完全になくなっています。

先週の「ディアナSC+カスケード」という切り札薬が、見事に奏功しています。

そこで、今週の定期薬剤散布は「通常モード」になっています。

f:id:kansairose:20210725205830j:plain

7月25日 定期薬剤散布

サンヨール乳剤(殺菌剤)……200CC

アファーム乳剤(殺虫剤)……100CC 

ジェイエース水和剤(殺虫剤)……100g

バイオ アクト(ダニ忌避)……100CC 

アプローチBI(展着剤)……100CC 

水……100ℓ

 

明日からも猛暑が続きそうです。

皆様、どうぞご自愛ください。

8月1日 講習会開催

連日の猛暑日ですが、皆様、お変わりございませんか?

さて、タイトル通り8月1日の講習会を開催します。

いつものように、長居植物園 花と緑と自然の情報センターにおいて、

14:00~16:00 の予定です。

今回は真夏の管理と夏剪定、及び9月の管理がテーマです。

皆様、暑さとコロナの対策を十二分になさったうえで、ご無理のないようにお出ましください。

関西ばら会員以外の皆様は、いつものように

花と緑と自然の情報センター ℡ 06-6694-8788

にお申込みをお願いいたします。

お問い合わせも同じ電話番号です。

また、 kansaibarakai@yahoo.co.jp

にメールを戴けば、私がお返事いたします。

 

猛暑の中で3番花が盛んに咲いています。

f:id:kansairose:20210723174445j:plain

7月23日 朝

真夏の花は極めて派手な発色をしますので、関西人好みだと思います。

全国大会ではしばしば「関西の花は色が濃すぎて下品だ」と言われましたが……

その最たるものがコンフィダンスだと思います。

f:id:kansairose:20210723172705j:plain

7月23日朝 コンフィダンス 1

さすがにこの時期、花芯には難がありますがエエ色が出ていると思います。

↑ 写真に写っている下の花は花径が15㎝近くあります。

f:id:kansairose:20210723172907j:plain

7月23日朝 コンフィダンス 2

10月下旬の秋のコンテストでもこの大きさでこの色が出れば嬉しいのですが、そうは問屋が卸さない……というのが、ばら栽培の面白いところです。

「集合写真」を撮ったものがもう一種。そどおり姫です。

f:id:kansairose:20210723173732j:plain

7月23日朝 そどおり姫 1

気温が高いためでしょうか、本来の白色よりも黄味が強く出ています。

 写真に写っている右下の花です

f:id:kansairose:20210723174007j:plain

7月23日朝 そどおり姫 2

f:id:kansairose:20210723174914j:plain

5月14日 そどおり姫

5月の花はこんな感じ です。

それにしても、コンフィやそどおり……古い花ばかりですね(笑)

ついでに古い花(1969年)をもう一つ。

f:id:kansairose:20210723174350j:plain

エリザベス ハークネス

花芯が「キャベツ」になっていますが、ゆったりとした花形は本領発揮です。

 

香りの品種では、

f:id:kansairose:20210723175356j:plain

夜間飛行

この時期、フロリバンダ並みに小さな花になっていますが、相変わらず強香です。

 

f:id:kansairose:20210723175556j:plain

マダム ケイコ

岐阜の倉地さん(関西ばら会の会員です)の作出花。

蕾の時はグチャグチャで「何じゃ、コリャ!」という感じですが、開花するとスッキリした花形になる不思議な花です。

藤色に弁端のワインレッドがお洒落で、職場でもご近所でも評判の良い花です。

 

写楽」は何度かご紹介した品種ですが、今朝もエエ花が咲いていました。

f:id:kansairose:20210723182121j:plain

写楽

夏場でも花弁数があまり減らないようです。

 

次は 林駿三氏作出の「秋津島」。

栽培者は少ないかもしれません。

f:id:kansairose:20210723182335j:plain

秋津島

 

フロリバンダを1種。

f:id:kansairose:20210723182538j:plain

ショッキング ブルー

猛暑下では香りは衰えますが、派手な発色をします。

 

そして、我が家の秋の主役も花芯がきれいにまとまり始めています。

f:id:kansairose:20210723182809j:plain

魅惑

夏の終わりに葉を落としやすい品種ですので、鉢植えはやや日陰のできる場所で養生させています。

 

強烈な日差しの中、我が家の鉢植えはコンクリートの上に置いていますので、時々「葉の日焼け」を生じます。

f:id:kansairose:20210723183131j:plain

夏の陽射しによる日焼け 1

日焼けというより「火傷(やけど)」です。

f:id:kansairose:20210723183342j:plain

夏の陽射しによる葉焼け 2

f:id:kansairose:20210723183454j:plain

夏の陽射しに拠る葉焼け 3

葉裏まで「焼け爛(ただ)れた感じ」になっています。

ちなみに、ダニはいません!

 

明日も午前中はばらの作業をするつもりです。

皆様、熱中症には十分ご注意を。

私も気をつけます。

真夏の陽射しの中で

朝から蝉の声が賑やか。まさに真夏の到来です。

前ブログ担当のY君のコメント(昨日の記事のコメント)にもありますように、午後から近畿各地で激しい雷雨、場所により竜巻注意情報も出ていたようです。

しかし、当地・明石は古来雨の少ない土地(だからこそ、多くの溜池があります)で、「局地的な豪雨」という時も「局地外」になることが多くあります。

今日の午後も、淡路島方面には黒い雲がありましたが、我が家ではほんの1~2分パラパラと来た程度で、予定通りの薬剤散布が出来ました。

 

まずは朝の様子。

昨日、2~3分咲きの花はすべて採花しましたが、この時期はあっという間に次の花(矢印)が咲きます。

f:id:kansairose:20210718180917j:plain

7月18日朝 地植え

f:id:kansairose:20210718181047j:plain

7月18日朝 鉢植え

これらは「3番花」です。

さすがに「エエ花」は少なくなりますが、マンマイちゃんの花(仏壇花)には十分で、毎日取り換えています。

(今、家内からクレームが入りました。「これでは自分が取り換えているみたいだ」と。ええ、取り換えているのは奥様でいらっしゃいますです、ハイ。)

f:id:kansairose:20210718181333j:plain

ロージクリスタル

f:id:kansairose:20210718181357j:plain

ミスターローズ

f:id:kansairose:20210718181418j:plain

ホット神崎

f:id:kansairose:20210718181442j:plain

コンフィダンス

f:id:kansairose:20210718181457j:plain

シー ジャック

f:id:kansairose:20210718181518j:plain

プレイ ガール

そして、まだミカンキイロアザミウマの被害も残っています。

f:id:kansairose:20210718182421j:plain

ゴールデンハート

 

そこで、昨日の記事で「切り札薬」と申し上げましたのが、今日の薬剤メニューです。

f:id:kansairose:20210718182636j:plain

7月18日

ポリオキシンAL(殺菌剤)……40g

ディアナSC(殺虫剤)……40CC 

カスケード乳剤(殺虫剤)……100CC 

バイオ アクト(ダニ忌避)……100CC 

アプローチBI(展着剤)……100CC 

水……100ℓ

 

殺虫剤のディアナSCの花卉類・観葉植物の適用病害虫は「アザミウマ類」となっております。

通常この表記の場合は、「ミカンキイロアザミウマ」「ミナミキイロアザミウマ」の適用はないことになります。

しかし、機会があれば以下の論文を御覧下さい。

 

いちごのアザミウマ類防除にディアナSCが有効である(nagano.lg.jp)

https://www.pref.nagano.lg.jp/nogi/sangyo/nogyo/gijutsu/fukyugijutsu/201502/documents/1502h24.pdf

 

Taro-H23情報-園芸環境-虫害(宮 (pref.miyagi.jp)

https://www.pref.miyagi.jp/uploaded/attachment/200708.pdf

 

私自身も数年前から気づいていましたが、ディアナSCはある程度ミカンキイロにも効きます!

ただ、コテツやスピノエースほどの確実性はありませんので、ディアナSCを使用する際は、さらにカスケード乳剤(IGR剤=脱皮阻害剤)を混ぜることにしています。
IGR剤は遅効性で、成虫には全く殺虫効果がありません。

しかし産下卵は孵化しなくなりますし、また幼虫が成虫になろうとしても脱皮できなくなります。

かつ、脱皮しないクモなどの益虫には無害ですし、人体にも毒性が極めて低い上に、害虫の薬剤抵抗性が付きにくいので、非常に優れた薬品だと思います(自宅でエビ・カニ類を育てている場合は要注意ですが)。

カスケードには浸透移行性がありますので、薬剤の掛け残しが出やすいツルばらなどでも使い勝手が良いと思います。

今回の我が家のミカンキイロ騒動は、今日の薬剤散布で一件落着だと思っています。

しかし、もしもカスケードの効果がなければ……フフフ、さらに奥の手があります。

同じIGR剤で、マッチ乳剤がひかえています。

ミカンキイロに対しては、コテツフロアブル+マッチ乳剤が最後の砦(とりで)になりますが、未だかつてそこまで攻め込まれたことはありません。

さて、果たして来週の薬剤散布はどうなりますことやら。。。

 

なお、ほとんどの皆様がお気付きのこととは思いますが、ディアナSCはオオタバコガの特効薬であり、カスケード乳剤もオオタバコガに対して高い防除効果があります。

つまり今回の薬剤散布は、ミカンキイロとオオタバコガの両方を意識したレシピです。

さらにお気づきの方もいらっしゃるでしょう、今日の散布薬剤のうちポリオキシンALとカスケード乳剤はハダニの適用登録があります。

我が家は長年のバイオアクトの使用により、ハダニの発生はほどんどなくなっていますが、梅雨明けのこの時期ゆえ、ポリオキシン+カスケード+バイオアクトでダニ対策を意識していたのは言うまでもありません。

(殺菌剤でハダニ対策になるものには、サンヨールもあります。次回使うかもしれません。)

ついでながら、薬剤抵抗性に関しまして、この数年アファーム乳剤の効きが悪くなっていると感じていました。

特にミカンキイロアザミウマに対しては、10数年前ほどの劇的な効果が見られません。

どうやら日本各地でそのような報告があるようです。

 

Taro12-25H14参考チ-園芸環境-虫 (pref.miyagi.jp)

https://www.pref.miyagi.jp/uploaded/attachment/70024.pdf

 

普及に移す技術刊行要領(改正H8.4.1) (pref.miyagi.jp)

https://www.pref.miyagi.jp/uploaded/attachment/685975.pdf

 

アファーム乳剤はオオタバコガに対しては(今のところ)よく効きますので使用価値は高いと思いますが、ミカンキイロに対してはちょっと注意を要する……と心得ておく必要があります。

近畿地方 今日梅雨明け

今日午前、近畿地方の梅雨が明けたらしいという発表がありました。

62日間の梅雨、近畿にとっては観測史上最長だそうです。

 

f:id:kansairose:20210717204536j:plain

梅雨明けの青空 1

f:id:kansairose:20210717204613j:plain

梅雨明けの青空 2

2番花がほぼ終わり、庭には花が少なく青々としています。

f:id:kansairose:20210717205256j:plain

7月17日朝 1

f:id:kansairose:20210717205430j:plain

7月17日朝 2

f:id:kansairose:20210717205510j:plain

7月17日朝 3

 

そんな中で、ちらほら咲いていた花たちですが、先週の定期薬剤散布 コテツ+スピノエースが効いて、ミカンキイロアザミウマ(+ヒラズハナアザミウマ?)の被害は随分改善されました。

f:id:kansairose:20210717204820j:plain

サンティー

f:id:kansairose:20210717204841j:plain

ユートピア 

f:id:kansairose:20210717204911j:plain

写楽

f:id:kansairose:20210717204928j:plain

みつえ

f:id:kansairose:20210717205001j:plain

サーシャ

f:id:kansairose:20210717205019j:plain

ヨハネパウロ2世

f:id:kansairose:20210717205046j:plain

ピンクラスタ

ただし、まだ気になる花もありました。

f:id:kansairose:20210717205736j:plain

メルヘンケーニギン

f:id:kansairose:20210717205757j:plain

パパメイヤン

色の濃淡を問わず、矢印部分がイジケたりシミが出たりしています。

 

さらにひどいモノ

f:id:kansairose:20210717205949j:plain

パスカリ

拡大するとかなり鮮明に写っていてワクワクしています。

完璧にミカンキイロです!

 

さらに、やっぱり生きているコイツ!

f:id:kansairose:20210717210558j:plain

オタバコガ

先週も書きましたが、汚い糞をまき散らしながら花びらを激しく食害します。

花びらだけではなく、葉がやられることもあります。

f:id:kansairose:20210717210754j:plain

葉のオオタバコガ被害

はてさて、コイツらをどう料理しようか?……って、どうやら私は害虫に対して意地になっているようです。

いや、ひょっとしたら害虫退治が趣味なのかもしれません。

 

本来ならば今日・夕方、定期薬剤散布をしても良いのですが、実は本日、丸一日かけて暑中見舞いのハガキを印刷したり、明石の魚を捌いて晩酌のお供を作ったり……と、ばらさん達を放置してしまいました。

で、定期薬剤散布は明日に延期しました。

梅雨が明けて雨の心配が少ないので、余裕で延期が出来ます。

明日は、ミカンキイロ+オオタバコガに「これ以上は無い!」という最強の切り札を使う予定です。

どんな薬剤か。。。フフフ、明日をお楽しみに!……って、自分自身に言っています。

梅雨明けを思わせる晴天でした

昨日までの天気予報とは裏腹に、今日は晴れました!それも梅雨明け並みの晴天でした。

(九州南部は、今日、梅雨明けしたらしい……とか。)

 

昨日のコテツ+スピノエースが功を奏し、本日はスリップスは全く気にならなくなりました。

ついでにオオタバコガも撃退出来た様子です。

(引き続き注意深く経過観察は続けます。)

f:id:kansairose:20210711194903j:plain

狭山路

f:id:kansairose:20210711194927j:plain

みつえ

f:id:kansairose:20210711194956j:plain

ノービー

f:id:kansairose:20210711195012j:plain

イーハトーブの風

 

さて、今日の作業は熱中症に気をつけながら、鉢植え株の無駄枝を整理して肥料を与えました。

f:id:kansairose:20210711181725j:plain

7月11日 作業前

f:id:kansairose:20210711181801j:plain

7月11日 作業後

分かりやすく1株をピックアップしてご紹介。

f:id:kansairose:20210711181932j:plain

整枝前

f:id:kansairose:20210711182033j:plain

整枝後

そして肥料(油粕の玉肥)を与えます。

f:id:kansairose:20210711182159j:plain

施肥

そんな作業を続けていると、トラブルを抱える株も見つかります。

f:id:kansairose:20210711182353j:plain

キャンカー発生

キャンカー(枝枯れ病)が発生しています。

矢印の所でカットします。それで終了……かと思ったら。。。

f:id:kansairose:20210711182610j:plain

根頭癌腫病

落ち葉を除去したところ、何とガン(矢印)発見!

f:id:kansairose:20210711182748j:plain

切除した根頭癌

f:id:kansairose:20210711182840j:plain

癌の切除痕

癌を切除した部分を、剪定ばさみの刃で深くえぐり取りました。

しばらく様子見ですが、経験上、95%以上の確率で再発するでしょう。

今年の12月の土替えの際に、恐らくサヨナラ~になるものと思います。

それにしてもこの株は昨年11月に購入したばかり。

たぶん苗業者の畑に在った時から癌が発症していたのだと思います。

その癌に気づかずに販売したものか、それとも癌を承知で販売したものか。

後者でしたら悪質ですが、いずれにしてもバラ苗業者としては失格だと思います。

(もしもこの株が、バラにあこがれて初めて栽培する人の手に渡ったとしたならば、大した花も咲かずに間もなく衰弱していく運命にあります。その初心者は落胆すると同時に「ばら栽培は難しい」と思い込んで栽培を諦める=バラ人口が一人減る……ということで、この販売業者は自分で自分の首を絞めたことになります。業者さんにはしっかりとした苗を販売してほしいと思う次第です。)

 

午後3時、約半数を終了したところで、汗みどろになってgive  up !

残りは来週の作業です。

雨間の作業

各地から梅雨末期の大雨情報が伝わってきます。

 

明石もこの1週間は雨続きで地中の酸素が不足しているのでしょうか、地植え株に不自然な落葉が発生しています。

f:id:kansairose:20210710200124j:plain

7月10日 地植えの落葉1

1番花を咲かせたステムの葉が黄変してパラパラと散っています。

f:id:kansairose:20210710200308j:plain

7月10日 地植えの落葉2

散った葉はきれいで、カビや斑点は発生していませんので、これは生理的な落葉であり、病気ではないと判断しています。

 

今日は夜明け前に雨が降りましたが、午前中は陽射しがあり葉が乾きました。

明日の天気がどうなるか分かりませんので、昼前に慌てて定期薬剤散布をしました。

 

今日の薬剤のターゲットは、まずはスリップス。

先週末のトクチオンは一時的にはミカンキイロアザミウマ(ひょっとしたらヒラズハナアザミウマ?)を黙らせましたが、その後、連日の降雨で効き目が弱くなったのか、この2・3日の間に咲いた淡色系の花は、弁端が汚れています。

f:id:kansairose:20210710182845j:plain

スリップス被害花

そこで今日は薬剤を変えて、コテツフロアブル+スピノエースにしてみました。

これで効果がなければ、次回は脱皮阻害(IGR)剤を使わなければならないのですが……

 

次、ついに出ましたオオタバコガ。

f:id:kansairose:20210710183644j:plain

オタバコガ幼虫1

汚らしい糞をまき散らしながら花弁を激しく食害します。

↓ は今日の画像ではありませんが、オオタバコガの幼虫は蕾に貫通痕を残します。

f:id:kansairose:20210710183949j:plain

オタバコガ幼虫2

成虫は冴えない茶色の二等辺三角形の蛾です。

f:id:kansairose:20210710184114j:plain

オタバコガ成虫

従来は日本列島南部・対馬屋久島など、ごく限られた地域のみの害虫でしたが、1980~90年代に日本各地で発生が認められるようになったモノです。

従来の殺虫剤(マラソンやスミチオン、オルトランなど)では効きませんので、オオタバコガの適用登録のある薬剤を使います。

オタバコガに関して、バラまたは花卉類の適用登録がある薬剤:

アクセルキングフロアブル(劇物)・アクセルフロアブル・アファーム乳剤(注:近年、効きが悪くなっています)・エスマルクDF・オルトラン/ジェイエース(注:実感として「全く効きません!!!」)・カウンター乳剤・カスケード乳剤・コテツフロアブル(劇物)・サイハロン水和剤(劇物)・スピノエース顆粒水和剤・スミチオン(注:実感として「全く効きません!!!!」)・ディアナSC・ハッパ乳剤・フェニックス顆粒水和剤・プレオフロアブル・フローバックDF・マッチ乳剤・ロムダンフロアブル
ミカンキイロアザミウマに比べると、多くの薬剤に効果が期待できます。

なお、上記中、ミカンキイロアザミウマにも登録のあるのは、アファーム乳剤・カスケード乳剤・コテツフロアブル・スピノエース顆粒水和剤・マッチ乳剤です。

お気づきだとは思いますが、私が定期薬剤散布で殺虫剤として使用する薬剤は、基本的にミカンキイロ・オオタバコガの両方に適用登録のある薬剤です。

(なお、登録はありませんがディアナSCはミカンキイロにも効果があるという論文を見かけました。いずれまたご紹介します。)

 

そしてこれ はツヤコガネの食害でしょうか?

f:id:kansairose:20210710185648j:plain

ツルばら エマニエル

f:id:kansairose:20210710185720j:plain

ツヤコガネの食害?

中型(15mmほど)の茶色がかった緑色のコガネムシブイブイ)で、ドウガネブイブイハナムグリに比べると、背中(羽部分)が柔らかいのが特徴で、御覧のように葉を食害します。

これまた汚らしい糞をまき散らすのも特徴です。

4m近いツルの先端ですので「犯人」を確認・撮影できておりません。

確認できたとしても薬剤は効きませんので、テデトールに頼るしかありません。

 

ということで、本日の薬剤は、

f:id:kansairose:20210710190421j:plain

7月10日

サルバトーレME(殺菌剤)……35cc 

ピノエース顆粒水和剤(殺虫剤)……20g

コテツフロアブル(殺虫剤)……50cc 

バイオアクト(ダニ忌避)……100cc

アプローチBI(展着剤)……100㏄ 

水……100ℓ

注意:コテツフロアブルは劇物で、購入時には押印が必要です。
また、人によっては(私がそうですが)目にチクチクとした刺激を感じる可能性があります。

出来れば散布時にゴーグルを使用なさることをお勧めします。

 

明日は、雨が降らなければ鉢植えに肥料を与える予定です。

今日のミカンキイロ

静岡から神奈川にかけて、大変な雨のようです。

私は大学時代4年間を静岡で過ごし、熱海~伊豆に多くの友人たちがいますので、土石流の映像に心を痛めております。

一方、明石では週末雨天の予報とは裏腹に、昨日に引き続き蒸し暑い晴天で、今日も一日、庭仕事をして過ごしました。

 

昨日、ミカンキイロアザミウマの発生をご報告しました。

昨日アップしたバスカリの他の画像を確認しますと、こんなのも写っていました。

f:id:kansairose:20210704173805j:plain

ミカンキイロアザミウマー1

被害のひどいものは、

f:id:kansairose:20210704175154j:plain

スリップス被害ー1

f:id:kansairose:20210704174604j:plain

スリップス被害ー2

こんな感じで弁端が茶色く縮れて汚らしい花になっています。

画像ー2の矢印の先にはスリップスが写っています……しかし、動きません=死んでいます。

昨日散布したトクチオンが効きました。

 

ところが、別にこんなモノも発見しました。

f:id:kansairose:20210704175509j:plain

アザミウマ+?

まず①はこいつです

f:id:kansairose:20210704175649j:plain

ミカンキイロアザミウマ?

横から撮影したためか、上半身があまり黄色くありません。

褐色であればヒラズハナアザミウマの可能性もあります。

専門家でなければ同定できないかもしれません。

ミカンなのかヒラズなのか、その判断よりも重要なことは、こいつ、生きてます!

昨日のトクチオンが掛からなかったのか、それとも薬剤抵抗性があるのか。。。

この先、2・3日は注意深く観察しなければなりません。

それに対して②は花弁に点々と穴をあけた「犯人」です。

f:id:kansairose:20210704180434j:plain

オタバコガの1齢幼虫であれば、蕾に産卵され、その後に蕾に潜り込むため、開花した花弁に「貫通穴」が見られます。

しかしこいつは顕著な「貫通穴」にはなっていません。

下から上に向って「つまみ食い」した感じです。

はてさて、正体は何でしょう?ホソオビアシブトクチバ?ヨトウムシの類?

お分かりの方はご教示ください。

ただ幸いなことに、こやつは昨日のトクチオンの効果で、すでにお亡くなりになっていました。

 

さて、昨日、広島バラ園の田頭数蔵先輩(と勝手に呼ばせていただきましたが)の思わず「故意?」と勘ぐってしまう品種違いのお話を致しました。

今日のブログは美しくない画像ばかり並びましたので、その品種違いの花の画像を2枚ほど貼っておきます。

f:id:kansairose:20210704182117j:plain

ブランデー

ブラックティーを注文したにもかかわらず、こいつが送られてきました。

丸弁の巨大輪で、コンテストとは縁遠い花形です。

しかしこの鮮やかな色に魅せられて、さらにもう1株追加注文し、現在我が家には2株が地植えになっています。

職場に持って行っても1番人気の花です。

 

もう1品種は、昨日ご紹介したジェミニ絡みです。

f:id:kansairose:20210704182714j:plain

アンペラトリス ファラー

思わぬ入賞を果たした品種でしたので、少し増やそうと思い、改めて「ジェミニ3株」を注文しました。

で、秋苗としてやって来たのがこれです。

株を見た時に「トゲが違うかな?」と思いましたが地植えしました。

春になって新芽が伸び始めると、ジェミニの赤いステムではなく鮮やかな緑色のステムでした。

しかも、いつまでたっても蕾が乗らずに伸び続けます。

ひょっとしてツルばらか?と思っているうちに、6月に入ってから咲いたのがこの花でした。

花は小さいのですが、紅の覆輪の派手さは他の品種には見られない魅力があります。

ただ、余りにも遅咲きであること、トゲが尋常でないほど多いこと、そして何よりもコンテストには使えないということで、地植えから鉢植えに替えました。

しかし捨てるに忍びず育てていると、時にすばらしく良い花を見せてくれます。

ちなみに当ブログのアイコンもこの花です。

 

品種違いが発覚するたびに田頭先輩に連絡しますと、必ず注文した品種を改めて送ってくださいます。

「品種違いの株は返送の必要はありません」という一筆がいつも添えられています。

ミカンキイロアザミウマ再び

今週末は雨予報でしたが、今日(7月3日・土)は明け方以外は雨も降らず、バラの作業が出来ました。

 

例によって本日の庭と花の様子です。

f:id:kansairose:20210703205511j:plain

庭ー1

f:id:kansairose:20210703205539j:plain

マダムヴィオ

やはり2番花、花弁数が少なく花芯が陥没しています。色は良いんですが。。。

 

f:id:kansairose:20210703205745j:plain

庭-2

f:id:kansairose:20210703205826j:plain

ロージクリスタル

春1発の花ですが、今朝の2番花はまだ花色に透明感がありました。

秋は色が濁る上に花芯がまとまりませんので、コンテストには連れて行けません。

 

f:id:kansairose:20210703210058j:plain

庭―3

f:id:kansairose:20210703210123j:plain

手児奈

さすがに安定した花形です。花芯もキッチリ。

誰が栽培しても同じ花が咲く(白秋もそうですが)……つまり完成された花だと思います。

ただ魅惑やコンフィダンスのような「栽培者の個性」が出る花ではないので、栽培の面白みのない花……などと、この10数年来偉そうなことを言っています。

(コンテストで困った時は、すぐ頼りにするクセに……です、ハイ。)

 

f:id:kansairose:20210703211140j:plain

庭―4

f:id:kansairose:20210703211216j:plain

シーアブリス

すでに2mをはるかに超える高さで咲いています。

花芯がまとまっているかどうか、採花してみないとわかりません。

 

f:id:kansairose:20210703211418j:plain

庭―5

f:id:kansairose:20210703211433j:plain

ジェミニ

花芯がピョコンとへこんでしました。

コンテスト出品を想定したならば、真っ先に候補から外すタイプです。

かつて日本ばら会のコンテストでジェミニが一世を風靡していた頃、へそ曲がりな私は「オレンジがかった紅の覆輪なんぞ、陰気で見るに堪えない」とホザいて、一切栽培していませんでした。

ところが、広島バラ園に別品種を注文したところ、品種違いでこの株が送られてきまして、私は気づかずに地植えしました。

翌春、花が開くと……コレ!

その後、2009年の秋、仕事で東京に行く機会があり、折しも秋の本部展が新宿で開催されていました。

で、当日の朝、この株の花が咲いていましたので、仕事ついでに持参して出品すると。。。

f:id:kansairose:20210703213117j:plain

2009年11月3日 本部展・理事長杯

2等賞を頂戴しました。

それ以来、捨てるに捨てられず、我が家に居座ることになりました。

最近ではこのオレンジがかった紅色を「陰気だ」と思うことはなくなりました。

今から思えば、ジェミニの悪口を公然と言っている私に対して、広島バラ園の田頭数蔵先輩(私は勝手に寺西到知先生の弟子を名乗っておりますので、田頭先輩は「兄弟子」です……と、これまた勝手に思い込んでいます)が、品種違いのふりをしてわざとジェミニを送り付けてくださったのではないか……と勘ぐっています。

田頭先輩の「わざと品種違い」は何品種かありますので、またご紹介します。

 

f:id:kansairose:20210703215130j:plain

鉢植え―1

f:id:kansairose:20210703215150j:plain

ブルーシャトー

巨大輪のブルーの香りが大好きです。でも、この花は小さかったですね。

 

f:id:kansairose:20210703215339j:plain

鉢植え―2

f:id:kansairose:20210703215404j:plain

①ヘレンノード

これも田頭先輩が有無を言わせず送って下さった品種です。

(ちょっと花芯が低いので1本花競技では使えませんが、組花の中に組み込むことはあります。)

f:id:kansairose:20210703215651j:plain

都大路

これは「夏色」です。本来はもう少し淡いローズピンクで、弁裏は白色です。

30数年前、私がコンテストに出品し始めて、一番最初に1等賞を頂戴した品種です。

 

で、今の①ヘレンノードの画像でお気づきでしょうか?

弁の端にスリップス(アザミウマ)被害の兆候が見られます。

もっと顕著なのが、これ。品種はパスカリです。

f:id:kansairose:20210703220258j:plain

スリップス被害

矢印を拡大すると……

f:id:kansairose:20210703220502j:plain

スリップス

あ、ボケました。しかし、黄色がかった褐色であることはわかります。

恐らくミカンキイロアザミウマです。

1花全体をみると、

f:id:kansairose:20210703220658j:plain

ミカンキイロアザミウ

小さな物体がモゾモゾと動き回っています。

2週間前に発生を確認し、トクチオンの散布で先週は姿を消していましたが、再びミカンキイロが発生したようです。

したがって今回の定期薬剤散布では、ミカンキイロ退治が急務となりました。

 

なお、こんなヤツもいました。

f:id:kansairose:20210703220919j:plain

ドウガネブイブイ

1番花の時のハナムグリとは違って、大型のこいつは花にとまっただけで花弁が傷つきそうです。

こいつに効く薬剤はありませんので、テデトールに徹します。

 

というわけで、本日の薬剤レシピは、

f:id:kansairose:20210703221356j:plain

7月3日 定期薬剤散布

トップジンM(殺菌剤)……65g

トクチオン乳剤(殺虫剤)……100CC 

バイオアクト(ダニ忌避)……100CC 

アプローチBI(展着剤)……100CC 

水……100ℓ

 

トップジンにトクチオン……昭和の薬ですネ。

しかしミカンキイロにはトクチオンが特効薬で、我が家の「切り札薬」です。

もっと昭和のマラソン乳剤もミカンキイロには有効です。

(臭いので私は使いませんが。。。)

今日も作業日和でした

雨を心配して昨日のうちに定期薬剤散布をしましたが、今日も安定した夏の晴天でした。。。昼頃に、パラパラと雨が落ちてきましたが、降ったというほどではありませんでした。

 

昨日に続き、今日も2番花の「処理」に多くの時間を費やしました。

f:id:kansairose:20210627194946j:plain

6月27日 朝1

f:id:kansairose:20210627195019j:plain

6月27日 朝2

 

本日はナスやキュウリ、オクラ、ピーマン、トマトの手入れ(追肥と誘引)、夕方に枝豆の収穫をしたため、バラさん達には鉢植えの潅水をした以外には大した作業をしておりません。

 

そこで、昨日に引き続き、本日の美人さんたちをご紹介いたします。

昨日は美人さんの笑顔だけでしたが、今日は立ち姿(咲き振り)も御覧いただきます。

 

まずは我が家の主力選手中の主力選手。

f:id:kansairose:20210627195954j:plain

庭 1

f:id:kansairose:20210627200026j:plain

メルヘンケーニギン 1

 

2000年の日本ばら会全国大会(東京・八重洲地下街)で会長杯を頂戴した我が家のメルヘンについて、皆さんが色の濃さをほめてくださいました(またまた自慢話で恐縮です)。

確かに私自身も色の濃いメルヘンを求めて、90年代に何株も何株も試作しては捨て、試作しては捨てを繰り返していました。

たぶん100株以上捨てていると思います。

その結果出会ったのが、この色です。

鉢植えでもこの花色が我が家のメルヘンです。

f:id:kansairose:20210627201047j:plain

鉢植え 1

f:id:kansairose:20210627201112j:plain

メルヘンケーニギン 2

前野さんの所(宝塚の確実園本園)から購入した数株の色が濃く、その子孫たちが現在、地植え・鉢植え合わせて15株ほど定住しております。

四国・香川のS君が、我が家のメルヘンを初めて見た時に「トゲが赤い」と指摘してくれました。

さすが農学博士!鋭い眼力に脱帽しました。

その時は、私自身もまったく気づいていませんでした。

どうやらピンクが濃く発色するメルヘンは、若いステムは勿論、枝が古くなってもトゲに赤さがあります。

 

次も古い品種です。

f:id:kansairose:20210627202736j:plain

鉢植え 2

f:id:kansairose:20210627202810j:plain

クリスチャン ディオール

私がコンテスト駆け出しの頃、先輩諸氏が素晴らしいディオールを出品なさっていましたが、当時の私はその良さが分かりませんでした。

我が家のディオールに良い花が咲かなかったからだと思います。

あれから30年以上の星霜を経て、鉢植えで育て続けたディオールの老木に、近年エエ花が咲くようになりました。

 

赤の花では、次が一番のお気に入りです。

f:id:kansairose:20210627203404j:plain

庭 2

f:id:kansairose:20210627203423j:plain

ラ マルセイエーズ

この画像では分かりにくいのですが、蛍光塗料のように輝く赤色です。

陽が当たって輝く赤を見つめていると、花の中に吸い込まれるような不思議な感覚になります。

赤の中では一番魅力的な花色だと思っています。

(春花が最高です。ただ、秋花は花芯が乱れ、所謂「キャベツ」になります。春1発の品種ですが、超遅咲きのためコンテストの期日には間に合わず、私は出品したことがありません。)

 

赤をもう一種。

f:id:kansairose:20210627204047j:plain

庭 3

f:id:kansairose:20210627204104j:plain

熱情

栽培していらっしゃる方が多いと思います。

ビロード赤で、黒バラと言う方が良いかもしれません。

コンテストに出品しても、なかなか入賞しません。

花形・大きさ・芯の高さなど、一流のコンテスト花に比べると見劣りするからでしょう。

しかしご近所に配る時は人気ナンバーワン!

如何にも「バラらしいバラ」というイメージです。

 

f:id:kansairose:20210627204744j:plain

庭 4

f:id:kansairose:20210627204812j:plain

武州

1999年の日本ばら会全国大会(大阪・鶴見緑地)で会長杯を頂戴した株が今でも健在で、それに今朝咲いた花です。

30年以上経過した株はさすがに老化して、なかなかシュートが出ません。

 

オレンジ色では、昨年来、次の株がエエ花を咲かせるようになりました。

f:id:kansairose:20210627205238j:plain

庭 5

f:id:kansairose:20210627205259j:plain

オクトーバー フェスト

これ、実はGr種(グランディフローラ)として登録されています。

HT1本花としてコンテストに出品ができませんので、昨秋は10本組花のうちの2本として出品しました。

「ローラ」に比べて透明感のあるこの花色が優れていると思います。

 

f:id:kansairose:20210627205844j:plain

庭 6

f:id:kansairose:20210627205911j:plain

狭山路

数年前の日本ばら会の配布苗です。

定番:ジェミニ×コロラマの品種です。

花芯の締まりがルーズになりがちですが、今朝の花はきっちりとまとまっていました。

陽射しが強い時には赤がドギツく発色しますが、曇天の昨日・今日の陽射しでは優しい発色になりました。

 

f:id:kansairose:20210627210331j:plain

鉢植え 3

f:id:kansairose:20210627210350j:plain

① アロマ テラピー

昨日「枝枯れ病」の枝を切除した株です。

香りのコンテストの候補です。

f:id:kansairose:20210627210547j:plain

② レディー サワ

グリーンがかった白色と花芯の巻きの美しさが際立ちます。

花弁が厚く、花保ちの良い品種です。

 

f:id:kansairose:20210627211101j:plain

鉢植え 4

f:id:kansairose:20210627211119j:plain

遥香

日本ばら会の配布苗です。

故・安田さんの銘花「ファーストレディーA」が、勝手に変な名前に改名されたため、我が家からすべて追い出しました。

その代わりになると思って栽培していますが、ステムの姿(葉の並び方・葉の形・花首の曲がりなど)に品格がありません。

花は抜群に良い品種ですが、残念ながらサヨナラ~候補になっています。

 

そんなサヨナラ~候補になりながら、しぶとく残留している品種。

先週もご紹介しましたが、

f:id:kansairose:20210627211825j:plain

鉢植え 5

f:id:kansairose:20210627211848j:plain

クリスタルパレス

春一番の花は120%花首が直角に曲がるトンデモ品種で、毎年「捨てよう」と思います。

しかし、秋には堂々とした品格ある花を見せつけます。

どうしても捨てられない品種になりました。

 

今夜もウダウダ「今日咲いた花」を並べ立ててしまいました。

2番花の画像ではありますが、品種選びのご参考になれば幸いです。

2番花真っ盛りです

まずは本日6月26日朝の庭の様子です。

2番花が盛んに咲いています。

f:id:kansairose:20210626204738j:plain

6月26日 朝1

f:id:kansairose:20210626204806j:plain

6月26日 朝2

f:id:kansairose:20210626204836j:plain

6月26日 朝3

f:id:kansairose:20210626204910j:plain

6月26日 朝4

f:id:kansairose:20210626204949j:plain

6月26日 朝5

f:id:kansairose:20210626205027j:plain

6月26日 朝6

f:id:kansairose:20210626205113j:plain

6月26日 朝7

地植えの中にはステムがすでに虫除けネット(高さ2.4m)に達してしまったモノがあります。

シーアブリスですが。。。

f:id:kansairose:20210626205351j:plain

6月26日 シーアブリス

秋のコンテストに出品する際には3mくらいまで伸びます。

これを低くしようとして夏剪定で深く切り込むとイジけます。

この品種は地植えで自由奔放に育てるのがコツです。

f:id:kansairose:20210626205956j:plain

シーアブリス

私のコンテスト人生の中で、もう2度と揃えることのできない最高傑作が、この10輪花です。

f:id:kansairose:20210626210502j:plain

2001年春 大阪府知事

まだ若くて体力もあり、1999年、2000年と2連続で日本ばら会全国大会の会長杯を獲得した、私自身の黄金時代でした。。。ちょっと自慢でした、スンマヘン。

 

今週後半は2番花が本格的に咲き始め、花配りに奔走しています。

f:id:kansairose:20210626211324j:plain

6月24日 朝

f:id:kansairose:20210626211348j:plain

6月24日 夕方

この日の夕方、仕事から帰宅後に採花し、翌25日朝に荷造りをして京都に持って行き、職場のお嬢様方にお持ち帰りいただきました。

そして今朝も。。。

f:id:kansairose:20210626211738j:plain

6月26日 朝

これはほんの一部で、この3、4倍は切りまくりました。

花を切らずに咲かせてしまいますと、花後に花弁が散ってボトリチス(灰色カビ)病の原因になりますので、私は極力切り花で楽しむ主義です。

その結果、家内は今日1日「花の押しつけオバサン」として、近所~ちょっと遠くまで奔走してくれました。

f:id:kansairose:20210626212605j:plain

必殺・ばらの押しつけオバサン 荷造り中

アリガタヤ・アリガタヤ。。。と感謝して已みません(と書いておかないと、明日以降ばらの行く先がなくなってしまいます)。

 

今日の花の中の「美人さん」たちを紹介します。

梅雨の最中とはいえ、この1週間はほとんど雨に当たっていませんので、花の状態は抜群です。

まずは、我が家の白色のコンテスト花の代表。

f:id:kansairose:20210626212925j:plain

白秋

 

中心部にほんのりとピンクが出るのが魅力です。

 

次、田頭数蔵氏の代表作。

f:id:kansairose:20210626213454j:plain

レッド広島

関西ばら会ではよく目にしますが、それ以外のばら会ではあまり目にしないかもしれません。

ちょっとローズがかった赤色の巨大輪です。

 

古い品種ですが……

f:id:kansairose:20210626213632j:plain

清涼殿

香りの良いコンテスト花です。

春の花は見るに堪えないほどグチャグチャで、秋1発の品種です。

とは言うものの、今朝はこの時期には珍しくエエ花が咲いていました。

 

f:id:kansairose:20210626214016j:plain

ブラックベリー ニップ

これは「香りのコンテスト」に出品しようと思って栽培しています。

ただ、悲しくなるほど樹勢が弱い。。。毎年2本ずつ接ぎ木をして、血筋を絶やさないように注意して栽培しています。

 

f:id:kansairose:20210626214303j:plain

魅惑

夏のキツイ日射しを浴びると、見事な(ドギツイ)発色をします。

 

f:id:kansairose:20210626214524j:plain

ユートピア

同じく、夏の発色です。

秋には黄色が強く出て、より魅力的な花色になります。

 

f:id:kansairose:20210626214719j:plain

サボイホテル

ピンクの複色花ですが、表より裏側が濃いのが面白い。

 

f:id:kansairose:20210626214846j:plain

サンティー

表と裏のコントラストのくっきり具合ではこれが1番かな?

 

f:id:kansairose:20210626215110j:plain

ラブアンドピース

夏花は黄色の発色が弱いかな?

秋は黄色も紅ももっと強く発色します。

 

f:id:kansairose:20210626215351j:plain

ジョージバーンズ

これはフロリバンダのお遊び。。。

 

フロリバンダの2番花でも、結構な房咲になっているものが見受けられます。

f:id:kansairose:20210626215544j:plain

衣香

(公財)日本ばら会の近年の配布苗。故安田さんの遺作です。

 

f:id:kansairose:20210626215658j:plain

バイアポイントメント

花首が直立性で大房になりますので、花が密集状態。

もうちょっとゆったりと花と花との間に隙間があった方が良いのですが……

 

f:id:kansairose:20210626220012j:plain

ペルニールポールセン

30数年前にばら作りを始めた頃からの付き合いです。

平凡だけれども、否、平凡だからこそ飽きない花です。

 

梅雨の時期、枝枯れ病(キャンカー)が発生します。

すそ枯れ病や腐乱病、疫病など、細かく分類できますが、要は1番花は問題なく咲いたのに、2番花が咲きそうな頃にその枝の根元部分(疫病は新しいシュートの下部)から急に枯れ込む病気です。

薬剤による予防は(たぶん)できませんので、発生を見かけたらその枝の根元から切除します。

今朝、我が家でも発見。

f:id:kansairose:20210626221041j:plain

枝枯れ病

f:id:kansairose:20210626221106j:plain

クラウン部分から切除

この時に使ったハサミは消毒するのが理想です(ライターなどで焼けばラクですが、私は煙草を吸いませんので、うどん粉・黒星病用のスプレーの殺菌剤を吹きかけて、消毒した気になっています)。

 

午後から雨が降る予報でしたので、昼前に定期薬剤散布をしました。

先週発生を見たスリップス(たぶんミカンキイロアザミウマ)はトクチオンの散布が功を奏し、今週は全く見かけなくなりました。

そこで今日の薬剤は、

f:id:kansairose:20210626221526j:plain

6月26日 定期薬剤散布

フルピカフロアブル(殺菌剤)……50CC 

アファーム乳剤(殺虫剤〈オオタバコガ・ヨトウムシ対策〉)……100CC 

ベストガード水溶剤(殺虫剤〈スリップス対策〉)……100g

バイオアクト(ダニ忌避)……100CC 

アプローチBI(展着剤)……100CC 

 

明日の作業は、バラの足元の草むしり……かな?

天気がどうなりますことやら。