今日も関東・東海地方には線状降水帯の予報情報が出ています。
伊豆諸島ではすでに記録的な大雨になっているようです。
先週の北陸地方やお盆の千葉県のような被害が出ないことを祈っております。
今日の明石は午前中から雨が降り始めるという予報でしたが、14時現在、曇り空ではありますがまだ雨の気配はありません。
さて、昨日(5日)から今年の「秋花剪定」を始めています。
15年ほど前までは8月28日頃から剪り始め、9月5~7日頃がピークだった剪定ですが、地球の気候がすっかり変わってしまい、最近は1週間遅れの作業日程で実施しています。
毎年「秋花剪定」の要領をご紹介しております。
昨年2025年は理想的に葉が付いている「八甲田」の剪定を詳しく書いております。
2024年は「アンペラトリス ファラー」をサンプルにしました。
2023年はちょっと困った株として2パターンをサンプルにしています。
まずはシュートの出なかった「ラディアント パヒューム」です。
次は葉がほとんど残っていない「ビッグ パープル」と「ユートピア」。
「ユートピア」に関しては「折り曲げ剪定」を行っています。
2022年は「ラ マルセイエーズ」がサンプルです。
また併せて「レッド広島」の例もご覧いただいています。
2021年は「レディーサワ」がモデルになっています。
いずれをご覧いただいても詳しい説明をしておりますので、今年はあっさりと復習をいたします。
今年のサンプルは2024年に続いて10号鉢の「アンペラトリス ファラー」ですが、前回とは違う株です。
超遅咲き品種で、秋は剪定から開花まで55~58日程度必要です。

シュートの出にくい品種ですが、今年は6月中旬に太いベーサルシュートが1本出ました(矢印)。
そのシュート枝は、

遅咲き品種ゆえシュートピンチのタイミングも遅め遅めとなり、現在3段目(矢印の水色部分)の頂上に花が咲き、その部分が「箒(ほうき)状」になっています。
剪定箇所はその3段目ではまだ枝が固まっていませんので、すぐ下の2段目(矢印の赤色部分)で剪ります。
その2段目(矢印の赤色部分)の芽を上方から確認します。

2段目から3段目への「節(ふし)」の部分(黄色円内)で剪ることも可能ですが、それより下にも多くの葉がありますので、「葉のある箇所で剪る」という教科書通りの剪り方にします。
上の写真の赤色円内は芽を摘んであります。
その下の水色円内には「ふっくらと膨らんだ良芽」が見えています。
念のためその下の芽も確認します。

水色円内の芽(この写真では芽が見えていません)の下の紫色円内の芽、さらに下の緑色円内の芽も「ふっくらと膨らんだ良芽」です。
つまり、この紫・緑の芽で剪定しても良いのですが、下方の芽で剪ると開花までの時間がより長くかかる上に、切り落とす部分の葉の枚数が多いと株に与えるショックも大きくなりますので、今回は水色円内の芽を剪定箇所としました。
剪定箇所は、「春は下から良芽を探し、秋は上から良芽を探す」というのが鉄則です。

水色円内の芽で切りました。
残りの枝はこの剪定箇所を基準にして、凡そ高さを合わせて良芽のすぐ上で剪ります。

剪定前の半分以下の高さになりました。
通常はこれで剪定終了ですが、葉が豊富に残っている株であれば最後の仕上げを行います。


毎度申し上げる通り、私は剪定箇所の葉をむしり取ってしまいます。
そうすることが芽に対する刺激となって、確実に芽が動き始めます。
葉をむしり取らない芽は、場合によっては眠ったまま動かないこともあります。
蛇足ながら、以下は剪定箇所とすることのできない芽の例です。

すでに動き始めていて、2~3㎜伸びています。
この芽のすぐ下の芽で剪るか、それでは葉が少なくなってしまう場合は、上の「節」の部分で剪ります(この画像の「節」にも複数の芽が見えています)。
また、

芽が茶色く変色しています。
すぐ下に「ふっくらと膨らんだ芽」が見えていますので、迷わず下の芽を剪定箇所にします。
昨年は「長く続く」と予報された残暑を恐れて剪定時期を遅らせ、完了が9月21日になりました。
その結果、10月24日スタートの「大阪ばら展2025」に開花が間に合わないという失態を犯しました。
今年も残暑が長引くという予報が出ていますが、昨年よりは早めに剪定するつもりです。
地植えの剪定は「ばら作業休暇」を取って9月10~12日頃を、鉢植えは12~14日頃をメインにする予定です。
その時までが年間で一番樹高の高い時で、台風には来てほしくない期間です(もちろん常時「お断り」なのですが)。


この一帯は下葉がごっそりと落ちています。




ツルばらが高く繁っています。
台風接近の予報があればツル枝をしっかりと結束する必要があります。




11日(金)が「二百二十日」で台風の厄日ですが、今年は当てはまる台風がなさそうです。
ただし地球の気候が変わってしまった昨今は「二百十五日」と「二百二十五日」が危ない……と言う気象予報士もいらっしゃいますが、いずれにしても台風の来襲が気になる期間です。
今朝は2回に分けて採花しました。


採花途中でご近所に貰われていった一群がありましたので、写真が2枚になりました。
今日の花の中で目立ったものを少しだけ並べます。


暑い時期にも花弁数が多く、艶のある花を見せてくれます。

昨日もご覧いただきましたが、左側の4輪は1本のシュート枝の先端の「箒状」になった房です。
4輪すべてが違う花になっているのが面白い。
特に左下の1輪は先祖返りして「フロージン82」に戻っています。

こちらは年間を通して安定した絞りを見せてくれます。
ただし樹勢が弱く、いつ枯れるか……とヒヤヒヤしています。



今週半ばから「秋花剪定」を本格的に始めます。
来週以降10月中旬までHT種の花が無くなりますが、その間はフロリバンダ種が「つなぎ役」を担ってくれます。
ただし天気予報を見ると、今週はずっと傘マークが付いています。
が、「秋花剪定」は雨が降っても構わずに行わなければなりません。
剪定日が1日違うと開花が3~4日変わります。
日本ばら会の全国大会が毎年開催されていた当時(2010年頃まで?)は、コンテストの日程に合わせて「開花させる」ことに執着していましたが、今はコンテスト期間中に「開花した」ものを出品しています。
コンテスト日程に合わせて開花させるには、地球の気候が変わり過ぎてしまいました。
この先どうなりますことやら。。。



























































































































































































