関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

年間予定+サヨナラ~した品種たち その5

薄ら寒い一日、予報通り昼頃から雨になりました。

 

先週、関西ばら会の会員の皆様には年間の予定等を郵送いたしました。

隔月第1日曜日に「花と自然の情報センター」で開催しております「やさしいばらの育て方」にご参加くださる非会員の皆様に、2022年の年間予定を貼っておきます。

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2022年 関西ばら会 年間予定

 

さて本日は雨降りのため、何の作業も致しませんでしたので、昨年の3月21日以来のシリーズものの記事を書きます。

新版の講習会テキストを書きながら古い画像を振り返りますと、様々な懐かしい品種の写真が見つかりました。

今日は広島バラ園の田頭数蔵先輩の作出花を懐かしく振り返ることにします。

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ホワイトエレガンス

ホワイトという名がついていますが、外弁はガーデンパーティーのようなピンクぼかしが入ります。

花径も大きく樹勢も良い品種です。

ただし花芯の高さが今一つで、弁端がフリル状になることも多かったため、コンテストへの出番がないまま、いつの間にかいなくなってしまいました。

 

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ミスひろしま

上品な淡いピンクで、非常に透明感のある色合いです。

弁質は厚く、雨に当たってもシミの出にくい品種です。

花径は少しだけ小ぶりですが、コンテストに出そうと思えば十分に使える大きさです。

ただし樹形が完全な横張りで「寝相が悪い」という印象でした。

数年前に職場の同僚のもとに嫁いで行きました。

 

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マダム シズコ

巨大輪で存在感があります。

外弁が雄大に伸びながら開花しますので、花形としては関西人好みです。

ただしローズピンクの色合いがザラついた感じで、私は好きになれませんでした。

2年ほどでサヨナラ~してしまった品種です。

 

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トップモード

プリンセス ド モナコやコルデス パーフェクタに比べて、遥かにくっきりとしたローズ色の覆輪が出ます。

ただし上述のマダム シズコとは違って花形がカチッと固まって花弁が伸びません。

逆に言えば、採花後も花形が変わらず花芯が緩むこともありませんので、コンテストには出品しやすい品種ではあります。

関東のコンテストではグッド ルックスが今なお姿を見せるようですが、花形・花の開き方はよく似ています。

しかし外弁の伸びのないこの花形は、関西好みではありません。

早々にお引き取り願った品種です。

 

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ヒロシマ スピリットー

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ヒロシマ スピリットー

クリーム黄色の花が日光によって濃い赤色に染まります。

赤色の発色の濃さはダブル ディライトや高雄によく似ています。

好天に恵まれると上の画像のように鮮やかに発色しますが、陽射しが弱いと下の画像のような淡い色になってしまいます。

このような咲き方を「盛り上がり咲き」というのでしょうか、芯がすっくりと立つ所謂「高芯咲き」ではなく、コンテスト向きの花形ではありません。

しかし家庭用の切り花には華やかで良い品種だと思いますが、コンテストに使えるという点で高雄に軍配が上がり、いつの間にか我が家から姿を消しています。

 

以上、広島バラ園が発売元の品種でした。

 

 

寒さが一段落しました

昨日の京都はまたまた積雪。

先週の金曜日の倍以上積もりました。

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1月21日朝 鴨川

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1月21日朝 建仁寺

 

打って変わって本日の明石は穏やかな日和でした。

昨年末~今年初めにかけて鉢の土替えをしましたが、すでに2~3週間が経過。

この間に雨らしい雨が降っていませんので、本日、今年初めて鉢植えに灌水しました。

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1月22日 今年最初のの灌水1

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1月22日 今年最初のの灌水2

鉢植えの株は葉が全くありませんが、鉢土の乾き具合・降雨の有無などを見計らい、2~3週間に1回は灌水をお忘れなく!

水遣りをしながら茎の様子を観察しますと、黒紫の斑点を見ることがあります。

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茎の黒紫斑1

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茎の黒紫斑2

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茎の黒紫斑3

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茎の黒紫斑4

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茎の黒紫斑5

一見腐乱病(2021年10月2日「エエ写真?が撮れました」参照)のように見えますが、ご心配なく!

これは寒さのために表皮が凍傷?を起こしたものです。

品種によって出やすいものがあります。

(1枚目と2枚目は「早春」です。鉢を置いてある場所が全く違うのに、同じように黒紫の斑点が出ています。)

表皮がこんな状態になっても3月の芽出しには全く影響がありません。

気にする必要はありません。

 

昨年大晦日に接ぎ木した苗です。

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1月22日 接ぎ木苗1

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1月22日 接ぎ木苗2

接ぎ木した株34株、全株が活着したようです。

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1月22日 活着した接ぎ木苗1

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1月22日 活着した接ぎ木苗2

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1月22日 活着した接ぎ木苗3

一方、ウィーピング スタンダードとして接ぎ木した株ですが、

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1月22日 ウィーピングの台木の芽

上の方に残してある台木の芽が伸び始めました。

張り芽接ぎをした部分は、

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1月22日 ウィーピングの張り芽接ぎ

動いているのか止まっているのか……ビミョ~~な感じです。

 

明日は昼から雨の予報になっています。

急いで行う作業はありませんので、今年から改訂版を使う講習会テキストの原稿でも書くことにします。

寒中の日曜日 いろいろ

昨日に引き続き、曇り空でしたが比較的暖かい1日でした。

この冬は何度も木枯らしが吹き荒れたため、地植えの株の葉が吹き飛ばされて、まさに「冬景色」になっています。

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1月16日 冬景色―1

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1月16日 冬景色―2

咲き残った花もボロボロです。

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パスカリ 冬景色

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エレガント レディー 冬景色

 

さて、昨日お話した接ぎ木の続きです。

昨年9月23日にお遊びで挿し木をしたトゲナシノイバラの枝ですが、

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9月23日 挿し木

11月中旬には、3分の1ほどが活着したようでした。

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11月13日 成功した挿し木

このうち右上の2本……

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12月31日 元気な挿し木

これを大晦日の接ぎ木作業の折に抜いてみました。

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12月31日 発根を確認

で、お遊び・実験として、これを台木にして接ぎ木(切り接ぎ)をしてみました。

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1月15日 接ぎ木した苗

左の茶色の矢印は普通の台木です。

右の緑の矢印が「お遊び挿し木」を台木にして接いだものです。

赤い矢印の芽は、

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1月15日 お遊び台木の接ぎ木

確実に動いています。

今のところ活着したような感じです。

この先どうなるか……観察を続けます。

何しろ昨年は「接ぎ挿し」に失敗しておりますので。。。(2021年4月3日「敗北宣言」をご覧ください。)

 

今日はもう一つ、残念なお知らせがあります。

2021年12月27日「強風の中で お遊びいろいろ」の記事の最後の方で、武州の古株を抜いて鉢植えにしたことをご報告しました。

その武州ですが……

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1月16日 鉢に移した武州ー1

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1月16日 鉢に移した武州ー2

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1月16日 鉢に移した武州ー3

1枚目の画像では葉が完全に枯れ、2枚目では枝にしわが寄っています。

3枚目の画像のように根元付近の幹がえぐれており、かつ根の状態は12月27日の画像の通り。

どう見ても枯死しています。

1999年の日本ばら会全国大会・大阪大会で会長杯を頂戴した株ですが、

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1999年 会長賞の賞状

この賞状だけが形見になりました。

太いステムだけで栽培しておりましたので、穂木に好適な太さの枝がなく、接ぎ木するタイミングを逸しました。

お世継ぎがいないことが悔やまれます。

寒中ですが穏やかな1日

今年の冬はきちんと気温が下がり、ばらもしっかりと休眠できていると思います。

冬らしい冬は、ばらにとって……と言うよりも動植物にとっては良いことなのだと思います。

 

ばらとは無関係ですが、私メ、京都まで通勤しています。

毎朝50分間ほど、職場(祇園)近辺を散策するのが日課になっています。

昨日の八坂の塔です。

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1月14日 朝

 

さて、寒中とはいえ、今日は少し暖かな1日でした。

12月25日~28日に剪定・誘引したツルばらですが……

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1月15日 ツルばらー1

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1月15日 ツルばらー2

3週間が経過して、少し芽が動き始めています。

この程度の膨らみ方であれば、まだ誘引は出来そうです。

しかしもう1~2週間も過ぎると、芽が膨らんで誘引の時に他の枝と擦れ合い、ポロポロと芽が落ちてしまいます(=春の花数が減ります)。

まだツルばらの誘引が終わっていらっしゃらない方は、大急ぎで誘引の作業をしてください。

 

晦日に行った接ぎ木ですが……

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衣装ケースの中の苗木

日当たりの良い縁側に置いていますので、ケースのふたを少し開けたり、薄いカーテンで遮光したりと、温度管理に気を使います。

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15℃~25℃で管理

接ぎ木後2週間ですが、

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接ぎ木後2週間ー1

早くも芽が伸び始めたものがあります。

これは確実に活着しています。

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接ぎ木後2週間ー2

これは「節(ふし)」を穂木にしたものです。

芽の動きが遅い「節」で、これだけ芽が動いていたら活着している証拠です。

ただし、

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接ぎ木後2週間ー3

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接ぎ木後2週間ー4

この2つは穂木の持っていた力で芽が動いているのか、活着して芽が動いているのか、よくわかりません。(経験上、多分活着しているとは思いますが……)

なお、接ぎ木苗を植え込んだ鉢の土の表面が乾いてきました。

そろそろ灌水の時期かと思いましたので、水代わりに極めて薄い液肥を与えました。

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薄い液肥

ばら展の賞品で頂戴した液肥です。

本来は100倍で使用するように書いてありますが、今日は400倍で使用しました。

 

接ぎ木関係でもう一つご報告がありますが、それは明日のネタにします。

フレーム補修(2・3日目)完了+ばら作業休暇終了

12月25日以降、18連休を取って「冬の作業」を続けてきました。

その「ばら作業休暇」も今日が最終日。

 

懸案のフレーム補修は昨日完了しました。

結局、丸3日間かかりました。

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フレーム補修完了ー1

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フレーム補修完了ー2

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フレーム補修完了―3

これで3~4年は補修が不要(になるはず)です。

(強い台風が来れば保証の限りではありません。)

 

冬のばら作業終了……というわけで、お借りしていた畑を片付けたり、仮剪定した枝をガーデンシュレッダーで粉砕したり、お世話になっている加古川ばら会の老大家に依頼されていた穂木を採取してお送りしたり……と、今日もいろいろと動き回っておりました。

 

夕方、ふと気づいてトゲナシノイバラ関係の鉢を大きなものに替えました。

6か月~1年間、小さな鉢を土の上に置いてありましたので、太い根が鉢を出て地中深くまで伸びており、抜くに抜けず大苦戦。

結局、鉢を破壊して抜き、植え替えました。

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吸水中

左は昨年9月23日にスタンダード用に芽接ぎ(T字接ぎ)をした株(2021‐9‐23「秋分の日 お遊び」参照)です。

芽はしっかりと活着し、春にはステムが伸びそうです。

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スタンダード 芽接ぎ

2月の剪定で上部をバッサリと切り落とします。

一方、「吸水中」の画像の右側は、このシュートを採取した「親のトゲナシノイバラ」です(同じく「秋分の日 お遊び」の記事をご覧ください)。

シュート枝が3m以上伸びていましたが、思いっきり低く剪定しました。

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トゲナシノイバラ―1

しかし根元を見ると、すでに新しいシュートの芽が「発進準備完了」になっています。

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トゲナシノイバラ―2

 

というわけで、私は明日が今年の初出勤。

京都通いが再開します。

このブログも基本的に土曜・日曜の更新という従来のパターンに戻ります。

フレーム補修(1日目)+接ぎ木1週間経過

昨年8月9日「暴風(大荒れです)」の記事では、台風9号でボロボロになった鉢植えやツルばらの様子をご紹介しました。

11月に入ってからは、しばしば木枯らしの強風に襲われました。

実は、その度に防虫ネットを張る時のフレームが損傷し、部分的には倒壊状態になっています。

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倒壊したフレーム

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大破したフレーム

この補修を今朝から始めました。

天井部分まで2.7m ありますし、階段の頭上や西側の斜面(通称「三角地帯」)などにもフレームが架かっています。

そこで階段でも使える「段違い脚立(きゃたつ)」やら木槌やらを総動員していますが結構な難工事で、あと1日(~2日?)はかかりそうです。

 

さて、大晦日に接ぎ木をしましたが、1週間経過しました。

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接ぎ木後 1週間経過ー1

この写真、夕方になっていた上に衣装ケースのふたを開けて撮影しましたので、温度は10℃を少し下回っています。

1週間が経過して変化が見られます。

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接ぎ木後 1週間経過―2

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接ぎ木後 1週間経過ー3

芽が動き始めた結果、パラフィンのコーティングが割れています。

割れるまでいかなくても、多くのものは芽がパラフィンを押し上げています。

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接ぎ木後 1週間経過ー4

これ は1芽だけで接いだものです。

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接ぎ木後 1週間経過ー5

これ は2芽で接いだもの。

そして我が家で一番多いのは、

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接ぎ木後 1週間経過ー6

「節(ふし)」で接いだものです。

「節」で接いだものは、芽が見えていない状態で接ぎ木をしますので、やはり新芽の動きが遅れます。

 

なお、慣れない「張り芽接ぎ」をしたスタンダード株(12月27日「強風の中で お遊びいろいろ」参照)は、

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スタンダード 張り芽接ぎ 10日経過

ちょっと膨らんでいるような気もするのですが、果たしてどうなりますことやら……

しかし失敗だと判明すれば、張り芽接ぎは2月末までの間にあと1度か2度、チャレンジできますので、別の場所に接いでみることにします。

(スタンダード台木の上方に5つほど残してあるトゲナシノイバラの芽は確実に動き始めましたので、台木そのものは生きています。)

 

明日は良い天気だという予報。

フレームの補修を続けたいのですが、月初めの土曜日は「病院のはしご」がお決まりになっています。

明日は丸一日、作業を休みます。

冬の元肥入れ

午前中は曇り空。

しかし昼頃から青空が広がりました。

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1月6日 何雲?

風も弱く、予定通り冬の元肥入れを完了しました。

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冬の元肥 準備―1

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冬の元肥 準備―2

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冬の元肥 準備―3

地植えの約80株に、

サングアノ(リン酸 約29%/カルシウム 約39%)40㎏

もみ殻堆肥(窒素 2.1%/リン酸 1.8%/カリ 0.6%)320ℓ

を与えました。

*もみ殻は「燻炭」ではなく「たい肥」です。お間違えの無いように!

講習会の折「冬の元肥には窒素を与えない」と申し上げましたが、もみ殻堆肥にはわずかながら窒素が含まれています。

この程度ならば5月に咲く花への影響は少なかろうと(勝手に)思っています。

しばしば申し上げますが、私はばらの成長に必要な窒素分は6月の「梅雨入り前の元肥」で1年間分を一気に与えることにしています。

 

まずはサングアノを株間に施し、その上にもみ殻堆肥を施します。

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うす茶色の粒がサングアノ

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サングアノ+もみ殻堆肥

これをスコップで土を掘り起こしながら混ぜます。

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土と混ぜる

スコップで掘る深さは25㎝程度でしょうか?

天地返しをするつもりで掘っています。

もちろん根が切れることもしばしばですが、構いません。

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切れた根

土の中には、我がパートナーのミミズさんたちがたくさんいます。

お休み中を掘り起こしてしまい、申し訳なく思っています。

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根とミミズさん

株間70㎝で植わっている我が家の「ばら薮(やぶ)」では、教科書のように「株の周りをぐるりと丸く掘って……」などという広さの余裕はありません。

株間の「空いている場所」を掘るのが精一杯です。

しかし、それで十分だと思っています。

その株間に入って作業をする際に、株は仮剪定をせずに長いままにしておきます。

仮剪定をして枝が低くなっておりますと、かがんだ拍子に短くなった枝が顔(特に目)に刺さるなどの事故を起こす恐れがあります。

また枝が長いままの方が、皮手袋をした手で株をかき分けてスペースを作り、体を株間に潜り込ませるのも容易だと思います。

 

午後3時過ぎには元肥入れの作業が終了しました。

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元肥入れ完了 西側

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元肥入れ完了 三角t地帯

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元肥入れ完了 南側

コンテスト派の皆さんは、しばしば品種による多肥・寡肥を問題にします。

確かに私も鉢植えに関してはそれを考慮しています。

しかし地植え株に関しては、どの株がどこに根を伸ばしているのか、全くわかりません。

A株に与えたつもりの肥料をB株が横取りし、C株に与えたつもりの肥料をA株が横取りしている……という状態だと思います。

当初は多肥グループ・寡肥グループと区画を分けて植えていましたが、株が世代交代を重ねて、今では多肥品種も寡肥品種もぐちゃぐちゃに植わっています。

それでもそれぞれの品種ごとにそれなりのレベルの花が咲いていますので、地植えに関しては多肥・寡肥は全く考慮せずに施肥しています。

ウチの子たちは品種ごとに、それぞれ必要な肥料成分を必要な分だけ自分で判断して吸収している……と勝手に思い込んでいます。

鉢の土替え 完了しました

今日は一日中穏やかな天気に恵まれ、鉢の土替え作業も順調に進みました。

夕方近くまでかかって、やっと完了しました。

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鉢の土替え完了―1

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鉢の土替え完了ー2

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鉢の父替え完了―3

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鉢の土替え完了―4

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鉢の土替え完了―5

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鉢の土替え完了ー6

スリット懸崖鉢10号が50鉢弱ありますが、前期高齢者となった身には持ち運びが苦痛です。

特に水を十分に吸わせた10号鉢を持って階段の上り下りをすると、腰・膝が爆発しそうです。

10号鉢はそろそろ限界かな?……と、しみじみと感じました。

一方、我が家のメインである8号懸崖鉢は、土の容量が 5.2ℓ で10号鉢(約13ℓ )の半分以下ですので、取り扱いが容易です。

今後は10号鉢を減らすように工夫します。

 

土替え最終日になって、我が家にとっては珍しいヤツの写真が撮れました。

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ナミハダニ 越冬型?ー1

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ナミハダニ 越冬型?ー2

画像の原板を拡大すると8本脚が見えるのですが、このサイズ・ダウンして掲載した画像ではダニの形を確認するのは困難かもしれません。

オレンジ色をしていますのでナミハダニの越冬型だと判断したのですが、正しいかどうかはわかりません。

カイガラムシ対策で準備していたマシン油乳剤30倍液を、刷毛(はけ)でペタペタ塗っておきました。

ダニがいたのはこの1株だけ。

夏期のバイオアクトの散布により、我が家ではほとんどダニの姿を見ることがありません。

 

明日以降、冬の元肥入れの作業になります。

鉢の土替え 完了間近

元日から昨日までの3日間は風も穏やかで鉢の土替え作業が順調に進みました。

今日(4日)も朝から作業を始めましたが次第に風が強くなり、お昼までで中止せざるを得なくなりました。

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1月4日 昼前

あと丸一日作業ができれば、鉢の土替えは完了しそうです。

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1月4日 土替え未終了の鉢

作業場としてお借りしている畑に使用済みの鉢土の山が出来ています。

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使用済み鉢土

 

昨年大みそかに接ぎ木した連中は、日当たりの良い縁側に置いてあります。

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接ぎ木した苗たちー1

天気が良い日には衣装ケースの中が30℃を超えてしまうことがあります。

カーテン越しに日光を当てたり、ふたの開け方などにより温度を調節します。

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接ぎ木した苗たち-2

15℃~25℃になれば理想だと思います。

 

さて、1月1日の「接ぎ木しました」の記事の中で、穂木を削った際に見える形成層の画像を掲載しましたが、黄色い線や文字を入れたため「見にくい」というお声をいただきました。

それならば……というわけで、改めてここに形成層の見えている部分だけ、書き込みのない拡大画像を貼っておきます。

まず外側(台木の削った皮の方に来る面)です。

活着する時にこちらの面からカルスができる……として私が重要視している面です。

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穂木外側の形成層

表皮のすぐ下の緑色の部分が形成層です。

私の削り方(ナイフでスパッと)では、幅が0.2~0.4㎜しかありません。

形成層の内側が木質部、さらに真ん中(白くふわふわした部分)が髄……という構造がお分かりかと存じます。

 

一方、内側(台木の髄の方に来る面)は、

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穂木内側の形成層

同様に表皮のすぐ下の緑色の部分が形成層です。

削り始め(画像左側)の形成層の幅は0.5~0.7㎜ほどはありそうですが、私の削り方ではだんだんと深く削ってしまうため、先端の形成層は0.2~0.4㎜程度でしょう。

もっと薄く削(そ)げばよいのかもしれません。

ただ、形成層の下の木質部は見えていますが、髄の部分までは達していません。

 

以上、1月1日分の記事のフォローでした。

 

明日は風が収まって、作業ができると良いのですが……

接ぎ木しました

あけましておめでとうございます。

いつも関西ばら会ブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。

本年も土曜・日曜を中心に更新していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

新年初日の今日、本来ならば御屠蘇気分で大人しくするのが世間の常識かもしれませんが、初日の出(大阪で 7:05)の頃から風が止み、穏やかな冬日になりましたので、元日の今日も丸一日、鉢の土替え作業をしておりました。

貴重な「ばら作業休暇」を一日たりとも無駄には出来ません。

何しろクリスマス寒波以降、強風のために作業が遅れ気味で、少々焦っております。

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1月1日 鉢の土替え進捗状況

 

さて、実は昨日(大晦日)ですが、年越し寒波の来襲で強烈な西風が吹き荒れ(明石の最大風速は朝 6:16 に西北西の風 20.6m/sec)、屋外の作業ができませんでした。

貴重な一日をボ~~っとしているのは惜しいので( 年末の家事の手伝いをせぃ!という声も聞こえます)、本来は1月に入ってから(通常、小寒大寒の間に)行う作業ですが、30数株ほどの接ぎ木をしました。

私はいわゆる「切り接ぎ」を行います。

「張り芽接ぎ」をしたこともありますが、「切り接ぎ」の方が成功率が高かったので、この接ぎ方を採用しています。

以下、「けがをしない台木の削り方」も含めて、私自身の接ぎ木のやり方をご紹介します。

 

まずは準備。

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接ぎ木の三種の神器

部屋を暖めている石油ストーブを利用して、パラフィンを湯煎して溶かしておきます。

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パラフィン

パラフィンはろうけつ染めの資材を取り扱っているお店で購入できます。

私は、「135°F(ペレット状)」というものを使っています。

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パラフィンを湯煎で溶かす

完全に溶けるまで、20分ほどかかります。

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溶けたパラフィン

お湯の温度は65℃前後を保ちます。

 

以上の準備ができれば、畑に仮植えしておいた台木を掘り起こします。

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畑に仮植えしてあった台木

接ぎたい品種の穂木を準備して、トゲを除去します。

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穂木のトゲを除去

穂木はその年の5月に一番花を咲かせたステム、または2番花のステムが良いと思っています。

とにかく硬く締まった枝が理想です。

次に台木に接ぐ部分を斜めに切ります。

【注意】この時、穂木は長いままの方が作業がやりやすいですよ。

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台木に接ぐ部分を斜めに切る

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穂木を斜めに切りました

斜めの角度は、普通は45°だそうですが、私の切り方はもっと鋭く、60°位の角度だと思います。

剪定ばさみで切ったので、切り口が荒れています。

そこで改めてナイフで切り口をスパッと切って、切り口の面をシャープにします。

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剪定ばさみの断面をナイフでシャープに

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スパッ!

【お詫び】先日のツルばらとの格闘の結果、指が傷だらけ……見苦しくてスンマヘン。

これで台木に接いだ時の「外側(=台木の皮側)」の面が完成です。

次に穂木を180°回転させて、接いだ時の「内側(=台木の髄側)」の面を作ります。

2㎝程度、表皮を削(そ)ぎます。

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表皮を薄く削ぐ

削ぐ深さは形成層が見える程度。

 このくらいです。

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内側の形成層

この時、先ほどスパッと削った外側は、 こうなっています。

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外側の形成層

これを真横から見ますと、

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穂木の接ぎ口

この画像でお分かりかと思いますが、私の穂木は外側の角度が急(鋭角)です。

(普通は45°と言われています。)

なぜこれほど外側を鋭角にするかと申しますと、

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2019年1月27日

穂木が台木に活着した際、まずカルスができるのはこの外側であるのがお分かりだと思います。

このカルス部分をできるだけ大きくしたいという発想から、外側の面を広くする……つまり穂木の切り口を鋭角にするという削り方にしているのです。

ここまで接ぎ口を作って、初めて穂木を短く切ります。

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穂木を短く切る

【コメント】ご覧のように、私は穂木として「節」の部分を好んで使います。

節の部分には見えない「芽」がたくさんありますので、穂木の中に「シュートの元」が多くあるように思うからです。

ただし、この部分を使うと1芽だけで接ぐ穂木に比べて、3月以降に伸びる1番枝の伸び方が貧弱です。

 

次が「けがをしない台木の削り方」です。

台木を用意します。

穂木よりちょっとだけ太い台木が理想です。

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台木

根部を一握り程度(10㎝前後)にカットします。

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一握り

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根をカット

台木の「首」部分の茶色の薄皮や土をこすり落とします。

細い根が出ていたら、それも生え際から除去します。

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台木の「首」のクリーニング

【注意】ここからが「けがをしない」工夫!

普通はここで台木のクラウン部分を切り落としますが、切ってはダメです!

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クラウン部分は切り取りません!

クラウン部分を握ってください。

そして、ナイフで「向こう側」に向かって、鉛筆削りの要領で台木を薄く削(そ)ぎます。

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クラウン部分を握る

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2.5㎝ほど「鉛筆削り」

ここで初めて台木の上部(クラウン部分)を切り落とします。

切る場所は、鉛筆削りの先端1~2㎜ほどを含めた部分です。

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クラウン部分カット

クラウン部分を切り取った台木の先端は、まだ「鉛筆削り」の深さが浅いことが普通です。

そのため、台木の最上部が「顎(あご)状」になって出っ張っている(=穂木の内側が顎(あご)につかえて台木の形成層に密着しない)ことが多いので、台木の内側の先端2㎜ほどを60°程度の角度をつけて「面取り」します。

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台木の「顎(あご)」の面取り

これで一応台木の完成です。

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台木 完成

【コメント】世間の常識的なやり方では台木を「切り下げ」ます。

しかしその作業中に刃を滑らせて、台木を持つ手をバッサリと切って大出血という悲劇が頻繁に起こります。

しかしこの「鉛筆削り方式」ならば、ナイフの刃は(穂木を削る時・台木を削る時も)常に「こちらから向こうへ」という方向ですので、けがをすることが少なくなるはずです。

 

いよいよ穂木を台木に挿入します。

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穂木を台木に挿入

穂木の「内側(穂木の表皮を削(そ)いだ側)」と「外側(角度をつけて剪定ばさみで切り、ナイフでスパッと切った側)」を間違えないでください。

【余談】外側・内側を間違えても活着します。

芽の方向が悪い時には、わざと内側・外側を逆にすることもありますが、あまりお勧めはしません。

 

次が絶対に重要なポイントです!

穂木と台木の形成層が合わさるように穂木を差し込みます。

とは言っても、形成層が重なっているかどうかは見えません。

下の写真 で言えば、台木の「皮」部分の右端と、穂木の角度をつけてスパッとカットした面の右端が合っていれば(たぶん)OKです。

(通常、穂木と台木の太さが違いますので、片側の形成層があっていればOKです。)

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台木と穂木の形成層を合わせる

かつ、穂木を台木の切り込みの底まで、きっちりと(ある程度の力を入れて)押し込んでください。

この押し込みが甘いと活着率が下がります。

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穂木を確実に底まで入れる

 

穂木を台木の底まで押し込んだ際、角度をつけてスパッとカットした面が台木の「皮」部分からはみ出してしまうことがあります。

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台木の皮からはみ出した穂木の切り口

こうなってしまうと、なぜか活着率が低くなります。

この場合は台木をもう少し切り下げて、穂木の「外側」のカット面を台木を削(そ)いだ「皮」部分で完全に覆うようにします。

 

接ぎ木テープを巻きます。

私が使っている New メデール は伸ばしながら巻きつけます。

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接ぎ木テープを巻く

台木と穂木の接ぎ口部分をしっかりと固定します。

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テープ巻き完了

12月19日の接ぎ木講習会では、穂木の上の方までテープで巻くように指導されていましたが、私はその方法を取りません。

穂木までテープで巻いていると、ちょっとした力の入り具合で接ぎ口がずれてしまうことがしばしば起こるからです。

台木の接ぎ口の少し下から巻き始めて、台木の切り口を覆うまできっちりと巻いておきます。

しかしこのままでは穂木から水分が発散してしまいます。

そこで登場するのが冒頭で準備していたパラフィンです。

テープを巻いて水分の発散を予防する代わりに、パラフィンでコーティングして穂木からの水分の発散を防ぎます。

パラフィンに浸(つ)けるのは0.5秒くらいです。

お湯の温度が65℃程度ですので、パラフィンは(たぶん)60℃くらいだと思います。

パラフィンの温度が高すぎると芽を痛めますし、温度が低すぎるとコーティングが分厚くなってしまいます。

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パラフィンへ投入 ヨーイ

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ドンッ!パラフィンへ投入

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パラフィンコーティング完了

これを4.5号ビニールポットに植え込みますが、私なりのこだわりがありまして、バイオゴールド社の Stress ZERO を使います。

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バイオゴールド STRESS  ZERO

この用土は水はけ良く、また水保ちも良く大変良くできています。

(我が関西ばら会のスポンサー企業様ですので、大々的に名前を出して精一杯高く評価したいと思います。)

ちょっと……いや、かなり高価な用土ですが、私はコンテストの賞品として手に入れています。

毎回のコンテストで、私がバイオゴールド賞だけは「意地でも取りに行く」という意気込みで出品していることにお気づきでしょうか?

この賞品だけはどうしても取りたいと思っています。

ポットの底には用土がこぼれないように台所用のごみ取りネットを切って使います。

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台所用ごみ取りネット

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ポットの底に敷く

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接ぎ木苗植え込み

植え込みの終わったポットは十分に灌水して、透明の衣装ケースに入れ、日当たりの良い縁側に置きます。

今後は温度管理が重要になります。

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接ぎ木完了

以上、私なりの接ぎ木をご紹介いたしました。