朝からずっと曇り空で陽が射さず、ほぼ1日中、作業ができました。
まずは我が家の主力選手たちの芽の伸び具合です。
この「シーア ブリス」の中で、先週は、
こんな感じだった芽が、今日はこれ。
また、
この芽は、今日は……
剪定後の新芽がこのように伸びています。
そこで、先週は剪定後に伸びた芽が幼くて「ばら藪」の中に潜り込むと新芽を折る事故が起こりそうと思って躊躇したのですが、今日はばらの茂みに潜り込んで雑草退治をしました。
雑草を取り除くと、いろいろなトラブルが見つかります。
これはスタンダードの接ぎ口近くですが、少しカイガラムシが着いています。
いつも通り、
マシン油乳剤30~40倍液を塗布します。
で、こんなカイガラムシ退治なら日常茶飯事ですが、今日はもっと厄介な相手を発見。
しかも3株です!
もう1株は面倒くさくなって写真も撮っていません。
で、退治の様子。
まずは大型のピンセットで、株元の柔らかくなっている部分を徹底的に突き回し、おがくず状のものを除去します。
すると、矢印のような「深い穴」が見つかることがあります。
この穴の底に「ヤツ」がいるかもしれませんので、ピンセットでできるだけ突いて、刺し殺す(突きつぶす)ことを試みます。
このパターンでは、「ヤツ」を殺せたかどうかの確認ができませんので、この穴にカルホス乳剤の原液をスポイトで注入しておきます。
寒い時期には以上の例のように「敵」は下に潜りお姿を拝見できないことが多いのですが、今の時期は上に上るパターンもよくあります。
矢印部分を拡大すると、
何となく刺しつぶすことに成功しているような気もするのですが、確信が持てませんので、この株にもカルホスを注入しておきました。
そして、これ!!
黄色の円内は、
とうとうヤツの姿を拝むことができました。
もちろん引っ張り出して記念写真……のはずでしたが、撮影しやすい場所に移動中、ピンセットからポロリ。。。姿が見えなくなってしまいました。
まあ、落ちたテッポウムシが再び株元に入り込むことはありませんので、この株に関しては確実に敵を退治できたという「勝利宣言」です。
というわけで、「テッポウムシ退治迷人(めいじん)」を自認する私ですが、今日は1勝1敗(穴にカルホス注入)1分け(刺しつぶせたか?)
そんなこんなで、夕方、定期薬剤散布。
本日のレシピは、
フルピカ フロアブル(殺菌剤)……50㏄
コテツ フロアブル(殺虫剤)……35㏄
ディアナSC(殺虫剤)……35㏄
バイオアクト(ダニ忌避剤)……100㏄
鉄力あくあ(微量要素剤)……25㏄
アプローチBI(展着剤)……100㏄
水……100ℓ
咲いた花にスリップスが目立ってきましたので、殺虫剤はスリップス対策を重視しました。
最後に今週の採花状況です。
というわけで、来週の日曜日(10月6日)は「やさしいバラの育て方」講習会です。
よろしくお願いいたします。