関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を原則偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )また、常時会員の募集を行っています。Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp にお問い合わせください。

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

ゴールデンウィーク最終日…天気は荒れ模様

ゴールデンウィーク中、カレンダーの「赤字の日」にはずっとブログを書き続けてきましたが、本日が最終日となりました。

 

まずは繰り返しになりますが、お知らせとお願いです。

来る5月10日(金)~12日(日)、花博記念公園鶴見緑地の「咲くやこの花館」に於いて「大阪ばら祭2024」を開催いたします。

大阪ばら祭2024 | 大阪の植物園-咲くやこの花館- (sakuyakonohana.jp)

コンテスト日程は、

「大阪ばら祭2024」コンテスト日程表

一般・新人の部には、このブログをご覧の会員以外の皆様の出品を大歓迎いたします。

10日(金)と12日(日)は、お庭で咲いているばらを一枝(HT種・房咲種・ツルばら・イングリッシュローズオールドローズなど、系統や品種を問いません)お持ちください。

長さは「花首からフラスコの口まで50㎝以内」となっていますが、短くてもかまいません(20㎝以上あれば何とかなります)。

ちなみに昨年の「大阪ばら祭2023」の初日の「自由花1本競技」の様子です。

2023年5月12日 自由花1本競技

また11日(土)は開花した花3輪を、花首を2㎝程度に切って花だけを水鉢に浮かべる競技です。

この競技は「ミニチュア種は除く」という規定ですので、ミニばら以外の系統の花(HT種・フロリバンダ種・ツルばら・イングリッシュローズオールドローズなど)を3輪、短く(5~10㎝程度に)切ってご持参ください。

昨年の「自由花浮花競技」は、こんな感じでした。

2023年5月13日 自由花浮花競技

ご出品に関してはベテラン勢がお手伝いいたしますので、「ものは試し」で是非お庭に咲いているばらをご持参ください。

なお、非会員の皆様でも当日に会場でご入会下されば(入会金¥1,000+年会費¥2,000をお願いいたします)「会員の部」に出品していただけますので、よろしくお願いいたします。

そして会員の皆様には、繰り返し繰り返しのお願いで恐縮ですが~~

ばら祭の前日(9日・木曜日)の午後2時から会場の設営、ばら祭最終日(12日・日曜日)の午後5時から会場の撤収作業を行ないます。

お時間のご都合がつく会員様には、是非ともお手伝いいただきますよう、心からお願い申し上げます。

 

さて、我が家の庭ですが、朝早くから時折パラパラと雨が来ていましたので、まずは「傘掛け」の作業に追われました。

昨日、ポールを地面に差し込んでありましたので、2時間程度で作業を完了しました。

5月6日 傘掛け完了①

5月6日 傘掛け完了②

5月6日 傘掛け完了③

5月6日 傘掛け完了④

5月6日 傘掛け完了⑤

しかし、すでに15m/secの南風が吹きつけており、

5月6日 強風にあおられる傘

シトシトと降る雨にはビニール傘も有効ですが、今日~明日の強風を伴う雨には「無駄な努力」に終わる公算が大です。

で、このような大規模な作業をすると、必ず「事故」が起こります。

5月6日 傘掛け作業の犠牲者

「ブルーシャトー」の一番立派な花首が犠牲になりました。

 

開花が始まったため嬉しくなって、ゴールデンウィーク後半戦のブログには花の画像ばかりを並べ立てました。

しかし、もちろん基本的な作業は常時続けていました。

まずは「枝直し」の作業。

画像は「ピンクラスター」ですが、「あけぼの」など、花首の曲がる品種には「添え木」を当てて、ステム~花首を真っすぐにすることが必要です。

枝直し前

枝直し作業①

枝直し作業②

枝直し完了

枝が真っすぐになるまで1週間ほどの時間が必要です。

コンテスト出品の可能性があるステムには、開花1週間~10日前にこの作業を行いますが、「ガーデンで咲かせる派」の皆様には不要な作業です。

 

また、「枝曲がり」ではなく「首曲がり」のステムもあります。

首曲がり①

これは花首の上部(蕾のすぐ下)に奇形の1枚葉が付くことによって、花首が「引き攣(つ)った」ように曲がってしまったものです。

首曲がり②

首曲がり③

これは「添え木」を当てても治療できません。

迷わず下の5枚葉1~2枚を付けて切り戻し、1.5番花に期待します。

首曲がり④

この「首曲がり」の処理も「ガーデンで咲かせる派」の皆様には不要でしょう。

ただし「切花を楽しむ派」であれば「みっともない切り花」になってしまいますので、切り戻して1.5番花を楽しむのが良かろうと思います。

 

そうこうしているうちに、自作の接ぎ木苗に待望のシュート芽が見え始めたものが散見されるようになりました。

接ぎ木苗のシュート芽①

接ぎ木苗のシュート芽②

この先も次々にシュートが出ます。

充分に太いシュートが2本程度出たならば、接ぎ木後最初に出たステムは生え際から「ご苦労様カット」して、新しく出るシュートだけの株にします。

 

明石では午前11時頃から本格的な雨降りになりました。

その雨の前に、急いで採花した花の画像を並べます。

今日はこの3日の間にご紹介した品種との重複を厭わずに「エエ花」をUPします。

5月6日 アドミラル ロドニー

強香かつ巨大輪の花が咲いています。

 

5月6日 レディー サワ

鎌倉の大月啓仲先生の作出花です。

花芯の巻きが絶品です。

 

5月6日 パラダイス

「香りの花競技」用に導入した品種ですが、良い香りながら期待したほどは強く香りません。

しかし幅の広い花弁がゆったりと開く花姿は魅力的です。

 

5月6日 無名種

例の営利切花用の無名種。

1株しかありませんが、花数が揃って咲くのはさすがに切り花用の品種です。

(もう随分前に試作用として頂戴した株ですが、その後販売されたとは聞いていません。花弁数が多すぎて開きにくいことが難点なのでしょうか?しかしその分、花保ちは抜群です。)

 

切り花用品種と言えば、

5月6日 パレオ90

我が家の「定番」の花になっている「パレオ90」も営利切花用の品種で、一般に販売されていません。

私が駆け出しのころ、コンテストの師匠である故・笹島辰子先生から穂木を頂戴し、伊丹ばら園で接いでもらった株が、今なお現役で花を咲かせています。

ず~~っと露地で栽培していますが、これをハウスで咲かせると「輝く山吹色」になるのだそうです。。。私は「濃い山吹色」で十分に満足しているのですが。

 

5月6日 夜間飛行①

5月6日 夜間飛行②

この品種も揃って一斉に咲きます。

HT種でありながら房咲性がありますので、大房咲に開花させて「香りの花競技」に出品することを画策しています。

6日先に迫った「香りの花競技」の日に房が咲き揃うかどうかがムズカシイ。。。

 

「香りの花競技」と言えば、上記以外にも、

5月6日 ボニー スコットランド

これも有力候補でしたが、この2輪で「ネタ切れ」です。

 

在庫が無限?にある香りの品種は「エマニエル」です。

5月6日 エマニエル①

5月6日 エマニエル②

ご覧の通りツルばらですし、4~8輪の房咲きにもなります。

ツンと鼻腔に刺さる感じの薬っぽい香りです。

ただし防虫ネットの外に「むき出し状態」で咲いていますので、ブイブイ(カナブン/ハナムグリ)の餌になってしまう可能性が高いです。

 

5月6日 春芳

「パパ メイアン」に勝てるのは、この品種かな?

 

もちろん我が家の顔も。

5月6日 マーガレットメリル

3~5輪の房咲きであれば「パパメイアン」には負けません。

 

5月6日 ダーク ベルベット

「パパメイアン」の交配種ですので、これを出品したら「な~~んだ、パパやん!」と言われるでしょうね。

 

香りの品種から離れます。

5月6日 手児奈

鉢植えではありますが、コンテスト品種の最右翼が何とか間に合いそうです。

地植えの「手児奈」の開花まではまだ2~3週間かかりそうです。

 

5月6日 レッド広島

やっと「それらしい花」が咲き始めました。

 

以下、コンテストとは関係のない品種です。

5月6日 赤富士

 

5月6日 ブラックティー

 

クイーン バガテル

いずれも「ご近所さん」に行くことの多い品種です。

 

フロリバンダ種も少しご覧ください。

いずれも主蕾の除去をサボった株で、その主蕾が咲いています。

5月6日 ペルニール ポールセン

 

5月6日 イントリーグ

 

5月6日 アプリコット フレグラント

 

5月6日 レッ ドサージ

 

5月6日 フレグランス ペルシカ

 

5月6日 ショッキング ブルー

 

5月6日 プレイ ガール

 

5月6日 プレイ ボーイ

 

5月6日 ブライダル ピンク

 

5月6日 朝

 

本格的な雨に降り籠められたゴールデンウィーク最終日の午後、たっくさん画像を並べ立てました。

失礼いたしました……と言いつつ、最後にコンテストに行くと思われる連中の「楽屋」をご覧下さい。

5月6日 (たぶん)コンテストの主力たち

右下の黄色円内は、

5月6日 双頭の「都大路

例の「都大路」の奇形です。

明日から朝早くに出勤しますので、これが開花した時の画像をご覧に入れることができるかどうか……

 

何はともあれ、「大阪ばら祭2024」へのご出品、会場設営・撤収のお手伝い、くれぐれもよろしくお願いいたします。