暖かく穏やかな一日でした。
明日の午前中は雨の予報が出ていますので、その前に是非とも元肥を入れようと思い、朝から「ばら藪」と格闘しました。
まず、地植え株を固定するために株周りに差し込んで枝を縛っているポール(農竹)を全部抜きます。
ばらの根元を掘り返す時にポールは邪魔になるからです。
雑然としていますが、今後時間のある時に、長さ別に整頓します。
次に、1.5m以上に茂っている枝を1m程度にバッサバッサと仮剪定します。
剪定箇所は、芽の有無は全く関係なし。
樹高だけを考えて切ります。
あと1ヶ月もすれば「春花剪定」で芽の位置を確認しながら剪定しますので、今はとにかく樹を低くするだけです。
冬の元肥と言えば、市販のばら栽培書ではN:P:K=1:3:1になるように、骨粉や油粕などの有機肥料を中心に与える……というように書いてあります。
しかし、しばしば申し上げるように、私はそのような施肥はしません。
今の時期にN(窒素)を与えてしまうと、それが分解してばらが吸収するのは4月以降になり、5月の花期にNが残っていて花形が乱れるうえに花色がボケる……科学的・農学的に正しいかどうかは知りません。
ただし、私自身の30数年のばら作りで体得した「自己流」では、冬の元肥には極力Nを控え、その代わり1年間分(と言っても良いほど多量)のP(リン酸)を与えます。
ばらが必要とするK(カリウム……草木灰や硫酸カリなど)は冬に与えても構いませんが、私はNと併せて5月末~6月初旬の梅雨入り前に与えます。
今日施した肥料と有機物は、
P肥料としてサングアノ(本当はバッドグアノを使いたいのですが高価なため、こちらを使っています)……これを1株に500g。
土壌改良の有機物としてもみ殻堆肥(浜松の宮本肥料製)を、1株に5~6ℓ。
(2%程度のNが入っていますので、大量投入は避けます。)
それぞれの分量は厳密に計量する必要はありません。
「この株に500gのサングアノを与えた」と思っていても、地植えの株は隣・近所から別の株の根が伸びていたり、こちらからつまみ食いに根を伸ばしたりしていますので、計量は無意味です。
多肥品種・寡肥品種を確実に区別して施肥するためには、鉢植えにしなければなりません。
というわけで、このサングアノともみ殻堆肥を株間に撒きます。
ここにスコップを差し込んで大雑把に土と混ぜ合わせます。
深さはスコップの刃の長さ……20~25㎝程度です。
当然、太い根を切ってしまうこともありますが、構いません。
いや、根が切れるとそこから新たな根が発生しますので、むしろ切れた方が良いとも言われています。
土が掘り返されて盛り上がっていますが、雨が降ったりして1ヶ月もすると落ち着きます。
何とか雨の日の前日に施肥作業を完了できました。
鉢の土替えの際に鉢を軽くするために1ヶ月間灌水をしない、そのために樹皮が皺(しわ)だらけになる株があると、1月3日に書きました。
その時の画像が、
でしたが、今日はこうなっています。
完全に復活しています。
実は植え替えて充分に灌水すると、5~6時間で皺が減り、丸一日で完全復活するのが普通です。
さて、残った作業はツルばらの誘引以降、鉢株及び地植え株の仮剪定で発生した大量の枝の処理です。
月初めの土曜日(明日)は病院巡りの日ですので、ばらの作業はできません。
日曜日以降、天気と相談しながらガーデンシュレッダーで処理する予定です。
故障したカメラは修理に3万円必要とのこと。
安いカメラにそれほどの修理費を出すのはアホらしいので、同じように安い中古カメラを購入することにしました。
2~3日で入手できそうです。
本日の画像はコンパクトデジカメ使用でした。