関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を原則偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )また、常時会員の募集を行っています。Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp にお問い合わせください。

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

芽が動いています

まずはお知らせです。

当ブログの前任者のY君が Instagram でばらの写真を公開していました。

しかし現担当者はSNSはチンプンカンプン……LINEも使っていません。

(電話も嫌いで、スマホに着信があっても大概は放置しています。)

で、Instagram は長い間「開店休業」状態でしたが、当会会員のKさんが復活させてくれました。

関西ばら会(@kansai_rose_society) • Instagram写真と動画

併せて Facebook も新設してくれました(スンマヘン、アドレスが貼れませんので、「関西ばら会」で検索して下さい)。

お時間があればご覧ください。

 

さて、今日は歯科医院やら整体やら……体のメンテナンスで走り回り、ばらのメンテナンスはほぼ無し。

芽の動きのみ写真に収めました。

2月17日 ツルばらの芽①

オレンジ色の円内に近づくと、

2月17日 ツルばらの芽②

陽当たりの関係か、枝の勢いの関係か、部分的に大きく動いています。

同様に、

2月17日 ツルばらの芽③

2月17日 ツルばらの芽④

「早起き」の芽がチラホラ見られます。

 

昨年9月に芽接ぎ(T字接ぎ)したスタンダード作りも、

2月17日 スタンダード作り①

芽接ぎ後、冬の間もず~~っと戸外に置いてありましたが、黄色の円内の芽は、

2月17日 スタンダード作り②

これまた動き始めました……接ぎ木成功です。

 

1月21日にバッサリと刈り込んで鉢の土替えをしたトゲナシノイバラですが、

2月17日 トゲナシノイバラ①

矢印部分に早くも芽が出ています。

2月17日 トゲナシノイバラ②

2月17日 トゲナシノイバラ③

今年もこのトゲナシノイバラでいろいろなお遊びをします。

トゲナシノイバラと言えば、1月28日に芽接ぎ苗のクラウン部分を切り取り、それを「挿し木」しました。

2日分のお遊び……いろいろ - 関西ばら会 (hateblo.jp)

そのクラウン部分の挿し木は、

2月17日 トゲナシノイバラの「挿し木」

根付いていると思います。

「一家に1本、遊び道具のトゲナシノイバラを!」と申し上げましたが、この挿し木、ご希望があれば差し上げます。

4月の講習会の折にでもお持ちいたします。。。実は、もう1株あります。

限定2株ですが、御入用の方は仰せ付けください。

 

シュートが出ないために樹高が高くなった地植えの「武州」を、10年ほど経過した古枝の「節(ふし)」の部分で、無理やり剪りました。

その古い「節」から出た芽ですが、

2月17日 古い「節」で無理やり剪定

着実に動いています。

実はこの「節」の裏側からも芽がもう1つ動き始めています。

これらの芽は「げんこつ剪定」をした時と同様、8月までは花を咲かせずにピンチを続け、9月の剪定で少し剪り込んで秋花から咲かせます。

 

5日前に春花剪定した鉢植えの株たちも、確実に芽が動いています。

2月17日 鉢植えの芽①

2月17日 鉢植えの芽②

2月17日 鉢植えの芽③

剪定したい枝に適切な芽が無い場合は「節」で剪定しましたが、

2月17日 鉢植えの芽④

2月17日 鉢植えの芽⑤

10年前の「節」からも芽が出るほどですので、昨年の「節」からは100%発芽します。

 

明日は防虫ネットのフレーム修理をする予定です。

春花剪定終了しました

三連休の最終日、鉢植えの剪定を終え、これで今年の春花剪定が完了しました。

剪定前①

剪定後①

剪定前②

剪定後②

剪定前③

剪定後③

剪定前④

剪定後④

剪定前⑤

剪定後⑤

3日間に亙った剪定の最後は、例によって例の如くガーデンシュレッターの登場です。

ガーデンシュレッター

2時間後、全て完了。

春花剪定 完全終了

 

さて、今日は鉢植え株の春花剪定について詳述します。

一昨日ご覧いただいた地植えの剪定は一般的な教科書の方法と大差ありません。

しかし毎年ご紹介する通り、鉢植えの剪定は世間様とは全く違い、極端な深切りをします。

サンプルをご覧ください。

品種は3年経過した「フレジェ」ですが、昨年出たシュートのみ5本から成る株です。

我が家の鉢植えの多くは前年に出たシュートだけから成る株であり、2年以上経過した「古枝」は基本的にはありません(ウソです、実は……あります。後述します)。

そのようなシュートだけの株になる理由が、私の春花剪定のやり方に由来します。

剪定前

教科書通りならば、矢印の辺り(長さ20~25㎝程度)で剪定すると思いますが、私はこのシュートのず~~っと下の方、株元まで剪定位置を下げます。

二毎芽(にまいめ)剪定

シュート枝の下から2芽目のすぐ上で剪る……名付けて「二毎芽(にまいめ)剪定」が基本です。

ただし、その芽の方向が悪い時、例えば芽が伸びて行く姿を想像した時に、他の枝と衝突する可能性が高い場合……

芽の方向が悪い例①

また、横向きに芽が伸びてしまう場合、

芽の方向が悪い例②

このシュートを「二毎芽剪定」、すなわち②で剪ると芽が真横あるいは下向きに伸びてしまいます。

このように「二毎芽剪定」すると不都合が生じる場合は、もう1芽上の3芽目で剪る場合があります。

これを名付けて「三芽麗(みめうるわ)しく剪定」と呼んでいます。

それぞれのシュートを「二毎芽剪定」または「三芽麗しく剪定」で剪った結果、この「フレジェ」は、

剪定完了

こんな株になりました。

それぞれのシュートの長さは5~6㎝程度、地面からは8~9㎝程度の高さになりました。

この「フレジェ」は絞り品種……言わば「お遊び品種」ですので、花数を多くしたいがために5本もシュートを残しました。

しかしコンテスト品種……言わば「本気品種」は花数を制限して大きな花を咲かせるために、シュート数を制限してあります。

8号鉢では1~3本、10号鉢で2~4本程度です。

コンテスト品種の剪定

8号鉢の「魅惑」ですが、シュート2本を「二毎芽剪定」した結果、株の高さは6㎝になってしまいました。

いずれにしても我が家の鉢植えが「シュートだけの株」になっている理由は、以上の通り極端な深切りをしているためです。

3月以降に伸びるステムの数が少ないため、余った樹力がクラウン(株元)部分の隠れ芽(伏し芽)を動かしてベーサルシュートになる……と、勝手に理解しています。

ただし、正直なところ全ての株にベーサルシュートが出るわけではありません。

中には、昨年はシュートが発生しなかったものもあります。

その場合は、昨年の春花剪定の後に伸びたステムの1段目の一番下の1芽で剪ります。

これまでこの剪定法に名前を付けていませんでしたが、今後は「一芽惚(ひとめぼ)れ剪定」と呼ぶことにします。

一芽惚れ剪定①

一芽惚れ剪定②

シュートの出にくい品種(マダム高木、パスカリ、アンペラトリス ファラーなど)で一旦この「一芽惚れ剪定」を始めると、年々樹高が高くなる悪循環に陥る可能性が出てきます。

その場合でも「節(ふし)」の部分に芽が見られたらラッキー、そこまで切り下げることができます。

「節芽(ふしめ)」で剪定

「一芽惚れ剪定」「節芽剪定」もできなくなってしまった場合……最終手段が「げんこつ剪定」ですが、今年は幸いなことにその対象になる株はありませんでした。

鉢植えの春花剪定は、極力「樹を低く仕立てる努力」が大切だと考えます。

 

昨年の大晦日に接ぎ木した自家製の苗たちは、概ね順調です。

2月12日 自家製春苗①

一気にステムが伸び始めた苗。

2月12日 自家製春苗②

そして、例の芽接ぎ苗も、

2月12日 自家製春苗③

中には芽の動きが止まっているものもありますが、気温の上昇とともに再び動き出すものと思われます。

これら接ぎ木苗たちに灌水代わりの液肥を与えました。

灌水代わりの液肥

いつもは液体のハイポネックスを使っていますが、今日は「N顧問イチオシ」のトップドレッシングを1000倍で使いました。

もちろんこれもコンテストの賞品として頂戴したもの。

高価な商品ですので、スポンサー企業様はありがたい存在です。

 

今週はかなり暖かい日もあるという予報です。

剪定を終えたばらさん達や接ぎ木苗には春の訪れはうれしいのですが、私の「バラ科花粉症」にとってはありがたくない陽光になりそうです。

春花剪定2日目

連休2日目。

朝は快晴でしたが、午後は急に曇ったり時に小雨が降ったりする変わりやすい天気。

そんな中、1日中剪定をしていました。

 

昨日、サンプルで地植えの剪定を御覧いただいた「オクトーバー フェスト」ですが、今朝見ると、

剪定翌日①

矢印の枝、角度を変えてみると、

剪定翌日②

涙?それとも涎(よだれ)?

剪定翌日③

樹液があふれ出ていました。

この株だけではなく、多くの株でこのような状況になっています。

樹はすでに目覚め、春に向けてスタートしています。

 

さて、昨日の記事では「剪定に適した芽」の画像が欠けていましたので、今日は最初に改めて「芽」に着目します。

剪定前

枝が重なっていて見にくいのですが、矢印の枝に近づきます(品種は「手児奈」です)。

まず最上部です。

上部の芽①

「節(ふし)」の部分を除いて、全ての芽が動いています。

特に黄色の円内の芽は、

上部の芽②

こんなに動いてしまった芽は、もちろん剪定箇所には使えません。

下に目を移します。

中間部の芽

①も②もふっくらとしていますが、やや膨らみ過ぎでしょうか。

③は膨らみ始めた芽。この程度の膨らみ具合の芽が剪定箇所になります。

さらに下に目をやると、

下部の芽

③の芽の下、赤色円④が昨年春の剪定位置ですが、「節」になっています。

この「節」に近づくと、

「節」の隠れ芽(付し芽)

矢印の先に隠れ芽(伏し芽)があります。

樹高を低くすることに努めるならば、この「節」で剪定します。

しかしこの株は超一級のコンテスト選手ですので、多少樹高が高くなろうとも「良芽」、すなわち③で剪り、良花が咲くことを期待します。

剪定

剪定終了

画像を見て気づきましたが、「節」のすぐ上の右側にも芽がありますね。

結果的にこの枝は昨年春に伸びたステムの1段目で「2毎芽(にまいめ)剪定」したことになります。

午後3時頃までかかって、地植え株を全部剪定し終わりました。

剪定前①

剪定後①

剪定前②

剪定後②

剪定前③

剪定後③

剪定前④

剪定後④

剪定前⑤

剪定後⑤

最後の写真の黄色円内のティッシュペーパーですが……

何度か書いたことがありますが、私は「バラ科の花粉症」です。

バラ科の植物は虫媒花ですので、通常は「花粉症」にはなりませんが、極めて稀にイチゴ栽培農家や花屋さんに、職業病として「バラ科の花粉症」が発症するそうです。

で、私は「ばら」そのものにはあまり反応しませんが(とは言え、コンテスト会場のような閉鎖空間では「鼻水じゅるじゅる」状態になっています)、梅の花が最悪の敵です。

1月上旬から3月上旬まで、梅の花が咲いている間はクシャミ・鼻水・涙目に苦しみます(世間でスギやヒノキの花粉症が蔓延する頃には、私の花粉症は消えます)。

今日は1日中外で仕事をしていましたので、午後には「鼻水じゅるじゅる」が最高潮に達しまして、ものすごい枚数のティッシュペーパーを使いました。

そういえば2、3日前、食後にイチゴを食べた途端にクシャミと鼻水が出たのには笑いました。

梅だけではなく、イチゴもダメかも……

ただ、桜はほとんど反応しませんので、花見は出来ます。

 

さて、地植えの剪定中にカイガラムシを発見した株がいくつかありましたので、いつもの通りマシン油乳剤の20倍液を刷毛(はけ)で塗布しておきました。

カイガラムシ退治

 

夕方、鉢植えの剪定を始めましたが、その報告は明日にします。

3連休最終日も、1日中庭仕事になりそうです。

地植えの春花剪定 始めました

3連休の初日です。

いよいよ本日、今年の「春花剪定」を開始しました。。。んが、

まずは朝方、関西ばら会の事務作業として、会員の皆様にお送りする郵便物(総会報告書など)を作成するために時間をロスしました。

おまけに、一昨日プリンターが「昇天」して新しいプリンターを購入したのですが、その設定やらWi-Fi接続やらに手間取りました。

そのため、本日の剪定作業は2時間ほどしかできませんでした。

 

まずは剪定の手順をおさらいしておきます。

本日は「地植え編」です。

今年のモデルは、2月3日の記事にも登場した「オクトーバー フェスト」です。

剪定前①

黄色の円内が2月3日の記事でご紹介した、昨年12月に「穂木を採取した枝」です。

近づいて見ますと、

剪定前②

すでに3年が経過した途中シュートですが、充分に枝が太い(万年筆程度の太さがあります)ので、もう1年、この枝に花を咲かせることにします。

まずはこの枝を剪定します。

樹高が高くなっていますので、出来るだけ低い位置で「ふっくらと膨らんだ良芽」を探します。

剪定①

下から2芽で剪ることにしました。

鋏は芽の上5~7㎜の所を「芽の方向と平行」、すなわち枝に対しては「やや斜めに」剪ります。

剪定②

この枝を高さの基準にします。

剪定③

そこでまず気になるのは、右の赤色矢印の枝です。

先に剪った黄色の円内の枝と同様、3年経過したシュート枝ですが、上部(今回の剪定位置)が鉛筆程度の太さしかありません。

他に良い枝が無ければこの枝も残して構わないのですが、この株は後述のように新しいベーサルシュートも出ていますので、株が込み合わないように「細い枝は極力ご苦労さん」します。

オレンジ色の直線で、すなわち生え際(クラウン部分)からバッサリと切り落としました。

するとその奥に、新しい枝が2本見えてきます。

剪定④

赤の矢印は昨年発生した新しいベーサルシュート、藤色の矢印は一昨年のベーサルシュートで、昨年はそこから4本の太い枝が伸びました。

これら新しい枝を下から2芽程度で剪って低くすると、先に剪った3~4年目の枝との高さの差が大きくなってしまいます。

そこでこれらの若い枝は、あまり低くなり過ぎない高さで、良芽を選んで剪ります。

ただし、昨年のベーサルシュート(赤矢印)はこの春花剪定が、言わば「この先3~4年のスタートライン」ですので、他の枝とのバランスを考えつつ、出来るだけ低く剪りたいところです。

剪定⑤

結局、赤の矢印のようにシュート1段目の上部で剪りました。

その結果、

剪定⑥

まずは黄色の円の部分を剪って高さの基準とし、その高さに合わせて古い枝(赤の円内)を剪り、4月以降ステムが伸びた際にこれらの枝とぶつかる(交差する)心配のない少し離れた位置にある若い枝(緑の円内)をできるだけ低い位置で(とは言っても古い枝の高さとのバランスを考えつつ)剪る……というわけで、この株の剪定は終了です。

 

剪定をする時に気をつけたいことを一つ書きます。

それは、

剪定⑦

この枝、どこで剪りましょうか?

実は葉があった場所に芽が無い枝です。

低く仕立てたいのならば、写真の下部に映っている「節(ふし)」(=昨年の剪定位置)で改めて剪り直すか、この芽の無い枝の最上部の「節(ふし)」で剪ります。

剪定⑧「節(ふし)」での剪定

この画像にも写っていますが、「節」の部分には多くの「隠れ芽(伏し芽)」があります。

「良芽が無い時には節(ふし)で剪る」というテクニックは知っておいてください。

 

我が家に1株だけあるスタンダード仕立ての株(マーガレット メリル)も剪定しました。

スタンダード仕立て 剪定前①

スタンダード仕立ての場合は、雨の跳ね返りで葉が汚れる(=黒星病の元凶)ことがありませんから、鉢植えの「三芽麗(みめうるわ)しく剪定」「二毎芽(にまいめ)剪定」並みに短くしておくのが良いと思います。

近づきますと、

スタンダード仕立て 剪定前②

細枝をすべて生え際から切除します。

スタンダード仕立て 剪定終了①

画像が逆光気味で見えづらいかも・・・・・・そこで表向きから。

スタンダード仕立て 剪定終了②

 

前述のような事情で、本日は庭の西側のみの剪定で終わりました。

2月10日 剪定前

2月10日 剪定後

奥の方に見える背の高い一群は、例の超高勢の「シーア ブリス」です。

春花剪定を終えた「シーア ブリス」

「春花剪定」終了時でも、1.2mほどの高さがあります。

無理やり低く仕立てるとイジケてしまい、あの雄大な花が咲きません。

鉢植えには向かない品種です。

 

明日は地植えの剪定を終わらせ、鉢植えの剪定に取り掛かれると思います。

2月の講習会 終了しました

本日、2月の「やさしいばらの育て方」講習会を開催しました。

聴講してくださった皆様に御礼申し上げます。

会員以外の方々のご参加も多く、1年間のスタートになる「春花剪定」の大切さを理解なさっている方々ばかりで細かな点に関する鋭い質問もあり、力の入った講習会になりました。

ありがとうございました。

2月4日 長居公園入り口

2月4日 長居植物園入り口

2月4日 講習会風景①

2月4日 講習会風景②

2月4日 講習会風景③

2月4日 講習会風景④

2月4日 講習会風景⑤

2月4日 講習会風景⑥

2月4日 講習会風景⑦

剪定の方法は書物を読んだり、YouTubeの動画を見たりしてもわからない点が多いと思います。

実際に「現物」を見て、どの位置をどのように剪るのかを見学し、ご自身でも実践するというのが、剪定法をマスターする近道だと思います。。。と申し上げつつ、本日の「春花剪定」の結論は、「どこで剪っても良い」ということでした(笑)。

ちなみにその実例として、10年以上経過して150㎝ほどになっていた地植えの「武州」の古枝を、今年の元日に地上20㎝程度に切り詰めましたが……

1ヶ月後の今朝は、

2月4日 「武州」の古枝

「節(ふし)」の部分から新たな芽(矢印)が出てきました。

この芽はシュートに準じた扱いをして3~4回のピンチを繰り返し、秋花から咲かせます。

来春はこの枝の1段目で「春花剪定」をしますので、150㎝あった樹高を25~30㎝の低さにすることができます。

 

さて、地下鉄を降りて会場に行くまでの間、いつものように長居公園の周回道路沿いの植物をカメラに収めながら歩きました。

今日はバラ科の植物として、各種の桜の様子を撮影しました。

十月桜①

十月桜②

十月桜③

十月桜④

「十月桜」は12月の接ぎ木講習会の折にもチラホラ咲いていましたが、今日は五分咲き程度になっていました。

 

河津桜

河津桜

河津桜

河津桜」は蕾が大きく膨らみ、先端に姿を現した花弁部分がピンクの色合いを漂わせていました。

 

サトザクラ(菊桜)

同じく、

サトザクラ(松月)①

サトザクラ(松月)②

サトザクラ」はまだ蕾の膨らみが見られません。

 

さらに「桜」の代名詞は、

ソメイヨシノ

ソメイヨシノ

さらに硬い蕾です。

しかし、クリスマス前後及び先週の寒さで確実に「休眠打破」が完了しています。

1月末に発表された今年第1回目の「桜開花予報」では、大阪は例年より5日早い3月22日の開花予報でした(昨年は3月19日の開花でした)。

ばらも例年より数日早い、昨年よりは2~3日遅い開花になると推測されます。

 

もう1種。

アーモンド①

アーモンド②

ネコヤナギのような「毛」の生えた蕾ですね。

 

講習会に出かける前に咲き残った花を切りました。

2月4日 朝

もちろんこの時期には見るべき花はありませんが、

2月4日 パスカリ

2月4日 シーアブリス

2月4日 ローラ

ご愛嬌で記念写真のみ撮りました。

 

あと1週間で我が家も「春花剪定」をします。

次の週末のブログは、その剪定の様子をお伝えすることになるでしょう。

 

明日(4日)は講習会です

告知が遅くなってしまいました、スンマヘン。

明日2月4日は「やさしいばらの育て方」の講習会です。

いつもの通り、長居植物園に隣接した「花と緑と自然の情報センター」1階のセミナー室に於いて、午後2時~4時の2時間の講習です。

今回のテーマは2月・3月の手入れですが、何と言っても「春花剪定」が中心です。

庭でたくさんの花を咲かせて楽しむパターン、立派な切り花をご近所にお配りして自慢するパターン、コンテストで1等賞を狙うパターン等、その目的によって切り方が違います。

また3月になってからの芽の管理、3月末からの定期薬剤散布など、いよいよ始まる今年のばら栽培のあれやこれやをお話いたします。

例によって、会員様以外は原則として予約が必要(花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788)ですが、当日、会場でも受け付けますので、お気軽にご参加ください(教材費¥200をお願いいたします)。

 

今週は月曜~金曜までマジメに出勤しました。

朝6時45分に家を出る時にはまだ薄暗く、ばらの様子が分かりません。

夜7時前に帰宅する時には真っ暗です。

というわけで、今朝は1週間ぶりにばらさんたちの様子を観察しました。

2月3日朝 地植え①

地植えの「オクトーバー フェスト」ですが、黄色の四角内は、

2月3日朝 地植え②

エエ感じで芽が膨らんでいます。

赤の矢印の芽はどちらで剪っても良いステムになりそうです。

赤矢印よりも一層膨らみが大きいブルー矢印の芽は、昨年12月の接ぎ木講習会の折に穂木を採取した枝のもの。

これは剪定せずにそのまま伸ばすのが良いと思います。

2月3日朝 地植え③

地植えの「手児奈」ですが、黄色の円内の芽が剪定に適した膨らみ具合。

それよりも上の芽は、どれも伸び過ぎていますので、剪定位置には適しません。

鉢植えを見ると、

2月3日朝 鉢植え①

先週、灌水をした時に土壌水分計をご覧いただいた株です。

3本のシュート枝の上部は、年末~年始に鉢の土替えを行った際に仮剪定をしてあります。

その結果、上部の芽はいずれも動き、伸びすぎています。

向かって右のシュートは、

2月3日朝 鉢植え②

円内の芽は動き過ぎていますので、2本の直線のうち、上の直線で剪ると「二毎芽(にまいめ)剪定」になります。

続いて真ん中のシュートは、

2月3日朝 鉢植え③

これも「二毎芽剪定」をするならば直線で剪ることになります。

矢印の芽は「節(ふし)」から出ています。

この付近には他にも「隠れ芽(伏し芽)」がある可能性が高いので、この矢印の芽で切ることも考えられます。

最後に、向かって左の一番太いシュートは、

2月3日朝 鉢植え④

写真ではボケてしまっていますが矢印に1芽ありますので、直線で剪ると「二毎芽剪定」です。

この品種は「フロージン82」の枝変わりですが、短め(10㎝程度)にピンチしたシュートの1段目には芽が少ない……ちょっと変わった性質があるようです。

こんな感じで「春花剪定」の位置に目星を付けながら庭を歩き回りました。

立春(今年は明日ですね)を過ぎると、いよいよ「春花剪定」の適期になります。

私は例年2月11日の建国記念の日の前後に剪定することにしています。

今年は10日~12日の3連休中に剪定します……あ、もう来週ですね。

 

先日、1月28日の日曜日に、自家製の接ぎ木苗に液肥ハイポネックス1000倍)を与えました。

その効果でしょうか、1週間足らずで随分芽が伸びています。

2月3日 接ぎ木苗①

一番成長の早い株です。

6日前は、こんな感じ。

1月28日

今日、接ぎ木部分をよく見ると、

2月3日 接ぎ木苗②

2月3日 接ぎ木苗③

ちょっと角度を変えて2枚の画像をご覧いただきますが、お分かりでしょうか?

矢印部分に「カルス(癒合組織)」がわずかに見えています。

これも毎度申し上げる通り、カルスは台木の内側ではなく「皮側」から発達し始めています。

「形成層を合わせるのは【皮側】の方を重視する」という理由が分かっていただけると思います。。

また、同じく28日に上部を切り落とした「芽接ぎ苗」ですが、

2月3日 芽接ぎ苗①

芽に近づいて比較しますと、

1月28日 芽接ぎ苗の芽

2月3日 芽接ぎ苗の芽

不得意な「芽接ぎ」……(今回だけは?)成功です。

さらに、切り取ったクラウン(株元)部分を「挿し木」しました。

2月3日 台木の挿し木

風の当たらない明るい日陰に置いてありますが、葉は全く萎(しお)れていません。

このまま1ヶ月程度、様子を見ることにします。

 

何はともあれ、明日の講習会、天気があまり良くないようですが、よろしくお願いいたします。

2日分のお遊び……いろいろ

昨日は関西ばら会の総会及び新年会のため、ばらさんたちの相手ができませんでした。

そこで今日は一日中、「週末2日分」のお遊びをしてもらいました。

 

まず、4、5日前の寒波と25m/sec を超える猛烈な西風に耐えた花がありましたので、採花してマンマイちゃんの花(仏壇花)にしました。

1月28日 採花

左の白花は「魅惑」です。

1月28日 魅惑①

1月28日 魅惑②

またオレンジ色?は「ブランデー」です。

1月28日 ブランデー①

1月28日 ブランデー②

もちろん、強風でボロボロになった花もあります。

1月28日 ブランデー③

1月28日 ローラ

 

今週気になっていたのは、年末~年始に土替えをした鉢植えたちです。

土替えの際に水を張ったポリバケツに浸けて充分に灌水しましたが、それ以降1回も水遣りをしていません。

ちなみに昨年4月の講習会で「ウチの若い衆」に教えてもらった「土壌水分計」。

春の嵐 中被害 - 関西ばら会 (hateblo.jp)

これで水分量を測ってみると、

1月28日 灌水前①

1月28日 灌水前②

1月28日 灌水前③

いずれも「MOIST」で緊急を要する水分量ではない……と言うか「エエ感じ」の水分量ではありますが、長年1~2月は1ヶ月に1度の灌水をして来ましたので、本日、全部の鉢植えに今年初めての灌水をしました。

その結果、水遣り後は、

1月28日 灌水後①

1月28日 灌水後②

1月28日 灌水後③

全て針が振り切れるほどの「WET」状態になりました。

これで次の灌水は「春花剪定」終了後……2月20日頃が目安かな?と思っています。

 

晦日に接ぎ木をした苗たちは順調です。

1月28日 接ぎ木苗①

2芽で接いだ苗は、

1月28日 接ぎ木苗②

「節(ふし)」を接いだ苗は、

1月28日 接ぎ木苗②

「節」を穂木にすると多くの芽が動きますが、成長はやや遅れます。

同一品種(と言うか、同じ枝から採った穂木)でも、

1月28日 接ぎ木苗③

1月28日 接ぎ木苗④

やはり「節」を穂木にすると、芽の動きは遅くなります。

しかし何度も書きますが、苗が成長して「節」部分がクラウン(株元)になった時には、「隠れ芽」がたくさん存在していますので、シュートが多く出る……と勝手に思い込んでいます。

芽が伸び始めた苗に、灌水代わりの薄い液肥ハイポネックス1000倍)を接ぎ木後初めて与えました。

1月28日 接ぎ木苗⑤

勢いのある苗は、早くも力強く葉が展開し始めています。

1月28日 接ぎ木苗⑥

ただし、1株だけ「失敗」した苗があります……

接ぎ木の失敗

「節」を接いだフロリバンダ種の「うらら」です。

芽が全く動いていないだけではなく、穂木に皺(しわ)が入っているのがお分かりいただけると思います。

そして、その失敗の原因もお分かりいただけ……ますか?

接ぎ木の際、接ぎ木テープ(ニューメデール)を巻いた後にパラフィンコーティングをして穂木の乾燥を防ぐのですが、この苗は、そのパラフィンコーティングを「忘れ」ています。。。ボケていました。

ビニールポットに植え付ける時にそのミスに気づきましたが、「まあ、大丈夫だろう」と思って放置しました。。。大丈夫ではありませんでした。

接ぎ木後の保湿の大切さを実感しています。

 

一方、唯一「芽接ぎ(張り芽接ぎ)」をした「熱情」ですが、

1月28日 芽接ぎ苗①

恐らく活着したものと思われます。

1月28日 芽接ぎ苗②

芽接ぎ後4週間が経過し、芽が接ぎ木テープ(ニューメデール)を突き破っていますので、そろそろ台木の上部を切断する時期です。

1月28日 芽接ぎ苗③

接いだ芽の1cmほど上で、台木のクラウン部分を切り落としました。

1月28日 芽接ぎ苗④

苦手な芽接ぎですが、今回は成功率100%でした……って、1株しか接いでいませんけど。。。

で、切り落としたクラウン部分でも、ちょっとお遊びをしてみます。

1月21日の記事で、

遊び道具の準備 - 関西ばら会 (hateblo.jp)

遊び道具として「一家に1株、トゲナシノイバラを……」という内容の記事を書きましたが、接ぎ木の時に切り落とした「台木のクラウン」部分から発根するか、つまり台木の挿し木ができるか……という実験をしてみます。

1月28日 台木を挿し木①

1月28日 台木を挿し木②

果たしてどうなりますことやら。。。

 

同じく1月21日の記事で、我が家のトゲナシノイバラを植え替えた際に切り落とした太い根で、8本分の台木ができたと書きました。

その根を台木にした接ぎ木……これが本日最後のお遊びでした。

1月28日 トゲナシノイバラの根

これを使って、

トゲナシノイバラの根に接ぎ木①

ニューメデールを穂木の部分まで巻いて保湿します。

ただし芽のある部分は一重だけ巻くようにします。

トゲナシノイバラの根に接ぎ木②

これをビニールポット+バイオゴールド「ストレスZERO」で植え付けます。

トゲナシノイバラの根に接ぎ木③

充分に灌水して接ぎ木は完了。

というわけで、本日は2日分のお遊びをいたしました。

総会・新年会を開催しました

本日1月27日(土)、JR大阪駅直結の「ホテルグランヴィア大阪」21階宴会場「蘭の間」において、2024年の関西ばら会の総会及び新年会を開催しました。

参加者19名、ベテラン勢のみならず新入会委員の方々も出席してくださり、賑やかに、また和やかな時間を過ごすことができました。

ありがとうございました。

新年会風景①

新年会風景②

新年会風景③

新年会風景④

新年会風景⑤

新年会風景⑥

遠く福井からもご参加いただき(しかも参加者全員にお土産まで頂戴し)、心より感謝申し上げます。

総会においては、30分の予定時間では全く足りないほど多様なご意見・ご提案を頂戴いたしました。ありがとうございました。

会員の皆様のご要望に沿えるように、改めて役員が意見交換し、出来ることから実行して参りますので、引き続き協力のほど、よろしくお願いいたします。

本日の総会で決まったこと等の詳細につきましては、なるべく早いうちに会員の皆様全員に文書でお知らせいたします。

 

最後に、本日の集合写真です。

総会・新年会ご参加の皆様

 

遊び道具の準備

午後から青空になる……という予報が外れて一日中曇り空で、夕方が近づくにつれて北寄りの風も強くなっています。

 

今日は、スタンダード用の台木を作ったり、

スタンダード台木作り - 関西ばら会 (hateblo.jp)

「接ぎ挿し」の実験をしたり、

接ぎ木いろいろ - 関西ばら会 (hateblo.jp)

と、いろいろな「お遊び」の道具になっているトゲナシノイバラの鉢植えの土替えを行いました。

トゲナシノイバラの鉢植え①

そもそも、このトゲナシノイバラは鉢植え株の台木部分から発生した「台芽」です。

その画像が残っています。

2021年4月25日 台芽①

矢印が「台芽」です。

葉が小さく、かつ本葉は7~9枚葉で色が淡いため、本来の品種株のシュートでないことは簡単に見分けられます。

毎年、台芽が発生する株は決まっていますので、その時期になればその「常連株」は特に注意して観察します(ちなみに画像の株は葉とトゲを見ると、「都大路」ですね。樹齢25年以上の株ですが、今でも毎年台芽が出ます。)

今年も4月以降、台芽が発生する時期になれば「台芽が発生した時の処理法」といった記事を書くことになると思いますが、簡単に言えば、台芽が出ているところまで土を掘り(黄色の円内)、

2021年4月25日 台芽②

その台芽の生え際に親指を入れ、上から下に押し下げて台芽を生え際から抉(えぐ)り取ります。

2021年4月25日 台芽③

普通はこの台芽を捨てますが、「台芽②」の画像の矢印部分に1本だけ「白根」が出ているのがお分かりいただけると思います。

台芽を処理した際に、この「白根」が1本でもあれば、鉢植えにすると根付きます。

2021年4月25日 台芽④

1時間ほど水揚げをして鉢に植え付けました。

2021年4月25日 台芽⑤

この台芽が3年後の現在、

トゲナシノイバラの鉢植え②

トゲナシノイバラの鉢植え③

こんなに成長している次第です。

2年間鉢土を替えていませんので、本日植え替えをしました。

トゲナシノイバラの土替え①

まずツル枝を全て切り落としました。

切り捨てたツルには、5月になれば白い香りの良い野ばらの花が房になって咲き、そのまま放置すれば秋には黄色い種が実り、来春その種を蒔けば秋には「自家製の台木」ができるはずです。

しかし「ネズミの額」の広さしかない我が家の庭には、2年がかりで台木を作る空きスペースがありません(種を蒔いた夏には、野ばらの藪になります……トゲがありませんので、扱いはラクですが……)ので、手間のかかる台木作りの作業はしません。

それはさて置き、鉢から株を抜きます。

2年ぶりで根がギッチリと回っているため、抜くのに苦労しました。

トゲナシノイバラの土替え②

できる限り土を落とします。

トゲナシノイバラの土替え③

トゲナシノイバラの土替え④

土を全部きれいに落として、根を水洗いして……などという必要はありません。

「できるだけ土を落とす」という程度でOKです。

例によって、根を10㎝程度に切り詰めます。

トゲナシノイバラの土替え⑤

太い根も遠慮なくバッサリと切ります。

お馴染みの用土(園芸の土:赤玉土(中粒):腐葉土=1:1:1)にマグアンプKの大量投入。

この鉢は9号ですが、次の土替えは多分2年先ですので、マグアンプKの大粒を300gほどぶち込みました。

トゲナシノイバラの土替え⑥

充分にかき混ぜて、

トゲナシノイバラの土替え⑦

株を戻して、山盛りに用土を入れて、

トゲナシノイバラの土替え⑧

移植ごてで鉢の周囲を何十回も突いて、用土をギチギチに固め、

トゲナシノイバラの土替え⑨

5㎝ほどのウォータースペースができれば、

トゲナシノイバラの土替え⑩

上からも下からも充分に水を吸わせます。

そのまま5分ほど放置して、水が引けば完了。

トゲナシノイバラの土替え 完了

これで3月以降に伸び出す新しいツル枝を6月頃に挿し木し、その後9月下旬にT字接ぎをしてスタンダードを作る……そんな「お遊び」の道具の仕込みができました。

さらに今回は「副産物」もあります!

トゲナシノイバラの根①

「土替え⑤」の画像に写っている「切り取った根」ですが、その鉛筆よりも太いものは、

トゲナシノイバラの根②

細い根が付いた状態で適当な長さに切ると……8本分の「台木」ができました。

2月まで接ぎ木ができますので、これらも畑に仮植えして接ぎたい品種ができた時の備えにしました。

以上の通り、トゲナシノイバラを1株持っているだけで、いろいろな「お遊び」ができます。

もちろん私のように「台芽を植える」などというケチくさいことをしなくても、接ぎ木用に準備した「台木」を1本、鉢植えすれば事足ります。

あるいはひょっとしたら、切り接ぎ・張り芽接ぎをする際に切り落とした台木のクラウン(株元)部分を鉢植えすれば発根するかもしれません。

 

接ぎ木関係でもう少し。

12月に穂木を採取した枝を見ると、芽が動いていました。

穂木を採取した株①

黄色の円内が昨年12月の接ぎ木実習のために穂木を採取した枝。

穂木を採取した枝①

採取していない枝の赤円部分は、

穂木を採取していない枝①

2月の「春花剪定」をするのにちょうど良い状態です。

同様に、穂木を採取した株。

穂木を採取した株②

黄色の円内が採取した枝。

穂木を採取した枝②

穂木を採取していない赤色の円内は、

穂木を採取していない枝②

5月の開花期に黄色円内の芽が伸びて咲く花は、2月に剪定をする他の芽よりも早咲きになるのかどうか、ちょっと興味があります。

3~4日でも早く咲くならば、5月末~6月初旬に咲く超遅咲き品種(「ラ マルセイエーズ」など)を5月中旬のコンテスト期間に咲かせるためのヒントになるかもしれない……と思います。

 

透明の衣装ケースに入れて南向きの縁側に置いてある接ぎ木苗たち。

1月21日 衣装ケースの接ぎ木苗

得意な「切り接ぎ苗」は100%芽が動き始めています。

 

明後日以降、今週の中ごろは寒波来襲の予報。

インフルエンザも流行しているようです。

皆様、どうかご自愛のほどを。

そして、27日の土曜日に総会・新年会でお会いできることを楽しみにしています。

雨の大寒

本日は二十四節気大寒

冷え込みは無かったものの、朝から雨模様の一日でした。

 

寒中の花(蕾)が残っています。

1月20日 レッドlクリフ

1月20日 ブランデー①

1月20日 ブランデー②

何度も木枯らしに吹かれた蕾はトゲに刺されてボロボロです。

1月20日 マーガレットメリル(スタンダード仕立て)

1月20日 ローラ①

1月20日 ローラ②

 

1月20日 魅惑①

1月20日 魅惑②

以上全て地植えの株です。

鉢植えは土替えの時に全て仮剪定をしてありますので、蕾はもちろん葉も残っていません。

1月20日 鉢植え①(10号鉢)

1月20日 鉢植え②(8号鉢)

1月20日 鉢植え③(主に8号鉢)

 

昨年9月に芽接ぎ(T字接ぎ)したスタンダード2株。

1月20日 芽接ぎスタンダード①

それぞれの芽は、

1月20日 芽接ぎスタンダード②

1月20日 芽接ぎスタンダード③

前回(1月5日)とほとんど変わっていませんね。

しかし、ツルばらはその1月5日と比べると、芽の動きが顕著です。

1月20日 ツルばら①

1月20日 ツルばら②

1月20日 ツルばら③

一番右のツルに近づくと、

1月20日 ツルばら④

 

同様に昨年大晦日に接ぎ木をした苗も、順調に芽が伸びています。

1月20日 接ぎ木苗①

1月20日 切り接ぎ苗

先週(1月13日)は、こんな姿でした。

1月13日 切り接ぎ苗

撮影する方向が逆でしたね。失礼しました。

また、私の不得意な張り芽接ぎをした株は、

1月20日 張り芽接ぎ苗①

1月20日 張り芽接ぎ苗②

先週は……

1月13日 張り芽接ぎ苗

ビミョーですねぇ。。。動いているのかな???

 

来週の土曜日(27日)は関西ばら会の総会及び新年会です。

ご出席予定の皆様には確認のお葉書を差し上げました。

JR大阪駅直結のホテルグランヴィア大阪20階の宴会場フロアにお越しください。

(会場は21階「蘭」の間です。)

午前11時30分より総会を開催しますので、よろしくお願いいたします。