週間天気予報通り、6日(木)の夜から今日8日(土)まで、強風が吹き荒れました。
6~7日は南の風、8日は西の風でした。
明石のアメダスでは、7日の最大瞬間風速が南南東の風15.7m/sec(07:17)、8日の最大瞬間風速は西北西の風17.7m/sec(14:52)ということになっていますが、丘の中腹にある我が家ではもっと強かった印象です。
と申しますのも、懸崖作りの「荒城の月」ですが、
矢印のツルが不自然に垂れ下がっています。
フェンスに当たっている部分から折れて、皮一枚だけつながっていました。
皮一枚では花を咲かせられませんので、残念ですが根元からカットしました。
ツルの長さ3m、40~50輪ほどの蕾が付いていました。
その他、コンテスト用のHT種の葉が傷ついているものが多数ありますが、まあ「春の嵐」は毎年恒例の「儀式」ですので仕方ありません。
例年通りならば、もう1回嵐に遭うかも……
それにしても、我が家で嵐が吹き荒れた7日金曜日、私は京都に出勤しておりましたが、職場界隈(祇園)では「そよ風」程度で木の葉もほとんど揺れていませんでした。
明石の風の強さを恨めしく思った次第です。
さて、大した被害の無かった鉢植えも地植えも、ステムが1日に5~7㎝も伸びる「急成長期」を迎えています。
日ごとに成長する様子が見て取れます。
早咲きのHT品種では早くも「側蕾摘み」が必要になっています。
大きい中心の蕾(主蕾)以外に、小さな蕾(側蕾)がいくつも見えています。
お庭でできるだけ多くの花を長い期間楽しみたい場合は、すべての蕾を咲かせても構いません。
しかし、コンテストに出品したり切り花で楽しむ場合は、できるだけ大きな花を咲かせたいので、側蕾を摘んで主蕾を残し1輪だけで咲かせます。
先が「への字」に曲がったピンセットがあると、手元が狂って主蕾を折ってしまう事故を防ぐことができ、かつ作業がラクです。
また逆に蕾の付かないステム(ブラインド)も処理が必要です。
いずれも上の方の5枚葉を1~2枚つけてピンチします。
力のあるステムであれば、ここから伸びるステムで「1.5番花」(1番花と2番花の狭間で咲いてくれる花……私の勝手な造語です)を楽しむことができます。
また、爪楊枝のような細い枝がブラインドになっているならば、その枝は生え際からカットして整理した方が、風通しがよくなって病害虫予防のためにも良いと思います。
ピンチの例の最後に、こんなこともあります。
矢印の蕾が30°ほど首を傾けています。
この「首曲がり」は添え木を当てる「枝直し作業」で修正することは不可能です。
お庭で咲かせる場合は放置しますが、コンテスト派としては絶対に出品できない花しか咲きませんので、迷わずカットして1.5番花を楽しみます。
去る2日の講習会の折、KUROKAWAさんとYさんから「鉢植えの水分をチェックするセンサー」があるというお話があり、かつ4月2日の記事のコメント欄でKUROKAWAさんが情報を提供してくださいました。
古い栽培法しか知らない「ジジイども」には大変新鮮な情報でした。
そこで私も早速注文して入手しました。
右のグリーンの棒状のものは、
Amazon.co.jp: キャビノチェ SUSTEE 5本セット L Green : DIY・工具・ガーデン
左の目盛りの付いているものは、
Amazon.co.jp: 土壌測定器 土壌水分計 テスター デジタル 水分 水やりチェッカー メーター 農家 農業 栽培 園地 観葉植物 電池不要 : DIY・工具・ガーデン
(ともにAmazonのホームページです。)
早速使用してみました。
SUSTEE は、鉢土に突き刺して6~7時間ほどすると、
白い部分が水色に変わり、土の濡れ具合を知らせてくれます。
ただ、あまり厳密な水分量ではありませんので、目安として突き刺したままにしておくのが良いようです(6~9ヶ月使えるそうです)。
一方、水やりチェッカーは、
このように鉢植えのみならず、
地植えにも使えます。
かつ、地面に差し込むと瞬時にメーターが動いて測定値が出ますので、SASTEE よりもこちらの方が実用性が高いと思います。
値段も SASUTEE 2本分程度です。
(こちらは土に突き刺したまま放置はできません。その都度引き抜きます。)
ただし頭の古い私は、こんなセンサーに頼るつもりはありません。
昔から「水遣り10年」と言われていますが、「水遣り40年弱」で身に着けた私の「勘」の正しさのチェックのために、参考程度に使おうと思っています。
あくまでも参考です!センサーなんか頼りにしていません!!私の勘の方が……
(やがて頼りにする日が来るような。。。)
今日、小さなチュウレンジバチをテデトール(手で取る)で退治しました。
例年より1ヶ月近く早いお出ましです。
明日は定期薬剤散布をします。