関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を原則偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )また、常時会員の募集を行っています。Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp にお問い合わせください。

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

春の嵐 中被害

週間天気予報通り、6日(木)の夜から今日8日(土)まで、強風が吹き荒れました。

6~7日は南の風、8日は西の風でした。

明石のアメダスでは、7日の最大瞬間風速が南南東の風15.7m/sec(07:17)、8日の最大瞬間風速は西北西の風17.7m/sec(14:52)ということになっていますが、丘の中腹にある我が家ではもっと強かった印象です。

と申しますのも、懸崖作りの「荒城の月」ですが、

4月8日朝 荒城の月―1

矢印のツルが不自然に垂れ下がっています。

4月8日朝 荒城の月―2

フェンスに当たっている部分から折れて、皮一枚だけつながっていました。

4月8日 荒城の月―3

皮一枚では花を咲かせられませんので、残念ですが根元からカットしました。

ツルの長さ3m、40~50輪ほどの蕾が付いていました。

その他、コンテスト用のHT種の葉が傷ついているものが多数ありますが、まあ「春の嵐」は毎年恒例の「儀式」ですので仕方ありません。

例年通りならば、もう1回嵐に遭うかも……

それにしても、我が家で嵐が吹き荒れた7日金曜日、私は京都に出勤しておりましたが、職場界隈(祇園)では「そよ風」程度で木の葉もほとんど揺れていませんでした。

明石の風の強さを恨めしく思った次第です。

 

さて、大した被害の無かった鉢植えも地植えも、ステムが1日に5~7㎝も伸びる「急成長期」を迎えています。

日ごとに成長する様子が見て取れます。

4月8日 鉢植え―1

4月8日 鉢植え―2

早咲きのHT品種では早くも「側蕾摘み」が必要になっています。

4月8日 側蕾摘み―1

大きい中心の蕾(主蕾)以外に、小さな蕾(側蕾)がいくつも見えています。

お庭でできるだけ多くの花を長い期間楽しみたい場合は、すべての蕾を咲かせても構いません。

しかし、コンテストに出品したり切り花で楽しむ場合は、できるだけ大きな花を咲かせたいので、側蕾を摘んで主蕾を残し1輪だけで咲かせます。

4月8日 側蕾摘み―2

先が「への字」に曲がったピンセットがあると、手元が狂って主蕾を折ってしまう事故を防ぐことができ、かつ作業がラクです。

4月8日 側蕾摘み―3

また逆に蕾の付かないステム(ブラインド)も処理が必要です。

ブラインドー1

ブラインド―2

ブラインド―3

ブラインド―4

ブラインド―5

いずれも上の方の5枚葉を1~2枚つけてピンチします。

ブラインドのピンチー1

ブラインドのピンチ―2

力のあるステムであれば、ここから伸びるステムで「1.5番花」(1番花と2番花の狭間で咲いてくれる花……私の勝手な造語です)を楽しむことができます。

また、爪楊枝のような細い枝がブラインドになっているならば、その枝は生え際からカットして整理した方が、風通しがよくなって病害虫予防のためにも良いと思います。

 

ピンチの例の最後に、こんなこともあります。

首の曲がった蕾―1

矢印の蕾が30°ほど首を傾けています。

この「首曲がり」は添え木を当てる「枝直し作業」で修正することは不可能です。

お庭で咲かせる場合は放置しますが、コンテスト派としては絶対に出品できない花しか咲きませんので、迷わずカットして1.5番花を楽しみます。

首の曲がった蕾―2

 

去る2日の講習会の折、KUROKAWAさんとYさんから「鉢植えの水分をチェックするセンサー」があるというお話があり、かつ4月2日の記事のコメント欄でKUROKAWAさんが情報を提供してくださいました。

古い栽培法しか知らない「ジジイども」には大変新鮮な情報でした。

そこで私も早速注文して入手しました。

水分センサー

右のグリーンの棒状のものは、

Amazon.co.jp: キャビノチェ SUSTEE 5本セット L Green : DIY・工具・ガーデン

左の目盛りの付いているものは、

Amazon.co.jp: 土壌測定器 土壌水分計 テスター デジタル 水分 水やりチェッカー メーター 農家 農業 栽培 園地 観葉植物 電池不要 : DIY・工具・ガーデン

(ともにAmazonのホームページです。)

早速使用してみました。

SUSTEE は、鉢土に突き刺して6~7時間ほどすると、

SUSTEEー1

SUSTEEー2

白い部分が水色に変わり、土の濡れ具合を知らせてくれます。

ただ、あまり厳密な水分量ではありませんので、目安として突き刺したままにしておくのが良いようです(6~9ヶ月使えるそうです)。

一方、水やりチェッカーは、

水やりチェッカーー1

水やりチェッカーー2

このように鉢植えのみならず、

水やりチェッカーー3

水やりチェッカーー4

地植えにも使えます。

かつ、地面に差し込むと瞬時にメーターが動いて測定値が出ますので、SASTEE よりもこちらの方が実用性が高いと思います。

値段も SASUTEE 2本分程度です。

(こちらは土に突き刺したまま放置はできません。その都度引き抜きます。)

ただし頭の古い私は、こんなセンサーに頼るつもりはありません。

昔から「水遣り10年」と言われていますが、「水遣り40年弱」で身に着けた私の「勘」の正しさのチェックのために、参考程度に使おうと思っています。

あくまでも参考です!センサーなんか頼りにしていません!!私の勘の方が……

(やがて頼りにする日が来るような。。。)

 

今日、小さなチュウレンジバチをテデトール(手で取る)で退治しました。

4月8日 チュウレンジバチ

例年より1ヶ月近く早いお出ましです。

明日は定期薬剤散布をします。