昨日は関西ばら会の総会及び新年会のため、ばらさんたちの相手ができませんでした。
そこで今日は一日中、「週末2日分」のお遊びをしてもらいました。
まず、4、5日前の寒波と25m/sec を超える猛烈な西風に耐えた花がありましたので、採花してマンマイちゃんの花(仏壇花)にしました。
左の白花は「魅惑」です。
またオレンジ色?は「ブランデー」です。
もちろん、強風でボロボロになった花もあります。
今週気になっていたのは、年末~年始に土替えをした鉢植えたちです。
土替えの際に水を張ったポリバケツに浸けて充分に灌水しましたが、それ以降1回も水遣りをしていません。
ちなみに昨年4月の講習会で「ウチの若い衆」に教えてもらった「土壌水分計」。
これで水分量を測ってみると、
いずれも「MOIST」で緊急を要する水分量ではない……と言うか「エエ感じ」の水分量ではありますが、長年1~2月は1ヶ月に1度の灌水をして来ましたので、本日、全部の鉢植えに今年初めての灌水をしました。
その結果、水遣り後は、
全て針が振り切れるほどの「WET」状態になりました。
これで次の灌水は「春花剪定」終了後……2月20日頃が目安かな?と思っています。
大晦日に接ぎ木をした苗たちは順調です。
2芽で接いだ苗は、
「節(ふし)」を接いだ苗は、
「節」を穂木にすると多くの芽が動きますが、成長はやや遅れます。
同一品種(と言うか、同じ枝から採った穂木)でも、
やはり「節」を穂木にすると、芽の動きは遅くなります。
しかし何度も書きますが、苗が成長して「節」部分がクラウン(株元)になった時には、「隠れ芽」がたくさん存在していますので、シュートが多く出る……と勝手に思い込んでいます。
芽が伸び始めた苗に、灌水代わりの薄い液肥(ハイポネックス1000倍)を接ぎ木後初めて与えました。
勢いのある苗は、早くも力強く葉が展開し始めています。
ただし、1株だけ「失敗」した苗があります……
「節」を接いだフロリバンダ種の「うらら」です。
芽が全く動いていないだけではなく、穂木に皺(しわ)が入っているのがお分かりいただけると思います。
そして、その失敗の原因もお分かりいただけ……ますか?
接ぎ木の際、接ぎ木テープ(ニューメデール)を巻いた後にパラフィンコーティングをして穂木の乾燥を防ぐのですが、この苗は、そのパラフィンコーティングを「忘れ」ています。。。ボケていました。
ビニールポットに植え付ける時にそのミスに気づきましたが、「まあ、大丈夫だろう」と思って放置しました。。。大丈夫ではありませんでした。
接ぎ木後の保湿の大切さを実感しています。
一方、唯一「芽接ぎ(張り芽接ぎ)」をした「熱情」ですが、
恐らく活着したものと思われます。
芽接ぎ後4週間が経過し、芽が接ぎ木テープ(ニューメデール)を突き破っていますので、そろそろ台木の上部を切断する時期です。
接いだ芽の1cmほど上で、台木のクラウン部分を切り落としました。
苦手な芽接ぎですが、今回は成功率100%でした……って、1株しか接いでいませんけど。。。
で、切り落としたクラウン部分でも、ちょっとお遊びをしてみます。
1月21日の記事で、
遊び道具として「一家に1株、トゲナシノイバラを……」という内容の記事を書きましたが、接ぎ木の時に切り落とした「台木のクラウン」部分から発根するか、つまり台木の挿し木ができるか……という実験をしてみます。
果たしてどうなりますことやら。。。
同じく1月21日の記事で、我が家のトゲナシノイバラを植え替えた際に切り落とした太い根で、8本分の台木ができたと書きました。
その根を台木にした接ぎ木……これが本日最後のお遊びでした。
これを使って、
ニューメデールを穂木の部分まで巻いて保湿します。
ただし芽のある部分は一重だけ巻くようにします。
これをビニールポット+バイオゴールド「ストレスZERO」で植え付けます。
充分に灌水して接ぎ木は完了。
というわけで、本日は2日分のお遊びをいたしました。