一昨日夜から今朝まで、明石は強風が吹き荒れ、
我が家から見える海には「三角波」が立ち、白く見えます。
昨日は京都の職場に出勤しましたが、京都では「そよ風」状態。
明石に帰ると、街灯が風に揺れるほどの西風。
エライ違いです。
とは言うものの、晴天が続いていますので
南向きの縁側の陽射しは一足早く、春!
前回の記事でご紹介した接ぎ木苗は、
たった3日間で随分芽が伸びました。
接ぎ木をする時には
「穂木と台木の形成層を合わせる」と、どんな本にも書いてあります。
その際に、
穂木の垂直に削いだ面の形成層と台木の切り込んだ面の形成層を
合わせる絵が描いてあります。
もちろん間違っていませんが、次の画像をご覧下さい。
穂木が台木に活着する際、初めに成長するカルスは、
垂直の面ではなく 斜めの面です!
したがって、接ぎ木をする時には
1 穂木の斜めに切る面を、鋭利なナイフでスパッときれいに整えること。
2 台木の「皮」になる方の面に、ゴミや削り屑を決して残さないこと。
私はこの2点を特に意識しています。
今の時期、まだしばらくは接ぎ木が出来ますので、ご参考までに。
この冬は、新しい接ぎ木にチャレンジしています。
一昨年、確実園本園の前野さんに ご著書
美しさに差が出る!「一枚上手(うわて)」のバラの咲かせ方
前野義博 著 PHP研究所 発行 2017年 刊
を頂戴しました。
その中に「接ぎ挿し」という方法が紹介されています。
ノイバラの枝に穂木を接いだうえで挿し木する……という手法です。
試しに 年末にやってみました。
室内に入れず、庭に放ったらかしにしていますので
芽の伸びは遅いのですが、確実に動き始めています。
もしも成功率が高ければ、我が家の近所には至る所にノイバラがありますので、
年末に台木を購入する必要がなくなるのですが、
果たしてどうなることやら。。。
また、昨年4月に挿し木した1mほどのノイバラが活着しましたので、
スタンダード仕立ての接ぎ木もしています。
これも庭に放ったらかしですので、芽の動きはゆっくりです。
これらの経過も、順次ご報告いたします。