今日は義父・義母の法事のため家内の実家に行っておりました。
そのため、夕方の定期薬剤散布以外は全くばらに触れておりません。
本日のブログは、5月10日(金)~12日(日)の「大阪ばら祭2024」の華やかな舞台の裏で、我が家がどんな様子だったのか……舞台裏をご覧下さい。
まず、5月6日の記事でご紹介した双頭の「都大路」ですが、
5月9日に開花しました。
しかし、それぞれの花は小さい上に花弁数も少なく、鑑賞に堪えるものではありませんでした。
思うに、1つの花になるべきステム先端の勢いが2分割され、双頭の2輪で、普通の花の1輪分の花弁数と大きさ。。。
結局はつまらない花しか咲きませんでしたので、今後はこのタイプのステムを見つけた際には、早々に5枚葉を1~2枚つけて切り戻すことにします。
5月10日は「大阪ばら祭2024」の初日でしたが、私は加古川ばら会のコンテスト審査のため、咲くやこの花館は欠席してしまいました。
加古川のばら展には「参考出品」として盛花を展示していただきました。
ステム上方25㎝に柳葉がズラズラと並んで「ろくろっ首」状態になるため、春のコンテストでは使い物にならない「メルヘン ケーニギン」をメインで活けてあります。
「ろくろっ首」を隠すために、前の方には「レッド広島」と「モンシェリ」を配して葉を賑やかに見せ、メルヘンたちは主に後方に活けました。
また、雨で花弁の見苦しいものは一番後方に配し、且つ花を「向こう向き」に活けて、正面からは花の「お尻」しか見えないようにしてあります。
この日帰宅後、定期薬剤散布を行いました。
今日のレシピは、
フルピカ フロアブル(殺菌剤)……40㏄
プレオ フロアブル(殺虫剤)……100㏄
アプローチBI(展着剤)……100㏄
水……100ℓ
「開花中は薬剤散布をしない」と書いてある教科書が多く、また実際に薬剤散布を控えていらっしゃる方々が多いと思います。
しかし開花中の2~3週間もの期間、薬剤散布を控えると、気温が急上昇するこの時期、さらに今年のように雨が多いと、開花終盤以降、あっという間に病害虫が蔓延(はびこ)ります。
「やさしいばらの育て方」の講習会でもしばしば申し仕上げますが、私は開花中でも構わず定期薬剤散布を継続します。
ただし、塩素系の薬剤「ダコニール」を開花中に散布しますと、濃い花色を漂白してしまいます。
開花中の薬剤散布には「ダコニール」を使わない……という鉄則は守ってください。
11日(土)と12日(日)は「大阪ばら祭2024」の出品花を採花するため、午前4時半に起床しました。
我が家のこの春の「開花ど真ん中」は、15日~16日でした。
しかし13日~14日の降雨のため、花のレベルは「ガタ落ち」でした。
さらに16日は昼前から土砂降りと強風でした。
明石では午前11時51分に西の風27.2m/sec と台風並みの風……鉢は倒れ、風通しの良いところに植わっている「マダム ヴィオレ」や「ロージ クリスタル」は、葉はもちろん、蕾も花首から吹っ飛んでしまいました。
ちょっと近づきます。
そして夕方、定期薬剤散布をしました。
今日のレシピは、
トップジンM水和剤(殺菌剤)……40g
オルトラン水和剤(殺虫剤)……100g
アファーム乳剤(殺虫剤)……100㏄
鉄力あくあ(微量要素剤)……25㏄
アプローチBI(展着剤)……100㏄
水……100ℓ
明日は町内一斉清掃の日……ですが、私は凋花の切り戻しに追われそうです。
また私の故郷・信州木曽にも「自家製花キューピット」を発送する予定をしています。
ただし、昼頃からまたまた雨の予報。。。本当にこの春の開花は雨に祟られっぱなしですね、困ったもんだ……