連休2日目。
朝は快晴でしたが、午後は急に曇ったり時に小雨が降ったりする変わりやすい天気。
そんな中、1日中剪定をしていました。
昨日、サンプルで地植えの剪定を御覧いただいた「オクトーバー フェスト」ですが、今朝見ると、
矢印の枝、角度を変えてみると、
涙?それとも涎(よだれ)?
樹液があふれ出ていました。
この株だけではなく、多くの株でこのような状況になっています。
樹はすでに目覚め、春に向けてスタートしています。
さて、昨日の記事では「剪定に適した芽」の画像が欠けていましたので、今日は最初に改めて「芽」に着目します。
枝が重なっていて見にくいのですが、矢印の枝に近づきます(品種は「手児奈」です)。
まず最上部です。
「節(ふし)」の部分を除いて、全ての芽が動いています。
特に黄色の円内の芽は、
こんなに動いてしまった芽は、もちろん剪定箇所には使えません。
下に目を移します。
①も②もふっくらとしていますが、やや膨らみ過ぎでしょうか。
③は膨らみ始めた芽。この程度の膨らみ具合の芽が剪定箇所になります。
さらに下に目をやると、
③の芽の下、赤色円④が昨年春の剪定位置ですが、「節」になっています。
この「節」に近づくと、
矢印の先に隠れ芽(伏し芽)があります。
樹高を低くすることに努めるならば、この「節」で剪定します。
しかしこの株は超一級のコンテスト選手ですので、多少樹高が高くなろうとも「良芽」、すなわち③で剪り、良花が咲くことを期待します。
画像を見て気づきましたが、「節」のすぐ上の右側にも芽がありますね。
結果的にこの枝は昨年春に伸びたステムの1段目で「2毎芽(にまいめ)剪定」したことになります。
午後3時頃までかかって、地植え株を全部剪定し終わりました。
最後の写真の黄色円内のティッシュペーパーですが……
何度か書いたことがありますが、私は「バラ科の花粉症」です。
バラ科の植物は虫媒花ですので、通常は「花粉症」にはなりませんが、極めて稀にイチゴ栽培農家や花屋さんに、職業病として「バラ科の花粉症」が発症するそうです。
で、私は「ばら」そのものにはあまり反応しませんが(とは言え、コンテスト会場のような閉鎖空間では「鼻水じゅるじゅる」状態になっています)、梅の花が最悪の敵です。
1月上旬から3月上旬まで、梅の花が咲いている間はクシャミ・鼻水・涙目に苦しみます(世間でスギやヒノキの花粉症が蔓延する頃には、私の花粉症は消えます)。
今日は1日中外で仕事をしていましたので、午後には「鼻水じゅるじゅる」が最高潮に達しまして、ものすごい枚数のティッシュペーパーを使いました。
そういえば2、3日前、食後にイチゴを食べた途端にクシャミと鼻水が出たのには笑いました。
梅だけではなく、イチゴもダメかも……
ただ、桜はほとんど反応しませんので、花見は出来ます。
さて、地植えの剪定中にカイガラムシを発見した株がいくつかありましたので、いつもの通りマシン油乳剤の20倍液を刷毛(はけ)で塗布しておきました。
夕方、鉢植えの剪定を始めましたが、その報告は明日にします。
3連休最終日も、1日中庭仕事になりそうです。