今日の陽射しはさほど強くはありませんでしたが、風もなく蒸し暑さを感じる一日でした。
明石のアメダス情報で最高気温を見ると31.3℃……昨日よりも0.1℃高かったようです。
昨日来本格的になった地植え株の秋花剪定を継続しています。
今日は陽当りの良い場所に植わっている「手児奈」「狭山路」「ジェミニ」「プリンセスノブコ」等のやや遅咲きの品種と、コンテストには関係のない「ブランデー」「カリーナ」等の家庭用品種を剪りました。
とりあえず本日咲いていた花の画像をご覧ください。
今日の1等賞は「コンフィダンス」です。

大きさも花形も発色も、そして花芯の締まり方も高温期の花とは思えない秀花です。
この暑い中で見せた「気まぐれ」でしょうか?
また剪定して切り落とした枝の中にも、良花が混じっていました。


鉢植え株はまだ本格的に剪っていませんが、


ともに「香りの品種」です。




これらは「マンマイちゃんの花(仏壇花)」として採花しました。
さらに秋花剪定をしないフロリバンダ種は、








などなど不断に咲いてくれますので、マンマイちゃんの花が途切れることはありません。
そんな中、この1週間のうちには、ちょっと「変なヤツ」もいました。

一見何の変哲もない蕾に見えますが、見る方向を変えると、

萼のすぐ下から別の蕾の出た奇形でした。
また、

お分かりかと思いますが、花首の下方に1枚だけ花弁のようなものが付いています。

長年ばらを栽培していると、時としてこのような奇形に出会います。
などにも、いろいろな「奇形」の画像を載せてあります。
加えて、虫害も見つけました。
まずはお馴染み?の「オオタバコガ」……今日も発見しました。

また、20数年間鉢植えで育てた「クリスタルパレス」ですが、


今年の6月以降、急激に樹勢が衰え、9月に入って右側(黄色円内)が完全に枯れたので、泣く泣く根元から切り落としました。
原因は「老衰」だろうと思っていたのですが、昨日、クラウン部分をよ~~く見ると、

矢印部分に「穴」があります。
そうです!ゴマダラカミキリが巣立った跡です。
この年末年始には鉢の土替えをして根元は充分に観察していたはずですが、大鋸屑(おがくず)が出ていることに気づかずにおりました。
家内もお気に入りの品種で大切にしていた株です。
「さすがにテッポウムシ退治の『迷人(めいじん)』!」と褒められて?います。
ただ幸いなことに、2~3年前に「お世継ぎ」を接ぎ木してありますので、我が家から「クリスタルパレス」が途絶える事態は避けられます。
そんなこんなでバタバタした一日でしたが、早朝に定期薬剤散布を済ませました。

今日のレシピは、
サルバトーレME(殺菌剤)……35g
コテツ フロアブル(殺虫剤)……50㏄
バイオアクト(ダニ忌避剤)……100㏄
鉄力あくあ(微量要素剤)……25㏄
アプローチBI(展着剤)……100㏄
水……100ℓ
あと1週間ほどで秋花剪定を完遂し、樹の上部を切り捨ててしまいますので、本日の散布は樹の下の方を丁寧に行いました。
もちろん上部の柔らかい部分には上述の通りオオタバコガがいる可能性がありますので、簡単にサッと薬剤のシャワーを掛けましたが、メインは秋花を咲かせる下方の固まった茎・葉への散布でした。
それにしても早朝の薬剤散布作業……5時半になってもまだ夜が明けません。
6時ころからようやく作業ができる明るさになります。
夜明けと夕暮れの時刻は確実に秋ですが、昼間の気温はまだ真夏。
今週末は彼岸の入りだというのに「残暑見舞い」に違和感がありません。
とんでもない地球になってしまいました。