今日は3月11日、あの地震からもう12年になるんですね。。。
時間の流れは早くても、さまざまな災害復興、とりわけ原発事故の廃炉作業が遅々として進まないことに苛立ちを覚えます。
さて、啓蟄(3月6日)が過ぎた途端に「春めく」どころか「春爛漫」になったようです。
この1週間でばらの芽が一気に伸びました。
5月の花に向けて、様々な作業に追われています。
まずは鉢植えを品種の特性(樹高・花色・日照の多寡・春花or秋花の良否など)を考慮しつつ所定の位置に並べ替えました。
かつ、我が家の道路に面した所はやや下り坂になっていますので、鉢がわずかに斜めになっています。
潅水の際に鉢が水平の方が十分水が入りますので、鉢の下に板を噛ませます。
並び替えながら、芽の伸びが顕著なものは、芽の整理も併せて行います。
副芽(2つの矢印)を除去して、主芽(真ん中の芽)に養分を集中します。
先週、
の記事の中で「げんこつ剪定」をした手児奈から芽が出たと書きましたが、今日はもっと分かり易くなっていました。
しかも、3芽が確認できます。
次は、接ぎ木苗。
蕾が見え始めたものがあります。
矢印部分は、
トゲ部分にピントが合っていて、蕾がボケてしまっているのは格好悪いのですが……
蕾の左に見える葉がどうやら3枚葉ですので、そのすぐ下(黄線)でピンチし、株の生育に全養分を集中します。
ちなみに例の1株だけ残った「八甲田」は、
近づいて見ますと、
分かりにくいかもしれませんが、矢印部分が白くなっています。
これはカルスです!カルスが形成され始めれば、接ぎ木成功です。
ただし、この八甲田は、
穂木の上部の枯れ込みが目立ちますので、健全な部分まで切り下げました。
今日、30数株の接ぎ木苗に肥料(マイローズ5g+ハイポネックス液剤500倍)を与えたのですが、
戸外に並べていたわずか10分間足らずのうちに、昼の12時ちょっと前の直射日光を浴びた苗木の葉が一斉に萎れてしまったのには焦りました。
縁側に置いた衣装ケースの中ではずっとカーテン越しの陽射しが当たっていましたが、彼・彼女たちにとって気温20℃の直射日光は初体験で、ショックが大きかったのだと思います。
再びカーテン越しの陽射しに戻すと、ほとんどの苗は元気を取り戻しましたが、品種によっては「葉焼け」状態になってしまったものもあります。
画像の品種はパラダイスですが、織姫(コンフィダンスの枝変わり)も葉焼け状態です。
接ぎ木株もそろそろ外気に慣らす時期が来ていますが、コンフィダンス系統の葉焼けに弱い品種は注意が必要です。
そして、春先の最大の作業は防虫ネット張りです。
例年は朝から始めて丸一日で仕上げる作業ですが、明日の午前中はちょっとした用事がありますので、本日昼過ぎに作業を始めました。
今日のネット張り作業は画像の状態で中断しました。
続きは明日の仕事です。
昨年の記事を見ますと、
ネット張り作業を3月12日に行っていますので、ピッタリと同じ日です。
10年ほど前までは、4月に入ってから行う作業でした。
それが3週間ほど早く作業をやるようになったのは、それだけ芽吹きが早くなったからに他なりません。
5月のばら展も、かつては5月20~25日ころの開催でしたが、現在は10日ほど早くなっています。
全て地球温暖化の影響です。。。ムズカシイ問題ですが、何とか改善しなければいけません。