晴天の日曜日。
今日は大阪でも桜開花の発表がありました。
平均気温で2℃低い我が明石では、まだ3~4日は時間(積算気温?)が必要だと思います。
陽光を受けてツルばらの芽が伸びています。
これだけ伸びると、そろそろ定期薬剤散布が必要になります。
10年前は初回の薬剤散布は4月の第1週でしたが、近年は1週間早まって3月の最終週。
カレンダーを見ると、今度の土・日(25・26日)が3月最終の土・日ですね。
来週末は天気と相談しながら、今年初の定期薬剤散布を実施することになりそうです。
(薬剤を準備しなければなりません。)
接ぎ木苗の葉も、大きく展開しています。
小さな蕾が見えた株は、最上段の5枚葉の上でピンチしています。
例の「八甲田」も他の接ぎ木苗よりもステムは細いものの、確実に成長を始めています。
貧弱な穂木でしたが、何とか接ぎ木成功。
1年間大切に育て、次のシーズンに良い穂木を採取して改めて接ぎ木します。
さて、気温の上昇とともに、芽の良否も分かり易くなってきました。
まず、「この芽こそ」と見込んで2月に剪定したのに、動いていない芽があります。
この場合は、下の勢い良く伸びている芽まで切り戻します。
上の画像は地植え株(シーアブリス)ですが、2毎芽(にまいめ)剪定した鉢植え株にも、同様のものがあります。
このシュート枝は、1芽だけの枝になりました。
もちろん、何らの問題もありません。
5月以降、クラウン(株元)から必ず新しいシュートが出ます!
中には、ちょっと困った芽もあります。
中心の主芽がイジケて伸びず、主芽の左右の側芽が膨らんでいます。
コンテスト出品を考えないのであれば、勢いの良い側芽を1つだけ残して、主芽ともう一つの側芽は掻き取ってしまいます。
一般的にお庭(鉢植え)で花を楽しむのであれば、これでOKです。
しかし、このように何らかのトラブルがあった芽にコンテストレベルの花は期待できません。
コンテストを考えるのであれば、
迷わず健全な芽まで切り下げます。
勢いの良い主芽は、左右に側芽も伸び始めています。
主芽をより太く勢いのあるステムにするために、脇芽を掻き取ります。
ただし、この「脇芽取り」の作業は、コンテスト出品を考えないのであれば、必須の作業ではないかもしれません。
コンテスト派の私も「ツルばらの脇芽取り」は全くしません(いや、懸崖作りでは「できません」)。
それでも咲いたツルばらを切り花で楽しんでいますので、家庭用の切り花にしたり、ガーデンや鉢植えで楽しむだけであれば、面倒くさい「脇芽摘み」なんぞ、する必要のない作業なのでしょう。
その他、節(ふし)で剪定した部分からはたくさんの芽が出ています。
この場合は是非とも、勢いの良い1~2芽を残し、他は掻き取ってください。
同様に、「切り口」で剪定したものも、多くの芽が出ています。
21日の春分の日までは晴天が続くという予報です。
その後は雨の予報……「菜種梅雨」になりそうです。
しかし、その雨で一層芽の伸びが促進されるでしょう。
春のばら展「大阪ばら祭2023」(5月12日~14日)について、大阪市に提出する書類や、スポンサー企業様への依頼状等、事務的な作業を急がなければと、少々焦り始めています。