家の北側、あまり陽当たりの良くない場所に植わっているツバキが12月以降ずっと咲き続けていますが、そろそろ最終盤を迎えています。
「三寒四温」というのは本来は中国大陸北部の冬の気候を言い表した四文字熟語ですが、所変わればということで、日本の孟春……この1週間はまさに「三寒四温」。
今日はその「三寒」の底だったようです。
南向きの縁側に置いてある「新苗収納」の衣装ケース。
カーテンで50%程度遮光すると、10℃に達しない気温です。
これだけ遮光していても、
品種によっては葉が日焼けして縮れています。
コンテスト出品を狙うステムであれば、こんな「葉焼け」は致命傷になります。
新苗を販売する業者さんでも商品価値に影響するでしょう。
しかし自家製の新苗は、これ以外の多くの葉が健全であれば、全く問題なし。。。気楽です。
ご覧の通り、素人の接ぎ木とは言え、概ね順調です。
昨年の大晦日に接ぎ木した30数株のうち、失敗したのはパラフィン コーティングを失念した「うらら」1株だけ。
2日分のお遊び……いろいろ - 関西ばら会 (hateblo.jp)
それ以外は活着しています(例年は100%の活着率を自慢していたのですが、今年はちょっと悔しい1株を出してしまいました)。
ただし成長の勢いには強弱があります。
その原因は、接ぎ木技術の巧拙、穂木の芽の良否、台木自体の勢いの強弱、穂木と台木との相性……様々な要素が絡み合っているのだとは思いますが、その原因を究明しようとは思いません(と言うか、追究したところで原因はわからないと思います)。
大切なのは「結果」のみ……勢いの良い株(=期待の新人)を立派に育て上げコンテストにデビューさせる。。。これしか考えていません。
さて、接ぎ木苗以外の庭の様子です。
平日は朝7時前には出勤し、帰宅するのは午後7時頃ですので、明るい時間帯にばらを観察することができません。
1週間ぶりに芽の様子を見ると、その成長ぶりに驚きます。
先週、草むしりをして「ベーサルシュート風」の芽をいくつか発見しました。
草が無くなり陽に当たりましたので、芽に赤色が乗りました。
ただし、もう1株、樹齢40年に近い超古株の「コンフィダンス」は「残念な結果」になりそうです。
何が「残念」なのか、お分かりでしょうか?
上の2例のように芽が赤くなっていません、緑色のままです!……証拠1
その上、「葉が小さい」!!……証拠2
たぶん来週になればもっと決定的な「証拠3」が見られると思います。
その「証拠3」とは、「小葉が7枚葉」!!!
つまり、これは「台芽」ですわ。。。
来週、展開した小葉が7枚であることを確認して、えぐり取ることになると思います。
今日は午前中に整体、昼過ぎに歯科医院、その帰りに魚の棚市場(明石の人間は「うをんたな」と呼びます)で「魚釣り」という1日でしたので、ばらの作業はしていません。
明日、1週間分の作業をする予定です。