朝は気温が下がりましたが、午前も午後も安定した青空の一日でした。
昨日は病院巡りや魚料理に時間を費やし、ばらを放ったらかしにした分、今日は1日中ばらと戯れていました。
まずは自家製の新苗たち。
ずらっと並べて灌水代わりに薄い液肥を与えました。
今日はハイポネックスの1000倍液です。
その後、風が比較的弱かったので、衣装ケースに入れた状態で6時間ほど外に置き、外気+直射日光+微風に慣れさせる「トレーニング」をしました。
戸外で直射日光を浴び、衣装ケースの中は21℃になりました。
6時間後にはちょっと葉が垂れている「根性無し」も居ましたが、まあ概してトレーニングに耐えてくれました。
続いて、地植え株に農竹(タキロン)を差し込み、枝の固定を行いました。
長い農竹に見えますが、我が家の自慢は、30数年前に植え床を1m掘り、底に孟宗竹を敷き詰めてあること。
地面は今でも柔らかです。
この農竹も木槌で軽く打ち込むと、簡単に1m分地中に入ります。
棕櫚縄(しゅろなわ)で結んで、枝が揺れないようにします。
主だった枝を固定することで、株自体が安定し、4月以降伸びるステムが途中で歪(ゆが)むことが無くなります。
かつ、台風が襲来した時にも慌てて株の固定をしなくても済みます。
ただし1つ注意することは、農竹の長さです。
これでお分かりでしょうか?
農竹の先端は、固定した枝の先端より低い位置にあることが大切です。
農竹の先端が固定した枝よりも高い位置にあると、4月以降に伸びるステムが農竹と接触する恐れがあります。
ステムそのものが農竹と衝突しなくても、葉が農竹に触れることによって、葉に傷がつきます。
葉に傷跡があると、コンテストでは大きな減点対象になってしまいます。
……あ、コンテスト派に対する注意事項でした。
ガーデンで楽しむ場合は、農竹の長さはあまり気にしなくても良いですね。
ただ、背が高くなる品種は今のうちに農竹で固定しておくことをお勧めします。
我が家では、シーアブリスは農竹で雁字搦(がんじがら)めです。
この株は8本の農竹で固定しています。
そして最後に、鉢を定位置に置きました。
5月の花の準備が少しずつ進んでいます。