関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を原則偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )また、常時会員の募集を行っています。Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp にお問い合わせください。

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

各地で真夏日

京都は30.6℃の真夏日

大阪27.1℃、神戸25.9℃でそれぞれ夏日。

しかし、我が明石では15:30の21.7℃が最高気温で、爽やかな晴天の日曜でした。

昨日も19.4℃が最高気温。。。世間様とは違い、気持ち良い気温が続いています。

 

朝、この春2輪目の「ダブル ディライト」が開花宣言

4月28日朝 ダブル ディライト

昨日、開花予告をした「高雄」も朝のうちに開花しました。

4月28日朝 高雄(右の蕾は「マダム ヒデ」)

右側の「マダム ヒデ」は明日、開花宣言でしょう。

明日は超美人の「ヒデさん」を御覧いただけると思います。

また「高雄」の別の株も、夕方には開花しました。

4月28日夕方 高雄

気温の関係でしょうか、この春の「高雄」は全体的にオレンジ色になってしまい、中心部の鮮やかな黄色が発色していません。

 

懸崖作りのツルばらも、少しずつ開花が進んでいます。

4月28日朝 荒城の月①

4月28日朝 荒城の月②

さて、一昨日25日(木)に(公財)日本ばら会の配布苗・試作苗が届き、昨日(26日)は日時指定で姫野ばら園八ヶ岳農場から、注文してあった春苗が到着しました。

日本ばら会からは時として貧弱な新苗が届くこともありますが、この春に頂戴したものは「可もなく不可もなし」といった普通のレベル。

一方、姫野ばら園さまから送っていただいた新苗は、思わず「秋苗?」と思うほど立派な苗でした。

以下の画像は、左が昨年の大晦日に接ぎ木した自家製の苗(熱情)、中が姫野ばら園さまの苗(ティニー グレイス)、右が日本ばら会の試作苗(メルヘン ロード)です。

4月28日 新苗①

4月28日 新苗②

姫野ばら園さまからの苗は、

4月27日朝 姫野ばら園八ヶ岳農場の新苗①

4月27日朝 姫野ばら園八ヶ岳農場の新苗②

プロの接ぎ木技術に圧倒される見事な出来栄えの新苗ですが、さらに加えて輸送中に決して土が散乱しない丁寧な梱包で、プロの矜持を感じます。

 

本日、この新苗たちを5号スリット鉢に植え込みました。

参考までに、その手順をご紹介します。

まずは、

新苗の植え替え①

蕾を除去します。

初心者は「せっかくの蕾がもったいない」とおっしゃいますが、この蕾を開花させてしまうと養分を浪費することになり、後の苗の成長に悪影響が出ます。

心を鬼にして、一番上の5枚葉のすぐ上(画像の黄色線)で切除します。

なお、画像の苗にはその下(上から2段目)の5枚葉から細い枝が伸びていますので、これも一番上の5枚葉のすぐ上で上部をカットしました(ただし、この細枝はやがては切り落とす運命ですので、この段階で生え際から取り去っても構いません)。

新苗の植え替え②

①の黄色の直線でカットした状態です。

新苗の植わっているビニールポットは4号ですので、一回り大きく且つ深い5号スリット鉢を準備します。

新苗の植え替え③

用土は例によって例のごとく、

園芸用土(20ℓ):赤玉土(中粒14ℓ):腐葉土(14ℓ)=1袋:1袋:1袋

ブレンドです。

新苗の植え替え④

鉢に用土を3~4㎝入れ、マグアンプK(大粒)をカレースプーン山盛り4~5杯分を大量投与します。

この土を移植ごてで攪拌(かくはん)すると鉢のスリット部分からマグアンプKがこぼれ出てしまいますので、今回に限っては入れたままにして、

新苗の植え替え⑤

新苗をビニールポットから抜きます。

この時には、伸びているステムまたは穂木の部分を引っ張ってはいけません。

ステムが折れたり、接ぎ木部分が剥がれてしまいます。

必ず台木部分をつまんで引き抜いてください。

新苗の植え替え⑥

新苗を鉢に入れ、隙間部分に用土をギュウギュウ・ギッチリと入れます。

鉢の上部に2㎝程度のウォーター スペースを空けておくことをお忘れなく!

この後、十二分に灌水して植え替えは完了です。

 

(以下、閲覧注意!〈笑〉 虫の画像がたくさん出ます。)

昨年の秋以来、関西ではカメムシが大発生して嫌な臭いをまき散らしていました。

そのカメムシ、この春も多いようで、いろいろな種類のものを見かけました。

カメムシの種類には詳しくありませんので、A~Cとしておきます。

カメムシA①

カメムシA②

カメムシA③

次は「マルカメムシ」と呼ばれる種類だと思います。

カメムシB(マルカメムシ

最後に、

カメムシ?C

これもカメムシでしょうか?臭いを確認していません。

カメムシは口吻をナスやトマトなどに突き刺して汁を吸うため野菜類の害虫とされます。

しかし、ばらの樹液を吸うということはないと思いますので気を許しているのですが、ばらにとって何か実害はあるのでしょうか?ご教示ください。

 

また、秋に蕾を齧るにっくき敵を、この時期に発見して驚きました。

クビキリギリス

クビキリギリス

コヤツは記念写真を撮った後、そっと処刑しました。

 

夕方に定期薬剤散布を行いました。

防虫ネットの外側のカラスノエンドウに、

カラスノエンドウのアブラムシ①

カラスノエンドウのアブラムシ②

わんさか・ギッチリとアブラムシが寄生しています。

ネットの中に入ってくる恐れもありますので、今日の薬剤散布にはアブラムシ対策として有機リン剤(オルトラン)を加えました。

4月28日 定期薬剤散布

今日のレシピは、

フルピカ  フロアブル(殺菌剤)……40㏄

オルトラン水和剤(殺虫剤)……100g

コテツ フロアブル(殺虫剤)……40㏄

鉄力あくあ(微量要素剤)……25㏄

アプローチBI(展着剤)……100㏄

水……100ℓ

 

5月の第2週の中盤からばら展のためどっさりと有給休暇を取ります。

そのため、ゴールデンウィーク中はカレンダー通りに京都に出勤します。

とりあえず明日は3連休の最終日。

午後から雨の予報になっていますので、午前中にできるだけばらの作業をする予定です。