関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を原則偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )また、常時会員の募集を行っています。Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp にお問い合わせください。

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

秋花剪定その後

9月の中旬だというのに真夏日が続いています。

旧暦では昨日(15日)から中秋8月に入りましたが、日中はまだ真夏です。

HT種のすべての秋花剪定が終了してから1週間。

10月中旬の秋花の開花まで、花のない期間になっています。

それでも50株ほどの鉢植えフロリバンダとツルばらを採花して、マンマイちゃんの花(仏壇花)と玄関のちょっとした飾り花にしています。

9月16日 玄関の飾り花―1

9月16日 玄関の飾り花―19月162

緑色の実はばらではなく、何日か前の夜中の強風で折れていた南天です。

 

9月12日

9月13日

9月14日

9月15日

9月16日

時々、玄関に飾った花から「イランもん(不要なもの)」が出てくることがあります。

9月12日

矢印は、花が古くなって居心地が悪くなったヤツが脱出したようです。

こヤツです

オタバコガの幼虫


それはさて置き、秋花剪定後の芽の様子を御覧ください。

早めに剪定した株は2週間が経過しています。

まず、9月3日に剪定の様子をご紹介した「ラディアント パヒューム」です。

ブログ版・秋花剪定(その1) - 関西ばら会 (hateblo.jp)

9月3日 剪定終了

1週間後9月10日は、

秋花剪定終了しました - 関西ばら会 (hateblo.jp)

9月10日

これが、今日(16日)はこうなっています。

9月16日

一気に伸び始めました。

特に芽③は10㎝ほどになっています。

もう4~5日もすると、1日に5㎝以上伸びる「ステムの高度成長期」(あ、例によって勝手な造語です、悪しからず)に入ります。

各芽に近づきますと、

芽①ー1

芽②ー1

芽③ー1

芽①と芽③の画像の矢印部分は2段目の芽が伸び始めています。

ガーデンでたくさんの花を楽しむ場合は放置しても構いませんが、コンテスト出品を考える場合はステムの体力を分散させてはいけません。

迷わず2段目に伸び始めている芽は潰します。

芽①ー2

芽③ー2

 

次に、秋花剪定の問題児編でご紹介した株の1週間経過した様子です。

ブログ版・秋花剪定(その2)問題児編 - 関西ばら会 (hateblo.jp)

折り曲げ剪定した「ユートピア」は、

9月16日 折り曲げ剪定、その後―1

①の部分は、

9月16日 折り曲げ剪定、その後―2

円内に見える折った部分のすぐ下の芽が伸び始めています。

しかしその下、矢印を付けた2段目の芽の方が勢いがあります。

ひょっとしたら、下の芽に花を咲かせることになるかもしれません。

(もちろん問題児の株ですから、コンテストレベルの花にはなりません。しかしマンマイちゃんの花くらいにはなります。)

②の部分は、

9月16日 折り曲げ剪定、その後―2折り曲げ剪定、その3

こちらは1芽だけが伸び始めています。

もちろんこのステムに花を咲かせます、多分小さい花ですが。。。

いずれにしても、御覧の通り剪定すべきところに葉がなかった場合でも「折り曲げ剪定」をすることによって、曲がりなりにも秋花を咲かせることができるという「奥の手」を覚えておいてください。

 

続いて、同じく問題児の「ビッグ パープル」ですが、

9月7日 問題児の剪定完了

シュート枝②は葉が1枚だけが残り、シュート枝③は葉が皆無の状態で無理やり剪りました。

それが今日は、

9月16日 問題児のユートピアー1

①の部分は、

問題児のユートピアー2

剪定後、葉数が少なかったために葉をむしり取る作業をしませんでした。

そのためか、まだ芽は伸びていません。

しかし剪定時よりは明らかに芽がふっくらとしていますので、もう2~3日で伸び始めると思います。

問題児のユートピア シュート枝②

シュート枝②は、なけなしの葉が残っていた最上段でしたが、その葉も落ちてしまいました。

しかし芽は合計3芽が動いています。

一見、矢印を付けた2段目・3段目の芽の勢いが良いように見えます。

しかし、もともと葉があった最上段の芽(円内)の生え際の太さに注目してください。

明らかに勢いがあります。

もう2~3日で太いステム(とは言ってもマンマイちゃんの花レベル)として伸び始めると思います。

その場合も下の2芽はそのまま伸ばし、このシュート枝の葉数を増やそうと思います。

問題児のユートピア シュート枝③

こちらは全く葉の無い状態で、運を天に任せて無理やり剪りましたが、2芽が動いています。

これもシュート枝②と同様に、下の芽は放置して葉数を増やします。

 

その他「節(ふし)」で剪定した場合は、たくさんの芽が動いていると思います。

「節」で剪定ー1

春ならば勢いの良い芽を2つ程度残しますが、秋は春ほどの樹勢がありませんので、一番勢いのある1芽だけを残すのが良いと思います。

「節」で剪定―2

 

さらに、剪定後の仕上げの作業として「葉をむしる」というひと手間をサボった株は、芽が動いていないものが散見されます。

動いていない芽ー1

剪定後1週間経過しても眠ったままの芽は「叩き起こし」てください。

つまり、今からでも遅くはありませんので葉をむしってください。

動いていない芽―2

これで4~5日すれば、目に見えて芽が動き始めるはずです。

 

逆にたくさんの芽が動いている場合。

たくさんの芽が動いた場合―1

本命の赤矢印の芽で剪定し、葉をむしり取りました。

ところがその下の2芽(青い矢印)も動き始めています。

この枝はシュート枝で人差し指ほどの太さがありますので、ガーデンをにぎやかにするならば上の青矢印の芽も残し、下の青矢印1芽だけを掻き取り、2ステムを立てることが可能です。

しかしコンテスト派は迷わず赤矢印の1芽だけにしてしまいます。

たくさんの芽が動いた場合ー2

ちょっとわかりにくい画像でスンマヘン、青矢印の2芽を潰しました。

 

こんな芽の整理に追われる3連休です。

今日は夕方まで暑かったので、定期薬剤散布は実施しませんでした。

明日、夕方の気温と相談して散布する予定です。