関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を原則偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )また、常時会員の募集を行っています。Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp にお問い合わせください。

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

彼岸前の炎天下で「格闘」

連日の真夏日とは言え、明け方~朝は多少秋を感じます。

ばらさん達も秋の気配を感じ取っているようで(否、失礼……人間様なんぞよりもばらさん達の方が気温に敏感です)、花弁の枚数が増えています。

メイド オブ オーナー 1

メイド オブ オーナー 2

9月17日 採花

これらの花は、「梅雨明け剪定」後に伸びたツルばら及び秋花剪定をしないフロリバンダ種のものです。

9月17日 ツルばら―1

9月17日 ツルばら―2

9月17日 フロリバンダ

秋花剪定後1~2週間経過したHT種には、全く花が咲いていません。

9月17日 HT種ー1

9月17日 HT種ー2

9月17日 HT種(手前)とツルばら(右奥)ー1

9月17日 HT種(手前)とツルばら(奥)ー2

 

秋を敏感に察知しているのはばらさん達だけではなく、足元の雑草どもも急に元気になっています。

そこで今日は朝から地植えばらの株の間に潜り込み、雑草どもと「格闘」しました。

すると、

テッポウムシ退治―1

雑草を取り除くと、あちこちにテッポウムシの大鋸屑(おがくず)を発見しました……合計6か所。

例によって「テッポウムシ退治の迷人」を自任している私は、

テッポウムシ退治―2

食害されて柔らかくなっている部分をほじくり返し虫穴までは辿り着きますが、虫体を確認できず、いつも通りカルホスの原液を虫穴及びその周辺にスポイトで注入して退治したことにしました、5株は。。。

んが!

意を決して荒療治を施した1株があります。

家を建てた時から頑張っている樹齢40年近いツルばらのドンファンですが、「迷人」の手入れの所為で、これまで10匹以上のゴマダラカミキリを育てたと思われます。

そのため直径30㎝程の株元が4つに分割されています。

そのうちの1つの「分割株」から大鋸屑が出ていました。

上部を見るとツルが1本伸びているだけで、明らかに樹勢が弱っています。

力を入れて揺すると根元がグラグラしていました。

そこで思い切ってバリバリッと株を割って(地下の根部は一体になっています)引っこ抜くと……

テッポウムシ退治―3

いました!!

近づくと、

テッポウムシー1

もっと近づくと、こんな顔をしています!

テッポウムシ―2

この歯で根元の内部を喰い散らかしているんですねぇ。

大きさは、

テッポウムシ―3

4㎝強あります。

もちろん思いっきり「フミツブース(踏み潰す)」で処分しました。

この分割株の周辺の残骸をすべて集めると、

テッポウムシ退治ー4

食害された根の残骸がどっさりと「収穫」できました。

テッポウムシ退治―5

歴代何匹ものテッポウムシに食害された根です。

中は空洞になっています。

それでも、

テッポウムシ退治―6

これほどのツルを健気(けなげ)に伸ばしていましたので、「迷人」としては申し訳ない気持ちです。

というわけで、今日は雑草と同時にテッポウムシとも「格闘」をした次第です。

 

夕方、太陽が傾いてから定期薬剤散布をしました。

9月17日 定期薬剤散布

今日のレシピは、

トップジンM水和剤(殺菌剤)……50g

ジェイエース水溶剤(殺虫剤)……80g

アファーム乳剤(殺虫剤)……80㏄

アプローチBI(展着剤)……100㏄

水……100ℓ

秋花剪定後、新しいステムが伸び始めています。

未展開の柔らかい葉がたくさんある時期ですので、薬害には十二分の注意が必要です。

今日は本来の濃度の80%ほどになるよう、薬剤の量を減らして散布しました。