晴天の日曜日、各地で夏日を記録したようです。
我が明石は海風が入るため比較的気温が低く、今日も最高気温は21.2℃(15:05)止まりでした。
今日の特記事項は「ゾウムシ(クロケシツブチョッキリ)大発生」です。
この程度であれば、葉柄中のカサカサになった小葉1~3枚を取り去れば、花を楽しむことができます。
しかし、
②~⑤は蕾部分も被害に遭っていますので、健全な5枚葉の部分まで切り下げて、「1.5番花」を咲かせます。
で、夕方、薬剤散布中に「犯人(犯虫?)」のうちの1匹を捕らえることができました。
近づきますと、こんなヤツです。大きさは2~3㎜程度です。
記念写真を撮った後、指で「すり潰す」ように処刑しました。
今日の午前中は町内会の役員会、先週の日曜は「やさしいばらの育て方」の講習会、さらに先々週は菜種梅雨の最中で作業ができず……と、この3週間ほどはじっくりとばらの作業ができていません。
その間に驚くほどステムが伸びています。
3週間にわたって十分な作業ができていませんが、今日は無駄芽の整理をしました。
サンプルは「夜間飛行」の鉢植えです。
株元に近づくと、
矢印の芽2つはステムとして伸びない「出開き」に近いもの……摘み取ってスッキリします。
また黄色の円内の芽の上部は、
細い上に先端に蕾が付きそうにありませんし、株全体から見て風通しを悪くする無駄な細枝です。
これも根元から取り去ります。
少しはスッキリしたでしょうか?
また同時に、多くの株で、勢い良く伸びたステムの先端には蕾が見えています。
HT種では大きな花を咲かせるために、側蕾を取り去る作業も必要です。
そんな中、病気ではないのですが、ちょっと変な葉が目につきました。
まずは「手児奈」ですが、
多くの方がおっしゃる通り、「手児奈」の特性として、葉に斑(ふ)が入ることがよくあります。
我が家でも発色の良い株ほど斑入りの葉が目立ちます。
コンテストの1本花競技には、ちょっと出品しにくいと思います。
また、
我が家に10数株ある「メルヘン ケーニギン」のうち、この株のみ奇形葉が出ます。
ただし、この奇形葉は1番花のみで、2番花以降は正常な葉になりますので、ウィルス病というわけでもないようです。
特別良い花が咲く株でもないので、捨てよう捨てようと思いつつ、鉢の土替えの際にはうっかり残してしまい、今年の春もやはり奇形葉を見ています。
夕方、定期薬剤散布を行いました。
今日のレシピは、
サルバトーレME(殺菌剤)……25㏄
オルトラン水和剤(殺虫剤)……50g
アファーム乳剤(殺虫剤)……60cc
鉄力あくあ(微量要素剤)……25㏄
アプローチBI(展着剤)……80㏄
水……80ℓ
アブラムシが少し見られましたので、オルトランを使いました。
多くの葉が展開していますが、まだ閉じた状態の葉も散見されますので、今日もやや薄めで散布しました。
しかし来週は規定通りの濃度で散布できると思います。
(なお、今日使用した薬剤ではゾウムシに効果はありません。ゾウムシは「テデトール(手で取る)」が特効薬です。)