関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を原則偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )また、常時会員の募集を行っています。Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp にお問い合わせください。

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

ゾウムシが大発生

晴天の日曜日、各地で夏日を記録したようです。

我が明石は海風が入るため比較的気温が低く、今日も最高気温は21.2℃(15:05)止まりでした。

 

今日の特記事項は「ゾウムシ(クロケシツブチョッキリ)大発生」です。

ゾウムシ被害①

この程度であれば、葉柄中のカサカサになった小葉1~3枚を取り去れば、花を楽しむことができます。

しかし、

ゾウムシ被害2

ゾウムシ被害③

ゾウムシ被害④

ゾウムシ被害⑤

②~⑤は蕾部分も被害に遭っていますので、健全な5枚葉の部分まで切り下げて、「1.5番花」を咲かせます。

ゾウムシ被害後の処理

で、夕方、薬剤散布中に「犯人(犯虫?)」のうちの1匹を捕らえることができました。

ゾウムシ(クロケシツブチョッキリ)①

近づきますと、こんなヤツです。大きさは2~3㎜程度です。

ゾウムシ(クロケシツブチョッキリ)②

記念写真を撮った後、指で「すり潰す」ように処刑しました。

 

今日の午前中は町内会の役員会、先週の日曜は「やさしいばらの育て方」の講習会、さらに先々週は菜種梅雨の最中で作業ができず……と、この3週間ほどはじっくりとばらの作業ができていません。

その間に驚くほどステムが伸びています。

4月14日 鉢植え①

4月14日 鉢植え②

4月14日 鉢植え③

4月14日 鉢植え④

4月14日 地植え①

4月14日 地植え②

 

3週間にわたって十分な作業ができていませんが、今日は無駄芽の整理をしました。

サンプルは「夜間飛行」の鉢植えです。

無駄芽の整理前

株元に近づくと、

無駄芽の整理①

矢印の芽2つはステムとして伸びない「出開き」に近いもの……摘み取ってスッキリします。

また黄色の円内の芽の上部は、

無駄芽の整理②

細い上に先端に蕾が付きそうにありませんし、株全体から見て風通しを悪くする無駄な細枝です。

これも根元から取り去ります。

無駄芽の整理後

少しはスッキリしたでしょうか?

 

また同時に、多くの株で、勢い良く伸びたステムの先端には蕾が見えています。

HT種では大きな花を咲かせるために、側蕾を取り去る作業も必要です。

側蕾の整理①

側蕾の整理後①

側蕾の整理②

側蕾の整理後②

 

そんな中、病気ではないのですが、ちょっと変な葉が目につきました。

まずは「手児奈」ですが、

斑(ふ)入りの「手児奈」の葉

多くの方がおっしゃる通り、「手児奈」の特性として、葉に斑(ふ)が入ることがよくあります。

我が家でも発色の良い株ほど斑入りの葉が目立ちます。

コンテストの1本花競技には、ちょっと出品しにくいと思います。

また、

奇形葉の「メルヘン ケーニギン」

我が家に10数株ある「メルヘン ケーニギン」のうち、この株のみ奇形葉が出ます。

ただし、この奇形葉は1番花のみで、2番花以降は正常な葉になりますので、ウィルス病というわけでもないようです。

特別良い花が咲く株でもないので、捨てよう捨てようと思いつつ、鉢の土替えの際にはうっかり残してしまい、今年の春もやはり奇形葉を見ています。

 

夕方、定期薬剤散布を行いました。

4月14日 定期薬剤散布

今日のレシピは、

サルバトーレME(殺菌剤)……25㏄

オルトラン水和剤(殺虫剤)……50g

アファーム乳剤(殺虫剤)……60cc 

鉄力あくあ(微量要素剤)……25㏄

アプローチBI(展着剤)……80㏄

水……80ℓ

 

アブラムシが少し見られましたので、オルトランを使いました。

多くの葉が展開していますが、まだ閉じた状態の葉も散見されますので、今日もやや薄めで散布しました。

しかし来週は規定通りの濃度で散布できると思います。

(なお、今日使用した薬剤ではゾウムシに効果はありません。ゾウムシは「テデトール(手で取る)」が特効薬です。)