七十二候「寒蝉鳴」の今日もまた猛暑が続いています。
明石のアメダスは午前10:29に34.9℃……今年2度目の猛暑日になるか?と思ったのですが、これが今日の最高気温のようです。
しかし気象衛星の画像で南の海上を見ると、台風7号のパッチリと目を見開いた渦巻きが見えています。
15日にはどうやら紀伊半島に上陸して近畿地方を直撃する確率が非常に高いようです。
8月6日の「やさしいばらの育て方」講習会でも冒頭で台風対策をお話いたしましたが、地植え株は1株に2~4本の農竹を差し込み、主だった幹を縛り付けて強風によって株全体が揺れることを防いでください。
鉢植えはなるべく風の当たらない場所に移動してください。
……というのが理想的な台風対策ですが、なかなか実行は難しいもの。
特に今回の台風7号は、現在(13日16:00)の段階で965hPaまで気圧が上がって「強い」レベルの台風になっています。
紀伊半島~近畿に到達する15日午後には980hPaまで弱まっている……という気象庁の台風予報ですので、内心は大して緊張感はないのですが(と言いつつ、つい先ほどの15:50発表の進路予報を確認すると、15日15:00の位置は、なな……何と、明石になっています!)。
まあ、講習会で強調いたしました通り、秋花剪定後2~3週間目の台風は秋花にとって致命傷になりますが、現在はまだ剪定前ですので、7号に関しては台風対策も手抜き気味です。
とは言うものの4mほど伸びたツルばらを、今日の午前中にしっかりと農竹に縛り直しました。
さて、この1週間の採花状況ですが、3番花及び4番花が咲いています。
さすがに4番花になりますと花も小さく、花弁数も少ない「夏バテの花」が多くなります。
しかしフロリバンダ種はもともと花弁数が少ない品種も多く、この時期でも十分に目を楽しませてくれます。
7月17日の記事で、シュートピンチした後に2段目が伸びない場合の処理法をお伝えしました。
鉢植えの施肥+整枝など - 関西ばら会 (hateblo.jp)
7月30日の記事では、その芽が伸び始めたことを報告いたしました。
8月6日(日)やさしいばらの育て方講習会です - 関西ばら会 (hateblo.jp)
その続報ですが、芽は順調に伸びています。
最上部には蕾が乗り、上部の芽が多数動いていました。
①よりも上の芽はすべて「葉」または「ヒゲ芽」となって動き始めていました。
そこで②の芽の上をシュートピンチ(②の芽のすぐ上ではなく、①の葉のちょっと下をピンチ)します。
本来は爪を立てて折り取りますが、シュートがやや硬くなっていましたので、今回はハサミで切りました。
②の芽がシュートの3段目として伸びて、今月末~9月初旬にまたピンチのタイミングになります。
その時にまた上部をピンチしますが、そのピンチがちょうど秋花剪定の代わりになり、そこから伸びた4段目に秋花を咲かせます。
10月20日(金)から22日(日)まで、いつも講習会を行っている長居植物園の「花と緑と自然の情報センター」の2階アトリウムで「大阪ばら展2023」を開催いたします。
そのコンテスト日程が出来上がりました。
会員様宛に会場の設営・撤収のお手伝いをお願いする文書とともにお送りする準備は出来ているのですが、台風の最中に郵便屋さんに配達していただくのは申し訳ないと思い、台風通過後に発送することにしました。
お知らせがちょっと遅くなりますがご容赦ください。
秋花剪定の準備などがあると思いますので、コンテスト日程のみ、掲載しておきます。
さて、15日の火曜~16日の水曜に来襲する台風7号、大変気がかりです。
近畿・四国・北陸そして東海地方にお住いの会員の皆様に被害の出ないことを、心よりお祈りいたします。