台風7号は8月15日13時頃、明石市付近に再上陸して日本海に抜けていきました。
しかし、この時間帯の我が家は、
この程度の被害で済んでいます。
確かに朝から北風・東風は強かった(25m/sec以上)のですが、我が家は南西向きの斜面にあるため、北風および東風には比較的に強い位置に建っています。
そのため午前中は「風陰」となって暴風を直接受けることがなく、台風の目の中にある1~2時間は無風~微風、さらに夕方近くなってもそよ風程度でしたので、「余裕で台風通過」と気を許しておりました。
ところが夕方、暗くなり始める頃から西寄りの吹き返しの強風が吹き始めました。
我が家は西側が畑で風を遮るものがなく、直接に強風を受けます。
鉢がバタバタと倒れ階段を転がり落ちていくのがわかっていましたが、夜の間はどうすることもできず、翌朝暗いうちに起床して、倒れた約100鉢を起こす作業を行いました(真っ暗な中での作業でしたので、写真が残っていません)。
その作業を終えてから京都へ出勤しましたが、16日朝からの新幹線運休のお粗末に巻き込まれました……台風通過で気をもみ、早起きして鉢を起こす作業で体力を消耗した以上に、新幹線の乱れによって心も体もボロボロになりました。
ただ、今回は南風が吹かなかったことだけが救いです。
我が家にとっては南からの強風が最悪です……海まで直線距離で2㎞ほどありますが、南からの強風が吹くと風に乗って潮が上がり、塩害によってばらが全滅します(かつて3回、秋花が咲かなかった年があります)。
なお今回、倒れた鉢を1晩放置した結果、ステムがぐにゃりと曲がってしまった株が多数あります。
先日の講習会で台風対策をお話した際に「鉢は倒して台風が通り過ぎるのを待ちます」と多くの栽培書に書いてあることを痛烈に批判しました。
この画像をご覧いただけば納得していただけると思います。
これは「倒した」のではなく「倒れた」鉢ですが、数時間だけでも鉢を横にするとステムに修復不能の曲がりが生じ、観賞価値をなくしてしまいます。
台風が来るからと言って鉢を横に倒すのは愚の骨頂!台風通過まで、鉢をなるべく風の当たらない場所に移して垂直を保っておかねばなりません。
また、
こんな ↑ 枝や、
こんな ↑ 蕾や、
こんな ↑ 枝もありますが、秋花剪定まであと2週間程度。
切り戻しをしても新梢が伸びる前に剪定で切り落とすことになりますので、見た目は良くありませんが(面倒くさいので)そのまま放置してあります。
ただ、強風により折れた擦れたりした箇所から病気が発生することがあります。
で、本日夕方、薬剤の定期散布を行いました。
今日のレシピは、
トップジンM水和剤(殺菌剤)……65g
プレオフロアブル(殺虫剤)……100㏄
バイオアクト(ダニ忌避剤)……100㏄
アプローチBI(展着剤)……100㏄
水……100ℓ
ローテーションの結果、7月30日と全く同じ薬剤になりました。
明日は、地植えのばらさんの足元に雑草が目立ち始めましたので、涼しいうちに草抜きをします。