今日は月曜ですが、土・日の更新で書ききれなかったシュート枝の秋花剪定について、番外編として書き加えます。
昨日(9月4日)に、鉢植えを一斉に剪定しましたが、我が家の鉢植えは2月に「二毎芽(にまいめ)剪定」を行った結果、多くのシュートが発生しています。
基本的に鉢植え株は、現在、今年発生したシュート枝のみになっています(8月28日にご紹介したラ マルセイエーズのような例外もありますが)。
シュートの本数は、8号鉢で2(±1)本、10号鉢で3(±1)本を原則にしています。
今回のモデルは、10号鉢の「レッド広島」です。
根元から4本のシュートが出ています。
最も太い矢印のシュート枝を秋花の「主役の枝」としました。
主役の枝に近づきます。
別の角度から見ます。
1段目、2段目はシュートピンチをしました。
3段目および4段目は花を咲かせて採花しましたので、枝が短くなっています。
4段目を咲かせている最中に、2段目と3段目の境目から2本の「脇芽シュート(?)」が発生しましたが、これも花を咲かせて採花しました。
秋花剪定は、どう見ても2段目で行うのが適切でしょう。
そこで、「上の方から下の方に」向かって剪定するにふさわしい良芽を探します。
①の「節」で剪定することも可能ですが、やや樹高が高くなります。
②③の芽をよく見ると、
見にくいかもしれませんが、芽をピンチした跡があり、剪定箇所として不適切です。
さらに下を見ます。
④の芽はふっくらと膨らんだ良芽です。
ここで剪定しても良いのですが、例によってすでに動いた③の芽のすぐ下ですので、もう1芽下の方が安全だと思います。
というわけで、⑤の芽を見ると、④よりも一層ふっくらとした美人でした。
迷わず⑤で剪定することにしました。
この主役の枝の高さを基準にして、他の枝も剪定します。
主役の枝の隣、グリーンの矢印のシュートを切ります。
やはり「上から下へ」向かって良芽を探します。
⑥の「節」で剪定することも可能ですが、やはり樹高が高くなります。
⑦の芽はすでに5㎜ほど伸びています。
そこで⑧ですが、
すでに動いた⑦の芽のすぐ下……という点も気になりますが、葉柄の付き方も含めてちょっと歪んでいませんか?
お世辞にも「美人の芽」とは言えません。
それに対して、
もう1段下の⑨は、まだ「ふっくら」とはしていませんが、「どっしりとした芽」に見えます。
というわけで、⑨で剪定することにしました。
以下、同様に脇役のシュート枝を剪定しました。
通常はこれで剪定終了ですが、私は例の「もうひと仕事」をします。
剪定した芽が着実に動き始めるように刺激を与える作業です。
すなわち、剪定した個所の葉をむしり取ります。
これで完全に剪定終了です。
以上、シュート枝の秋花剪定でした。