関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を原則偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )また、常時会員の募集を行っています。Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp にお問い合わせください。

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

(番外編)シュート枝の秋花剪定

今日は月曜ですが、土・日の更新で書ききれなかったシュート枝の秋花剪定について、番外編として書き加えます。

 

昨日(9月4日)に、鉢植えを一斉に剪定しましたが、我が家の鉢植えは2月に「二毎芽(にまいめ)剪定」を行った結果、多くのシュートが発生しています。

基本的に鉢植え株は、現在、今年発生したシュート枝のみになっています(8月28日にご紹介したラ マルセイエーズのような例外もありますが)。

シュートの本数は、8号鉢で2(±1)本、10号鉢で3(±1)本を原則にしています。

 

今回のモデルは、10号鉢の「レッド広島」です。

剪定前ー1

根元から4本のシュートが出ています。

剪定前ー2

最も太い矢印のシュート枝を秋花の「主役の枝」としました。

主役の枝に近づきます。

剪定前―3

別の角度から見ます。

剪定前―4

1段目、2段目はシュートピンチをしました。

3段目および4段目は花を咲かせて採花しましたので、枝が短くなっています。

剪定前―5

4段目を咲かせている最中に、2段目と3段目の境目から2本の「脇芽シュート(?)」が発生しましたが、これも花を咲かせて採花しました。

秋花剪定は、どう見ても2段目で行うのが適切でしょう。

そこで、「上の方から下の方に」向かって剪定するにふさわしい良芽を探します。

剪定する芽を探す―1

①の「節」で剪定することも可能ですが、やや樹高が高くなります。

②③の芽をよく見ると、

剪定する芽を探す―2

見にくいかもしれませんが、芽をピンチした跡があり、剪定箇所として不適切です。

さらに下を見ます。

剪定する芽を探す―3

④の芽はふっくらと膨らんだ良芽です。

ここで剪定しても良いのですが、例によってすでに動いた③の芽のすぐ下ですので、もう1芽下の方が安全だと思います。

剪定する芽を探す―4

というわけで、⑤の芽を見ると、④よりも一層ふっくらとした美人でした。

迷わず⑤で剪定することにしました。

主役の枝の剪定―1

主役の枝の剪定―2

この主役の枝の高さを基準にして、他の枝も剪定します。

脇役の枝の剪定―1

主役の枝の隣、グリーンの矢印のシュートを切ります。

やはり「上から下へ」向かって良芽を探します。

脇役の枝の剪定―2

⑥の「節」で剪定することも可能ですが、やはり樹高が高くなります。

⑦の芽はすでに5㎜ほど伸びています。

そこで⑧ですが、

脇役の枝の剪定―3

すでに動いた⑦の芽のすぐ下……という点も気になりますが、葉柄の付き方も含めてちょっと歪んでいませんか?

お世辞にも「美人の芽」とは言えません。

それに対して、

脇役の枝の剪定―4

もう1段下の⑨は、まだ「ふっくら」とはしていませんが、「どっしりとした芽」に見えます。

というわけで、⑨で剪定することにしました。

脇役の枝の剪定―5

以下、同様に脇役のシュート枝を剪定しました。

とりあえず剪定終了

通常はこれで剪定終了ですが、私は例の「もうひと仕事」をします。

剪定した芽が着実に動き始めるように刺激を与える作業です。

すなわち、剪定した個所の葉をむしり取ります。

剪定の仕上げ―1

剪定の仕上げ―2

剪定の仕上げ―3

これで完全に剪定終了です。

剪定終了

以上、シュート枝の秋花剪定でした。