関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を原則偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )また、常時会員の募集を行っています。Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp にお問い合わせください。

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

雨に降り籠められた日曜日

ほぼ一日中、雨降りでした。

おまけに気温が上がらず、薄ら寒い日曜日でした。

昨日、今年初めての薬剤散布をしました。

その翌日の雨ですが、散布してから6時間以上経過し、葉面の薬剤が乾いた後の降雨でしたので、薬効には問題ありません。。。天気予報で雨になることが報じられていましたので、浸透移行性のあるジェイエース(オルトランのジェネリック薬)と浸透性のあるフルピカを意識的に使用しました。

雨のおかげで、むしろ薬害のリスクが低下して、ありがたいお湿りです。

 

とは言うものの、雨のために庭仕事ができませんでしたので、ブログのネタには窮しています。

苦肉の策として、昨年以前の花の画像とその花を咲かせた株の今日の様子(雨が小やみになった間に撮影しました)を並べて、お茶を濁すことにしました。

 

まずは、我が家の「主力選手」たちです。

2022年6月25日 シーアブリス

3月26日 シーアブリス

以前にも書きましたが、この品種は鉢植えでは良花を望めません。

地植え専用品種です。

しかも低く剪定すると花がイジけてしまいます。

春花剪定でも1mほどの高さで剪りますので、秋花は2.5m以上の高い位置で咲きます。

「勝手にしィ~やァ~」と放置しておくと、雄大な花を咲かせるヤツです。

 

次は我が家の御神木です。

2022年7月29日 魅惑

3月26日 魅惑(御神木)

上の画像では、手前の左右2輪が御神木の花です。

昨年12月の接ぎ木講習会の折、この御神木の穂木を皆様に接いでいただきました。

その時にも申し上げましたが、この御神木の血筋はなかなかシュートが出ません。

ただし、10年ほど辛抱して栽培していただくと、ある日突然太いシュートが出て、それ以降毎年シュートを出し続けて良花が見られるようになります。

この御神木は樹齢30数年、すっかり樹勢が衰えてしまいました。

 

2022年5月8日 白秋

3月26日 白秋

3年前に地植えした樹齢4年の株です。

さすがに若々しく樹勢旺盛、昨年も太いシュートを5本出しました。

今春以降、この株の花がコンテストに登場すると思います。

 

2009年6月5日 手児奈

3月26日 手児奈

手児奈は鉢植えにして「2毎芽(にまいめ)剪定」をすればシュートを多く出しますが、地植えではなかなかシュートを出してくれません。

この株もすでに数年間、新しいシュートが出ていません。

しかし毎年コンテストレベルの花を必ず咲かせますので、やはり優れた品種なのだと思います。

(私は常に「誰が育てても同じ花が咲く」とか「切った途端に花色の艶っぽさが消えて『白褪(しろざ)める』のが気に入らない」とか悪口ばかり言っていますが、「困った時の手児奈頼み」でしばしばコンテストに出品しているのは、ご存じの通りです。)

 

次は、メルヘンケーニギンですが、2022年12月4日の記事

植え替え作業 - 関西ばら会 (hateblo.jp)

で植え替え作業をご覧いただきました。

ここで植え替えた株は、偶然にも2022年1月1日の記事

接ぎ木しました - 関西ばら会 (hateblo.jp)

で、接ぎ木のサンプルにしたメルヘンでした。

3月6日 メルヘンケーニギンー1

左の大きな株もメルヘンですが、矢印が昨年12月に植え替えた株です。

3月26日 メルヘンケーニギン―2

実は、この株の穂木になっているのは、我が家の栄光の歴史あるメルヘンです。

2000年10月14日 メルヘンケーニギン(於・東京八重洲口)

古~~い画像で、フィルムカメラで撮影したプリントをスキャンしましたので、色が悪いのですが、平成12年の日本ばら会全国大会で会長杯を頂戴したメルヘンです。

また、このメルヘンは、

2011年10月15日 メルヘンケーニギン(於・鎌倉大船植物園)

平成23年の日本ばら会全国大会で理事長杯も頂戴しています。

この2回の日本一を獲得した株こそ、2022年12月4日の記事で根元からポッキリと折れてしまったメルヘンです。

接ぎ木をしてお世継ぎが数株残っていますので、血統は途絶えていません。

 

同様に古い画像の残る株があります。

2000年10月14日 丹頂(於・東京八重洲口)

3月26日 丹頂

上述の東京八重洲口での全国大会、理事長杯でも3等をいただきました。

その丹頂は現在樹齢30数年。

依然として毎年シュートを1~2本出し、老いてもなお元気な株です。

 

その他、鉢植えを少しだけご覧ください。

2022年5月5日 玉響(たまゆら

3月26日 玉響

 

2020年5月12日 みつえ

3月26日 みつえ

 

2019年5月12日 千羽鶴

3月26日 千羽鶴

 

こんな画像を並べるときりがありませんが、今日はこのあたりで終わりにします。

 

来週4月2日、「やさしいばらの育て方」の講習会です。

会員様はもちろん、一般の皆様の聴講も大歓迎です。

どうぞご参加くださいませ。