一昨日の大雨が嘘だったかのような快晴の日曜日。
本日は「我流中の我流」として、地植え株に1年分の元肥を施しました。
しばしば申し上げる通り、私は窒素がほとんど効いていない状態で花を咲かせたいと思っていますので、世間様のような「冬の元肥」を与えません。
12月に与えた肥料が分解し、肥効を発揮し始めるのは気温の上昇する3月下旬以降になると思います。
そうなれば、5月上旬の1番花の時期には窒素肥料が(強く)効いた状態で花を咲かせることになります。
花色をしっかりと出すためにはリン酸肥料は必要だと考えていますので、私は世間様が冬の元肥を与える時期にはバットグァノ(サングァノ)を「もみ殻堆肥」(燻炭ではありません)と合わせて、1株に500g目安で与えます。
冬の元肥を入れました - 関西ばら会 (hateblo.jp)
今年の冬の施肥は1月に入ってからだったようですね。
冬の元肥としてバットグァノのみを与えるようになってから20数年経過しました。
12月に窒素を与えなくても樹勢が衰えることはなく、自分で言うのも気が引けますが、私自身の春花の色は鮮やかに発色していると思います。
(窒素が効いた状態の花は、花芯が乱れるのみならず、色がボケている……と私は感じています。)
というわけで、1番花が終わって梅雨入りまでの間に(今年は梅雨入りの方が早かったのですが)、私は世間様が12月に与える元肥を施します。
梅雨の雨と初夏の気温で、与えた肥料は一気に分解し、肥効が現れます。
本日与えた肥料は、
レバープランツ ボカシ肥料(粉状)……20㎏
アミノダッシュ……20㎏
ミートンエース……20㎏
これを地植え約80株に(ほぼ)均等にばら撒き、5~10㎝の深さで中耕しました。
地植え株の根はどこにどの株の根が伸びているのか分かりませんので、品種による寡肥・多肥の区別はしていません。
このまま放置しておけば、お天道様が散水(梅雨の雨)してくれます。
(ただし、臭いが少なからずあります。1週間ほどは近所迷惑かもしれません。)
さて株の様子ですが、3週間前のコンテスト出品のため、ステムの生え際から切ったものが何本もあります。
元の枝の葉が無くなります。
その結果、その枝はもう使えなくなるのを覚悟の上ですので、コンテスト出品を考えなければ、普通はやってはいけない暴挙です。
しかし、
切った跡から芽が伸び始めています。
70~80%は、このように切った脇から新たに芽が伸びますので、元の枝がダメになる=切り捨てるという確率は、あまり高くはありません。
中には、
3本以上の芽が伸びるものもあります。
このまま3本伸ばしてしまうと、すべてのステムが細くなりますので、芽の勢いと方向を考えて、1芽だけ残します。
上の画像では矢印の2芽を掻き取りました。
1.5番花が咲いています。
今日の花を少しだけご覧ください。
いずれも初夏の強い日光を浴びて、鮮やかに発色しています。
そして夕方に定期薬剤散布をしました。
今日のレシピは、
サルバトーレME(殺菌剤)……33㏄
プレオフロアブル(殺虫剤)……100㏄
ジェイエース水溶剤(殺虫剤)……80g
バイオアクト(ダニ忌避剤)……100㏄
アプローチBI(展着剤)……100㏄
水……100ℓ
我が家のばら藪のすぐ横の畑に、アブラムシが大量発生していましたので、「こっちに来るなよ」の思いを込めてジェイエースを混ぜておきました。
昨日の講習会でもお話いたしましたが、次の土・日は所用のためブログを更新できません。悪しからず。。。
あわよくば12日の月曜日に更新できるかも。