関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を原則偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )また、常時会員の募集を行っています。Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp にお問い合わせください。

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

べと病その後

九州方面は梅雨末期の大雨が続いているようです。

近畿地方は所によって雨が降っているとはいえ、今日のところは大雨にはなっていないようです。

しかし梅雨末期ゆえ、注意は怠らないようにと自戒しています。

 

明石では蒸し暑かったものの雨は降らない一日で、陽を浴びずに作業ができる……はずでしたが、今日は町内会の役員会及びその議事録・お知らせ等の作成で、ふと気づけば夕方5時を回っていました。

まあ3連休ですので、明日は(雨さえ降らなければ)まとまった作業ができるものと期待しています。

 

2番花以降房咲性の劣るマーガレット メリルが、今朝は良い房になっていました。

7月14日 マーガレット メリル

2番花と3番花の狭間の現在、今朝の採花もわずかです。

7月14日 朝

 

地植えも鉢植えも花が少なく、緑色が目立ちます。

7月14日 地植え①

7月14日 地植え②



7月14日 地植え③

③はシーア ブリスの群れですが、3番花のステムの頭はネットに届いています。

7月14日 シーア ブリス

ネットの高さは2.7mです。

この防虫ネットは長年8月末に撤去してきましたが、この2、3年は台風来襲のため8月中に慌てて撤去する状態が続いています。

地球の気候が変わってしまった昨今、今年からは7月末に撤去することを予定しています。

7月14日 鉢植え①

7月14日 鉢植え②

 

また、地植えのツルばらは伸びたシュートを2.4mの農竹(タキロン)を2本繋ぎ合わせたものに縛り付けて、真っすぐ上方に伸ばしています。

7月14日 ツルばら①

7月14日 ツルばら②

7月14日 ツルばら③

この懸崖作りも2番花が終わっていますので、梅雨明けを待って「梅雨明け剪定」を実施し、今年のシュートだけの株にしてしまいます。

辺りが明るくなり、薬剤散布も楽になります。。。あと2週間先かな?

 

さて、ばら栽培40年弱で初めて大規模なべと病を出してしまった件です。

7月14日 べと病蔓延の元凶

この辺りの鉢植えから発生したべと病ですが、葉が落ちた後の「丸坊主のステム」からも芽が伸び始めています。

7月6日にはこんな状態だった新芽ですが、

7月6日 べと病落葉後の新芽

まだ8日しか経過していませんが、上の画像の2芽は

7月14日 べと病落葉後の新芽

今日はここまで伸びています。

べと病は新しい葉に発生します。

6月下旬から葉に異常が見られましたが、それはつまり2番花のステムで、その下の1番花が咲いたステムの葉は落葉していません。

1番花が咲いたステムの古い葉があるおかげで樹勢の衰えが少なくて済むのでしょうか、黒星病(黒点病)で株全体の葉が落ちてしまうのに比べて、ダメージが少ないように思います。

そこで、べと病で2番花のステム(またはシュートの2段目)が落葉してしまった場合の対処法は、以下のようにすることにしました(今回大々的にべと病を発生させてしまった経験から学習しました)。

まずはジマンダイセン等を散布して、病気の広がりを止めます。

べと病後の処理①

黄色の円内の一番上は3番花で、健全な葉がついています。

べと病後の処理②

この3番花のステムで剪定すると、上方に葉は残りますが樹高が高くなってしまいます。

中ほどはべと病で落葉した2番花のステムで、ほとんど葉がありません。

下は1番花のステムで葉が残っています。

べと病後の処理③

この棒状の2番花のステムの下の方を見ると、

べと病後の処理④

葉はありませんが、結構膨らんだ「エエ感じの芽」が見えます。

ここで剪定しても(たぶん)良いステムが伸びそうです。

べと病後の処理⑤

この芽が伸びて花が咲けば、3段目に咲く4番花になります……エエイ!ややっこしい!!

9月初めに行う「秋花剪定」、私は鉢植えの株に関しては2番花のステムの中ほどで剪るのが通例ですが、このステムに関しては、この芽が伸びたステムの中ほどで剪ることになると思います。

 

べと病の蔓延に一時は愕然としましたが、ようやく落ち着いてきました。