関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を原則偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )また、常時会員の募集を行っています。Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp にお問い合わせください。

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

早くも4月最終日

昨夜来の風雨で、ツルばら(つるデンティベス)の太いシュート1本が生え際から折れていました。

長く伸び始めたツルのシュート枝は風に折れやすいので、しっかりと農竹に固定しておくべきでした。

異常な高温が続いた3月に対し、この4月は寒冷前線が通過することが多く、何度も何度も強風に見舞われました。

その結果、ツルばらの枝やシュートが折れたり、コンテスト選手たちのHT種の葉がボロボロになっていたり……と悲惨な状況です。

おまけに、週間天気予報によればゴールデンウィークの後半も前線が停滞して雨になるという予報。

コンテスト前には雨対策(ビニール傘大作戦)が必要になりそうです。

煩わしいことこの上ないのですが、それ以上に花の発色に影響しますので、今から気が重い。。。

 

それはともかく、今日の開花状況です。

4月30日 ツルばらの懸崖作り

右のピンクが「つるデンティベス」、真ん中の黄色は「荒城の月」です。

左の「ドンファン」+「枝変わりザ・マッカートニーローズ」は下からではまだ「色」が見えません。

ただし、上(2階ベランダ)から見下ろすと、

4月30日 ドンファン

右の方の赤い蕾が「ドンファン」です。

「枝変わりザ・マッカートニーローズ」はまだ蕾の萼割れが始まったばかりで、色(ピンク)が見えません。

2階ベランダからの画像は、このブログではほとんどお目にかけていなかったかもしれません。

4月30日 2階ベランダからー1

4月30日 2階ベランダからー2

4月30日 2階ベランダから(荒城の月)

4月30日 2階ベランダから(つるデンティベス)

樹齢30数年の「つるデンティベス」は、おそらく20匹以上のゴマダラカミキリを育て、株元は空洞だらけです。

剪定ばさみで叩くと、木魚のような音が響きます。

かつては長大なツル枝を道路に向かって枝垂れさせていましたが、現在では樹勢が衰えて弱々しい株になってしまっているのが、なんとも寂しい思いがします。

何しろ栽培者(私ですが……)が「ゴマダラ退治の迷人」ですので、ばらさん達が気の毒です。

 

ツルばら以外、HT種の鉢植えは、

4月30日 鉢植え―1

右の5分咲きは「高雄」ですが、その他の蕾はゴールデンウィーク中には見頃になりそうです。

4月30日 鉢植えー2(マダム ヒデ)

ヒデさんは次々に開花しています。

中央の花は、夕方には良い色になりました。

4月30日 マダム ヒデ

4月30日 鉢植え―3

右の赤の蕾は「パパメイヤン」……明後日に開花宣言だと思います。

真ん中の赤は「グラナダ」です。

4月30日 グラナダ

花弁数が少なく花芯の巻きもルーズな品種ですので、コンテスト用ではありません。

しかし開花につれて染まる赤色と、何よりも香りの良さが魅力です。

左の黄色は「高尾」。

4月30日 高雄

昨日午後からの雨のため陽が当たらず、発色がイマイチです。

明朝採花する予定ですが、今日の陽射しでどこまで発色してくれるでしょうか?

 

4月9日に4.5号のビニールポットから5号スリット鉢に植え替えた接ぎ木苗。

絶好の作業日和でした - 関西ばら会 (hateblo.jp)

3週間経過して、随分背が高くなっています。

4月30日 接ぎ木苗(黄色円内)

例の「八甲田」も、

4月30日 「八甲田」の接ぎ木苗

一人前に成長を始めています。

 

げんこつ剪定をした「手児奈」は、

4月30日 げんこつ剪定した「手児奈」

4月15日に伸び始めたステムをピンチしました。

雨の土曜日 - 関西ばら会 (hateblo.jp)

そこから2段目の芽が伸び始めています(矢印)。

矢印の芽の、もう1段下の芽もそれぞれ動き始めましたが、それは芽掻きをして、ステムは1本のまま伸ばします。

 

同様に、8年前の「節」から伸びた「武州」のステム(矢印)も、

4月30日 8年前の「節」で剪定した「武州

1度ピンチしましたが、そこから2段目の芽が伸びています。

4月30日 「武州」の芽

 

さらにブラインド処理をしたステムから1.5番花を咲かせる芽が伸び始めています。

4月30日 ブラインド処理をしたステム(芽の整理前)

赤矢印・紫矢印の2つの芽が動き始めています。

それなりに立派な1.5番花を咲かせるために、やはり芽は1つにします。

一般的に上の芽(赤矢印)の勢いが強いので、下の芽(紫矢印)は掻き取ります。

4月30日 ブラインド処理をしたステム(芽の整理後)

 

夕方、定期薬剤散布をしました。

4月30日 定期薬剤散布

今日のレシピは、

サルバトーレME(殺菌剤)……33㏄

コテツ フロアブル(殺虫剤)……50㏄

ジェイエース水溶剤(殺虫剤)……100g

アプローチBI(展着剤)……100㏄

水……100ℓ

 

開花が始まるとスリップスがやってきます。

その中で、通常の殺虫剤では退治ができないミカンキイロアザミウマは秋よりも春の方が多く発生するようです(片山晴喜「ミカンキイロアザミウマ おもしろ生態とかしこい防ぎ方」農文協・1998年刊。P.16~17)。

その対策として、この春はまだスリップスの姿を見ていませんが、先手を打って今日は「コテツ フロアブル」を使いました。

「ジェイエース」は、ばらの群れの中に立つ柚子の新芽にアブラムシを発見したために使用しました。

 

さて、明日・明後日は連休の谷間ですが、私は京都に出勤します。

何しろ、ゴールデンウィーク明けの週がばら展のため、多くの日数を有給で休みますので、その前に出勤日数を稼いでおきます。

4月30日 薬剤散布後

定期薬剤散布が終わってから撮影した画像ですが、今週後半には階段に色彩が加わると思います。

なお看板は、

加古川ばら展のお知らせ

私は会員ではありませんがいろいろとお世話になっておりまして、毎年、コンテスト(開催前日の午後)の審査に出向いております。

今年も審査を依頼されておりますので、咲くやこの花館での「大阪ばら祭2023」初日(12日)は、例年通り私は欠席です、スンマヘン。