本日(30日)、大阪で桜の開花が発表されました。
京都はすでに昨日(29日)、開花の発表がされています。
神戸はまだ……4月2日になるか?と日本気象協会では予想しています。
明石はさらに1日遅れるのが例年のパターンです。
毎日通勤している京都では、早咲きの枝垂れ桜が27日にはかなり咲いていました。
しかし周辺は朝8:30過ぎには……
観光客(欧米系が多いかな?)が溢れ、私の朝の散歩コースは渋滞が発生しています。
コロナ流行中は全く人がおらず、快適な散歩を楽しみましたが、今は昔。。。
人っ子一人いない清水寺なんて、もう二度と見られないでしょうねぇ。
それはさて置き、今日は各地に黄砂が飛来したようです。
黄砂のために海が見えません。
今日は暖かい陽射しの中で、芽の整理に追われていました。
コンテスト用に太いステムを伸ばす場合には、側芽(矢印)を除去します。
画像のように、先が「への字」に曲がったピンセットを使うと、太い武骨な指で大切な主芽を傷つけてしまうという事故を減らすことができます。
ただし地植えの「ばら藪」の中に入り込むと、お尻や脚で大切な大切な芽を折ってしまうという悲喜劇がたびたび発生します。
今の時期には極力ばらの茂みに入り込むことを避けています。
また、良芽と見込んで剪定したのに、伸びないものが散見されます。
黄色の円内の芽が伸びていません。
下方の、良芽が伸びている箇所のすぐ上(赤の直線)まで切り戻しを行います。
さらに、1か所から2芽が伸びているパターンがあります。
実はこれ、主芽が何らかのトラブルのために伸びず、両脇の側芽が伸びた結果、こんな姿になっているものです。
そこで、一般的には、
黄色の円内のように、勢いの良い方の1芽だけを残します。
ガーデンで楽しむ場合はこれでOKです。
しかし、このように発芽の段階で何らかの異常が生じた部分から伸びるステムは、コンテストレベルの花を咲かせることは(経験上)ありません。
そこで私は、赤の直線で剪ってしまい、下方の健全な芽に良花を期待します。
これはコンテストレベルの花を咲かせるための処理法ですので、全ての皆様にお勧めするわけではありません。
また、こんなヤツも。
2毎芽(にまいめ)剪定をした鉢植え株ですが、矢印の枝は葉の色が薄く、ステムの伸び方にも力がありません。
よく見ると、この枝にキャンカー(枝枯れ病)が発生しています。
もちろんこんな枝は、発見後ただちに枝の生え際からカットします。
切り取った枝を見ると、
典型的なキャンカーの症状が見られます。
枯れ込みが株のクラウン(根元)部分を介して株全体に広がらないようにするために、罹患枝は直ちに根元から切除します、
そんなこんなの作業、明日も続きます。
そして明日は今年初の定期薬剤散布を予定しています。