昨日までの冬型の気圧配置が緩み、寒気の流れ込みも弱くなった様子。
今日は朝から穏やかな晴天が広がりました。
予定通り、今日はツルばらを誘引して懸崖づくりにする作業を行いました。
午前中に食料品の買い出しと散髪屋さん行きの予定が入っていましたので作業を完了できるかどうか心配でしたが、夕方までに何とか仕上げることができました。
まずは作業前、朝の様子です。
夕方には、
写真の角度の関係で枝が込み過ぎているように見えるかもしれませんが、下から見ると、
それぞれの枝の間は原則として15~20㎝開けています(開けているつもりです)。
そして自慢の懸崖づくりは、
下から見上げると案外ツルが立っているように見えますが、基本的には水平状態に近くなるように倒してあります。
この状態にしておくと、3月以降、ステムが伸びるとその重みで垂れ下がって「懸崖」になります。
ここで大切なことは、ツルが交差している場所をできるだけ棕櫚縄(しゅろなわ)で縛って固定しておくことです。
この固定を怠ると、強風が吹いた際にツル同士が擦れ合って傷ついたり、伸び始めた芽やステムを飛ばしてしまい、悲しい思いをします。
風通しの良すぎる場所に建つ我が家では毎年、春一番~春三番、四番……と強風に見舞われますし、3月~4月下旬にかけて必ず2~3回、春の嵐が吹き荒れます。
この春の嵐に備えて、どうしても枝の固定が必要になります(それでも毎年、多くの芽が飛びます。ひどい時は花数が3分の1になることも)。
かつ、ツル枝の太い部分がフェンスに当たる箇所には、クッションとして麻布(あさぬの)を挟んでいます。
この麻布は毎年新しいものと交換します。
実はこの麻布部分からカイガラムシが広がることがよくあります。
同じ理由で、麻布で枝をグルリと包んでしまうのも厳禁。
布を取り外した時に見ると、80%の確率でカイガラムシが発生しています。
ただ厄介なのは、トゲ防除の皮手袋をしたままでは棕櫚縄を結べないこと。
私はツルを押さえるために左手には皮手袋をはめていますが、棕櫚縄を結ぶために利き手の右手には手袋を付けません。
その結果、
トゲでボロボロになっています。
今年最後の採花をしました。
寒さと木枯らしに晒され、見るべき花もないのですが、とりあえず今年最後のマンマイちゃんの花(仏壇花)になっています。
本日ツルばらの誘引作業を完了しましたので、年末年始は鉢の土替えに専念できます。
幸いに年末年始は天候に恵まれそう(と言うか「暑そう」?)ですので、例年よりも短い休暇・2週間で完遂したいと思っています。