今日も晴天の暖かい一日でした。
明石のアメダスでは、14:04の15.9℃が最高気温のようですが、ツルばらと格闘して汗まみれになりました。
顔が火照っているのは、今日一日で日焼けをしたようです。
ツルばらの枝の整理が今日のメインの作業でした。
例年はクリスマスの頃に行う作業です。
2024年は仕事で年始早々に会議があるため、今年の年末年始の「ばら作業休暇」は2週間程度しか取れず(例年は3週間の「作業休暇」です……どんなに暇な仕事やねん!と突っ込まないで下さい、冬の作業のために有給休暇を溜めていますので)、やむを得ず今年は2週間早く冬の作業を進めています。
まずは今朝、作業前のツルばらです。
これらのツルばらは7月末に「梅雨明け剪定」をして、2番花まで咲かせた去年の枝はすべて切除してあります。
ようやく「ツルばらの梅雨明け剪定」 - 関西ばら会 (hateblo.jp)
その後、今年のシュート枝だけを太い農竹(径20㎜のタキロン)に結束し、なるべく真っすぐに伸ばしました。
とは言え、240㎝の農竹を2本繋いでありますが、先端はそれ以上に伸びて垂れ下がり、枝分かれしてしまったシュートが大多数です。
その枝分かれした部分を整理して1本のツルにしつつ、葉をむしり取ります。
「葉をむしる必要はない」とおっしゃる人もいらっしゃいますが、病害虫が発生していることが多いので、私はすべての葉を丁寧にむしり取ることにしています。
本来はこの後に誘引して「懸崖造り」にしますが、今日は時間が無いので軽く結束して、枝同士が強風で擦れ合わないようにしておきました。
来週……は講習会がありますので、2週間先に誘引します。
ただ「つるデンティベス」だけは、この先、実の色がもっと濃くなるためツル枝の整理をせず、そのまま放置です。
スタンダード仕立てをこの秋には3本接ぎ木しました。
ずっと日当たりのあまり良くない場所に置いてありましたが、台木上部の枝を剪定しつつ南向きの場所に移動しました。
3本とも芽は活着しています(と思います)。
そうこうしているうちに、午前中、接ぎ木用の台木を届けていただきました。
毎年、加古川ばら会さまの「接ぎ木講習会」で使う台木を余分に取り寄せていただき、大変ありがたく思っています。
私は年末年始の鉢の土替えの最中、強風で戸外の作業ができない日に接ぎ木の作業をします。
それまで台木は、早く届いた大苗と同様に、日の当たらない畑の一角に仮植えしておきます。
穴を掘って、やや斜めに台木を置きます。
水をバケツ1杯注ぎます。
水が引いたところで土を被せます。
クラウン(株元)部分が少し見える程度まで土を被せ、念のためもう1度灌水しました。
こうしておけば2月末(~3月上旬)まで接ぎ木をすることができます。
我が家の「ばら藪」の中に柚子が1本植わっています。
家を建てた時に鉢植えの接ぎ木株を地に下したものですので、地植え後30数年が経過しています。
自由に根を伸ばしてばらの肥料の「ご相伴にあずかっている」お陰でしょうか、樹高3m近くの樹に成長しています。
10数年前に1度バッサリと剪定したために表年・裏年が無くなり、毎年たくさんの実を付けます。
昨年は1000個を超す数を収穫しました。
今年は少し減ったかな?と思ったのですが、やはり1000個以上ありました。
ミカン箱4つ分ありましたので、樹はかなりの重さに耐えていたはずです。
その実を収穫し終えた結果、重労働から解放された……という樹の声が聞こえそうです。
ばらへの定期散布の薬剤をなるべく掛けないようにしていますが、それでも飛沫程度は掛かってしまいます。
しかしそのお陰で目立った病害虫が付かず丈夫に育っています。