7月20日の梅雨明け以降、連日各地で猛暑日が続いています。
とは言うものの、海風の吹き込む我が明石では、アメダスの最高気温が昨日も今日も33.3℃でして、実は猛暑日にはなっていません。
そんな中、ようやく「ツルばらの梅雨明け剪定」を行いました。
昨年は7月31日
遅ればせながら「ツルばらの梅雨明け剪定」 - 関西ばら会 (hateblo.jp)
一昨年は7月25日
ツルばらの「梅雨明け剪定」 - 関西ばら会 (hateblo.jp)
に行っていますので、「ようやく」とは言うものの、例年通りの頃合いですね。
我が家自慢の懸崖作りで、「崖上」の根の位置よりも下に垂れ下がっている1番花・2番花を咲かせたツル枝は衰弱が激しいため、基本的に「梅雨明け剪定」ですべて切り捨てます。
ツルばらは多くのシュートを出していますので、株に残すツル枝は今年の5月以降に伸びた新しいツル枝だけにしています。
なお毎度申し上げていますが、秋に実(ローズヒップ)が美しく発色する品種(我が家では「つるデンティベス」)は剪定せずに、実の付いている枝をそのまま残しておきます。
この時期にツルばらを剪定するのは「我流の栽培法」であり、ツルばらを栽培している方々にとって必須の作業ではありません。
しかしこの時期にツルばらの古い枝を剪定しておけば、
1・陽当たりや風通しが良くなって、病害虫の発生源を減らすことができます。
2・薬剤の散布量を減らすことができます。
3・ツルばら以外の株の陽当たりが良くなります。
4・12月に行うツルの誘引の際、剪定するツル枝を少なくすることができます。
5・剪定したことが刺激になって、新たなシュートの発生を促します。
などなどの利点があります。
暑い中ではありますが、する価値のある作業だと私自身は思っています。
切った枝を見ると、こんなものがありました。
やはりカミキリが来ていることが分かります。
残念ながら今回は成虫を捕殺できませんでしたが、今後、根元付近を注意深く観察しなければなりません。
切り倒した大量のツル枝は、例によってガーデンシュレッターで粉砕し、今後何回かに分けて(家内にお願いして)生ごみとして出します。
この1週間の採花状況です。
すべて3番花ですが、この3番花のステムを9月の秋花剪定で「剪定位置」にすることが多いと思います。
したがって3番花はあまり深切りはせず、3番花のステムに5枚葉を4~5枚残して切る(したがって3番花のステムの半分ほどで切る)ことを心掛けています。
これらの中の秀花の画像は、明日並べることにいたします。
薬剤の定期散布も明日の夕方に行う予定です。