昨日に続き、今日も「大仕事」をこなしました。
昨年は7月25日に行ったようですが、今年も何とか7月中に……というわけで、本日、ツルばらの梅雨明け剪定を行いました。
今日は運よく曇り空でしたので、1日中作業ができました。
ただし、午後3時前には快晴になってしまい、引き続き薬剤散布を……と目論んでいましたが、結局薬剤散布は日没時(午後6時過ぎ)の作業になりました。
まずは剪定前の写真を並べます。
エマニエルのトンネル、階段の上から。
エマニエルのトンネル、下から。
懸崖作り、手前はドンファン、その奥が荒城の月、一番奥がつるデンティベスです。
デンティベスは晩秋の実が美しいので、梅雨明け剪定はしません。
ドンファン+(ツル化した)ザ・マッカートニーローズを下から。
午後3時過ぎには、
階段の上から。手前がエマニエル、奥がドンファン+マッカートニーです。
そのエマニエル等を階段中間から見上げています。剪定前―2と大体同じ画角です。
懸崖作りが無くなると、ちょっと寂しい感じがしますが、階段も庭も明るくなりました。
ただし、本日の作業でも、例によって「やっちゃいました」がありました。
最悪だったのが、これ ↓
ドンファンの極上のシュート、長さ3m弱、直径2.5㎝以上あり、間違いなく来春の懸崖の主役になるはずでした。
んが、3年目の古枝を根元からのこぎりで切ると……バサリと崩れ落ちました。。。根元より50㎝ほど上から出ていた途中シュートでした(涙)。
また、風通しの悪い所にあった古枝には、カイガラムシが発生していました。
このまま放置すれば、周りのコンテスト用HT種にも寄生が広がる恐れがあります。
とりあえずこの枝は切り落とし、周辺の枝は様子を見てマシン油乳剤50倍を塗布する必要が生ずるかもしれません。
剪定した大量のツル枝は、例によってガーデンシュレッダーで処理。
明日以降、生ごみとして何回かに分けて回収してもらいます。
夕方、定期薬剤散布をしました。
昨日は「今年はオオタバコガが発生していない」などと偉そうなことを書きましたが、今朝の採花の中に、こんな花がありました。
黄色の円内、小さな穴ですが、オオタバコガの1齢幼虫(卵から孵化したばかりの幼虫)の食害だと思われます。
しかし3~4齢に成長した幼虫を見ていませんので、先週散布したコテツやプレオが効いたものと思われますが、今週の定期散布では念のためオオタバコガを意識した薬剤を選びました。
そのレシピは、
サルバトーレME(殺菌剤)……30㏄
スピノエース顆粒水和剤(殺虫剤)……20g
ディアナSC(殺虫剤)……25㏄
バイオアクト(ダニ忌避剤)……80㏄
アプローチBI(展着剤)……100㏄
水……100ℓ
いずれも規定濃度よりやや薄めになっています。
もちろん、薬害を恐れているためです。
ツルばらの枝数が減りましたので、水は80ℓで足りますが、今日は椿や柚子などの樹木、畑のナスやキュウリなどにも薬を掛けましたので、いつも通り100ℓの水になっています。
ちなみに本日採花した花を、少しだけご紹介します。
次の金曜日に改めて告知いたしますが、
8月の「やさしいばらの育て方講習会」は、6日(土曜)の開催です。
くれぐれもお間違えの無いようにお願いいたします。
昨日、テキストがやっと出来上がりました。
今回は病害と虫害を総まとめしてあります。
このブログでは、8月5日の金曜日にテキストに使用した画像をUPする予定です。
はてさて、改めて猛暑の中、皆様どうぞご無理をなさいませぬように!