天気予報通り強風が止み、朝から「冬の作業」を始めました。
毎年、手始めはツルばらの誘引作業です。
まずは鉢を作業の邪魔にならないように片側に寄せます。
画像 ↑ 右側の繁っている株は「つるデンティベス」です。
柿色の実(ローズ ヒップ)を楽しむために、「梅雨明け剪定」をせずに春花の咲いたツルをそのまま伸ばしてあります。
今年は猛烈な台風の来襲が無かったためたくさんの実がついていましたが、昨日・一昨日の強烈な西風のために、随分落ちてしまいました。
とは言え、ご近所に少し差し上げ、我が家で正月の南天代わりに使う程度は「収穫」できました。
そのデンティベスの株ですが、樹齢35年以上になって樹勢の衰えが目立ちます。
この間、おそらく10数匹のゴマダラカミキリを育てたのでしょう、株元はスカスカで空洞だらけです。
ゴマダラ連中は、もはや株元に産卵するのを諦めたのか、ふと気づけば……
一番太い幹の地上50㎝ほどの所に大鋸屑(おがくず)を発見しました。
「絶対にテッポウムシを引っ張り出して、今日のブログのメインにしよう」と意気込んで、硬い樹皮を剝(む)きながら大鋸屑跡を辿(たど)りました。
あらら???
このパターンの食害に遭った時は比較的容易に犯人(犯虫?)を発見できるハズですが、さすがに「テッポウムシ退治の迷人」!
情けないことにテッポウムシを見つけることができませんでした。
仕方なく、カイガラムシ退治と併せて、マシン油乳剤20倍液を刷毛(はけ)であたり一面にタップリと塗っておきました。
夕方になって通り雨、その後に再び西寄りの季節風が強くなってきました。
本格的な冬の作業の初日は、ツルばらの葉をむしって裸にするだけで終了しました。
写真中央、右側に光っているのは我が家の池(瀬戸内海)です。
明日は裸にしたツルを懸崖状態に誘引する作業の予定です。
今朝、(たぶん)今年最後の採花をしました。
強風に吹かれてボロボロです。