今日から7月……初日から1日中雨に降り籠められました。
とりあえず今週の採花状況です。
週の中ごろが2番花のピークでした。
まずは月曜日。
前日の日曜日に、かなり硬い蕾まで切って知人に持って行きましたので、花数は控え目でした。
そして午後から雨が降りましたので、翌日・火曜日に職場に花を持って行く予定を中止しました。
ただ、火曜日から一気に花の数が増えました。
この中では、雨に濡れてはいますが、
このローラが1等賞でしょうか。
この中では、右上のバケツの丹頂が1等賞です。
午前中は穏やかな天気で開花が進みましたので、翌日(木曜日)に職場に花を持って行くことに決めたのですが、夕方「竜巻注意報」が出るほどの強風と驟雨。
(私が帰宅した時には雨が止んでいましたが、鉢が倒れたりツルばらの枝が折れたりしており、風の強さを想像できました。)
しかし、た~~~っくさん咲いていましたので、職場に持って行くように、夜のうちに採花・ラッピングを済ませました。
翌朝もまた、た~~~っくさん咲いていました。
出勤前で時間がなく、個別の写真が撮れませんでした。
この日も採花だけで時間いっぱい。
個々の写真を撮る時間がありませんでした。
そして今日、午前中に少し小降りのタイミングがありましたので採花しましたが、房咲は雨の重みで枝が折れており、惨憺たる様子です。
そんな中で、例の「八甲田」は、
伸び始めたベーサルシュート2本は、
1週間前は
こんな程度でしたので、シュートの勢いに惚れ惚れしています。
さて、先週はうどん粉病と黒星病の葉を見ていただきましたが、今日は「心配のない葉の異常」を御覧ください。
葉が部分的に枯れてカサカサになっています。
「葉焼け」です。
梅雨空から時々覗く夏の陽射しの強さに負けた葉です。
品種によって葉焼けの出やすいものがあります(我が家ではローラやコンフィダンス、マダム高木など。写真はブランデーです)。
遮光ネットを張ればある程度は防ぐことができますが、面倒くさいので私は「焼け放題」にしています。
次は、
5月中旬に花後の処理として、5枚葉のすぐ上で切りました。
そこから伸びたステムに現在2番花が咲いていますが、そのステムが伸びたところにある葉は、必ず黄変してやがて枯れます。
これは生理的なもので、全く心配するには及びません。
(また、ステムが2段目、3段目と伸びると、最下段の下の方の葉が黄変して落ちてしまいますが、これもある程度は仕方ないでしょう。)
これ以外の黄変や枯れ込みは何らかの「異常」が発生している可能性があります。
ステムの2段目、3段目の葉まで黄変する場合は、多雨・多湿のために根腐れが起きているかもしれません。
葉の表面の色が薄くなり「飛白(かすり)」状になっている場合は、ハダニ発生の可能性があります。
葉裏をルーペなどで拡大してみて、ハダニの有無を確認してください。
秋に良花を見るためには、この先2ケ月が勝負です。
つまり、9月初頭の秋花剪定の時まで、どれほど葉を残すことができるか……この1点がポイントです。
頑張りましょう。