21日の水曜日以降、曇り空が続いてはいますが、雨は降っていません。
気温の高いこの時期、萼が下りてから3日程度で3~4分咲の切り頃になりますので、昨日・今日の花は雨による腐敗やシミのない「それなりにエエ花」が咲いています。
そこで、5月の1番花を差し上げることのできなかった知人に、ラッピングした大量の花を持って行きました。
庭には2番花の在庫がまだどっさりと残っています。
近づくと蕾の数が分かると思います。
今日は昼間にやや硬めの蕾まで大量に採花しましたので、明日の採花数はやや少なくなると思います。
でも1日置くとまた大量に採花できますので、火曜日あたりには仕事場に持って行きたいと思っています。
ただし、雨に当たってしまうと「人様に差し上げる花」としては値打ちが下がりますので、明日(月曜日)に雨が降らないことを願っている次第。
その他、庭の様子です。
手前のオレンジ色はオクトーバーフェストですが、奥にある背の高い一群が我が家の主力選手のシーアブリス4株です。
2番花の段階で背丈はすでに2m40㎝以上になり、蕾の多くが防虫ネットの天井に触れています。
開花すると花がネットに触れて傷だらけになりますが、どうしようもありません。
(シーアブリスは低く仕立てるとイジけて良花を咲かせません。)
手前は御神木の魅惑です。
一方鉢植えは、
品種によっては2番花が終わっています。
コンテスト派の皆さんは、2番花以降は花を咲かせず蕾をピンチし、9月に剪定して10月に花を咲かせる……という人がほとんどです。
しかし私は2番花はもちろん、3番花も4番花もすべて咲かせて切り花として楽しみます。
それでも秋のコンテストでは人並みの花を出品しています(と、自分では思っています)。
「2番花を咲かせると、ばらが体力を使ってしまい、秋花に影響する」というのは、コンテスト派の迷信で誤りです(と私は思います)。
鉢植えのフロリバンダ種の一群です。
1番花では中心の蕾を摘んで房全体の開花期を揃えましたが、2番花以降は放ったらかしです。
今は中心の蕾が開花していますので、花首だけ切ってコップに活けておきます。
1番花の後、凋花がミイラになっていたツルばらの懸崖作りですが、ミイラはそのままで2番花が咲いています。
こんな中で咲いていた、ちょっときれいな花たちのカタログです。
フロリバンダ種も少しだけ並べます。
自家製接ぎ木苗も、概ね順調です。
で、ず~~っとご紹介し続けている例の「八甲田」ですが、
やっとシュート芽が2つ出てくれました。
花を見るのは来年……と思っていましたが、秋には20数年ぶりに「八甲田」と再会できそうです。
先週挿し木をしたスタンダード用の台木も、全く萎れることなく順調です。
黄色の円内に近づくと、
芽が伸び始めていました。
活着したものと思われます。
ただし、困ったヤツも。
この「違和感」、お分かりですか?
葉裏を見ると、
そう、うどん粉病の初期症状です。
(表から見ると、葉が何となく波打ち、葉色もやや斑(まだら)な感じ。葉裏は赤く変色。)
元肥を与えて窒素肥料が効いたため、葉が柔らかく成長して、うどん粉が出やすくなります。
これは昨日、殺菌剤のフルピカフロアブル散布で対処しました。
一方、
5月にとある大先輩から頂戴した株ですが、黒星病(黒点病)も一緒に頂戴したようです。
斑点の出ている葉はもちろん、近辺の葉をすべてむしり取ります。
この後、殺菌剤を残った葉と枝に十分散布します。
(昨日のフルピカで対処済み。)
そんなこんな、内容が散漫になってしまいました。
今週は天気予報に傘が並んでいます。
さて、職場に花を持ち込めるかどうか。。。