昨日までの強風が嘘のように止んで、今日はうららかな作業日和でした。
ほぼ一日中、心地良い陽光を浴びながらばらと遊びました。
午前中、帽子を被らずに作業をしていましたので、ハゲ頭の地肌が日焼けしています。
さて先ずは、昨日ご紹介した水やりセンサーですが、数値が信頼できるかどうか疑心暗鬼になりまして、試してみました。
通常ならば水遣りの必要のない数値です。
しかし今日は夕方に定期薬剤散布を予定していましたので、薬害予防のために鉢植えには十分潅水をします。
そして約30分後にセンサーでチェックすると、
OH~~!!
水やりの目安にするには、充分な精度があるようです。
(と言いつつ、オジジのエエおもちゃになっています。)
さて、今日のメインの作業は、1月4日に接ぎ木した自作苗の植え替えです。
4.5号のビニールポットに植えて管理していましたが、鉢底からたくさんの白根が出ていました。
鉢の中に台木の根が充分に伸びている証ですので、鉢を少し大きくします。
用土は12月に鉢の土替えをした時と同じ……定番のブレンドです。
園芸の土(20ℓ):赤玉土・中粒(14ℓ):腐葉土(14ℓ)=1袋:1袋:1袋 です。
鉢は5号スリットのロング鉢です。
ビニールポットから抜きますと、想定通り、白根がぎっしりと巻いていました。
(この用土は、バイオゴールドの土「ストレス・ゼロ」です。コンテストの賞品として頂戴したものです。)
例によって、植え替える鉢にはマグアンプKを投入します。
この先8月末までに6号鉢~8号鉢に2~3度の鉢替えを繰り返しますので、マグアンプKは中粒を使い、量は常識的+α……カレースプーン2杯分程度を与えます。
鉢土はふんわりと……などと某有名園芸評論家女史が書いていらっしゃいますが、飛んでもハップン!
これでもかっ!というほどギュウギュウに詰め込むのは、12月の鉢の土替えの時と同じです。
鉢の縁に沿って移植ごてを何度も何度も突き刺して、土を押し込み固めます。
最後に水遣りは、
例によって鉢を深い水に浸けて鉢底から水を吸わせます。
同時に上からも水を注ぎ、用土に水を十二分に行き渡らせます。
約30鉢の植え替えをしましたが、その中に例の「八甲田」も入っています。
細~~い苗ですが、問題ありません。
冬までに「穂木の採れる株」に育てることが目標です。
花を楽しむ株は、その穂木を接いだ株……来年の秋以降でしょう。
先を見越した管理という点においては、鉢上げをしてげんこつ剪定をした「手児奈」は、
2芽を残しましたが、両方とも良好な成長ぶりです。
げんこつ剪定後に伸び出したステムはシュートとして扱い、秋花剪定までは花を咲かせず2~3回のピンチをして伸ばします。
また8年前の「節(ふし)」で無理やり剪定した「武州」は、
最初に出た芽は、すでに鉛筆の太さのステムになっています。
1週間前に下向きに出た2つ目の芽ですが、上方に向かって伸び始めた上に勢いもありますので、掻き取らずに残してあります。
こちらの2つの芽(ステム)もシュート扱いをして、秋まで花を咲かせないようにピンチを繰り返し、太い枝にする努力をします。
側蕾摘みも、気づいた時に行います。
昨日は先が「へ」の字に曲がったピンセットを使うと書きましたが、
側蕾がこのくらい成長していれば、指で簡単に整理できます。
我々コンテスト派は、側蕾を出来るだけ小さいうちに除去して主蕾に養分が集中するように管理しますが、普通に花を楽しむ栽培をなさるならば、側蕾を上の写真程度の大きさになるまで放置し、指で除去する方がラクでしょう。
さて、毎年1番先に開花するHT種の「マダム ヒデ」(ヒデさん)ですが、
萼が縦に割れて、隙間から花の色が見え始めました。
この状態から見頃(7~8分咲き)まで、11~13日です。
というわけで、今年の開花宣言は4月20~22日頃ということになりそうです。
最後に、夕方に今年3回目の定期薬剤散布を行いました。
今日のレシピは、
トップジンM水和剤(殺菌剤)……40g
アファーム乳剤(殺虫剤)……40㏄
アプローチBI(展着剤)……90㏄
水……90ℓ
蕾が見えてきたとはいえ、ステム上部の葉はまだ畳んだ状態で展開していませんので、薬品の濃度は「控え目」です。
来週の薬剤散布では、そろそろ規定の濃度で散布できると思います。