今日から5月……旧暦ではちょうど1ヶ月遅れの4月1日、今日から孟夏(初夏)がスタートです。
昨日までで積算温度は832.0℃になっています。
懸崖作りはチラホラ咲きといったところ。
陽当たりの良い場所に置いた鉢植えのHT種は、
また、中心の蕾を除去していない鉢植えのFL種は、その中心の花が開き始めています。
昨日、ツルが折れて萎れた蕾の画像をお見せしたメイド オブ オーナーですが、
今日は雨上がりのためか、花首が持ち上がっていました。
皮1枚でつながっているツルですが、何とか開花まで生き延びてほしいと思っています(ただ、陽射しが強く気温の高い日にはどうなりますやら……)。
昨日は接ぎ木苗のシュート芽をご覧いただきましたが、現在開花前~開花中の古株の根元も、よく見るとシュート芽が出ているものがあります。
以上3例は、大切なお世継ぎの芽をうっかり折ることのないように、しばらくの間(最初のシュート処理までの10日~2週間)慎重に成長を見守ります。
ただし、今すぐに処置を施した方が良い芽もありました。
同じ場所から①②の2つの芽が発生しています。
このままでは「共倒れ」で2本とも細いシュートになってしまう恐れがありますので、勢いの弱い②の芽を除去します。
またもっと多くの芽が発生する場合もあります。
鉢が見えていますが、例の「古株の中に新人を植える」ためのバリアとして植え込んだ12号鉢です。
またこの株は、昨年3月6日「朝も早から」の記事で、テッポウムシ(ゴマダラカミキリの幼虫)の被害をご紹介したヤツです。
ご覧のように5つの芽が顔を出しています。
①と②は絵に描いたようなベーサルシュートで、それぞれ伸びる方向が違いますので、もちろん残します。
問題なのは③④⑤でして、ほぼ同じような高さ・場所から発生しています。
3つとも伸ばすと、やはり共倒れで細いシュートになってしまいそうです。
そこで、③は①と同じ方向に伸びますので、やがて①とぶつかります。
⑤は(この画像ではわかりませんが)上の方に太い枝があり、やはりこのまま伸ばすとぶつかります。
というわけで、④以外は掻き取ってしまいました(夕方になってからの画像で、暗かったですね、スンマヘン)。
その他、3年前に台芽を鉢植えにしたトゲナシノイバラが今年も多くの蕾を持ち、またシュートもたくさん出して、今後スタンダード等のお遊びの相手をしてくれそうです。
はてさて、本日もエエ感じの花が何輪か咲いていました。
雨の傷が左側の外弁に見られます。
また右の外弁の白い斑点は……?原因不明です。最近は「酸性雨」などという言葉を聞かなくなりましたので。。。
いずれにしてもこの「パパ」はコンテストに出品できません。
で、今日の1輪は、これ ↓ です。
花の大きさも花芯の締まり具合も文句なしだと思います。
審査の時刻(13:00)にこの状態であれば、1等賞を争えるレベルの花だと思います。
関東(あるいは関東の審査員の多い全国大会)であれば「開き過ぎ」と言われる開花度ですが、逆に関西では(審査の時点で)この程度に開いていなければ「硬い」「明日の花」という評価が下されます。
関西の審査基準では、この程度まで開花してもなお花芯が締まっているのが「良花」の条件です(この高雄も花芯がキッチリと締まっているのがお分かりだと思います)。
関東のコンテストや全国大会でしばしば見られるチューリップ状態の咲き方(3分咲き程度)の花は、関西では開花不足で審査の対象外です。
何はともあれ「大阪ばら祭2022」まで残り12日。
どの花がばら展の日にタイミングが合うのか?
お天道様にお任せするしかありません。