私メ、このゴールデンウィークはカレンダー通りに出勤しています。
5月2日・6日を休みにしても良かったのですが、12日以降ばら展の関係でたっぷりと休みを取らなければなりませんので、ゴールデンウィーク中の平日はしっかりと?仕事に行ってます。
さて、今日は青空が広がり風も弱い穏やかな陽気=バラクキバチ日和でした。
毎年この時期には立派なステムに限って30~40本ほどがバラクキの犠牲になっています。
昨年のブログを見ると、2021年4月8日に「今年も来てます 招かざる客たち」としてご覧いただきました。
(昨年はこれまでに例がないほど早い時期に襲来したようです。)
ところが今年は、ほとんどの株ですでにステムがほぼ固まり、蕾も割れ始めています。
本日の穏やかな天気はバラクキバチ日和かと思って警戒していましたが、ここまでステムが成長して硬くなっていれば、ヤツらに産卵される恐れはなさそうです。
つまり今年はバラクキバチの出番がないままで終わりそうです。
こんな年は、ばら作り30数年で初めての体験です。
ただし、今日はクキバチ以外の「招かざる客たち」が姿を見せ始めました。
「やさしいばらの育て方」のテキストには、次の画像 ↓ を入れたと思います。
花に潜り込んで花弁や雄蕊を食害する甲虫・コガネムシ類を私はすべて「ブイブイ」と呼んでしまいますが、この時期に花に潜り込むのは「ハナムグリ」です。
我が家でコンテスト選手たちが植わっている一角を防虫ネットで覆うのは、このブイブイ対策です。(2022年3月12日「防虫ネット張り」の記事をご参照ください。)
コガネムシの類は薬剤で防除することは不可能ですので、テデトール(手で取る)が必要になります。
ただし、直接に指でつまみますと嫌な臭い(赤ん坊のオシッコの臭い)がします。
私は臭いなんぞ意に介さず(後で泡石鹸で十分に洗いますが)、直接指を花の中に突っ込んで素手(素指?)で捕まえ、つまみ潰してしまいます。
臭いがイヤな場合は各自で工夫してください(ゴム手袋着用・突き刺すために針を使用など。ただしピンセットはダメです。滑って逃走されることが多いです。)
テデトール以外に、防虫ネットを張ることなく、手軽にブイブイの侵入を「物理的に」阻止する方法があります。
それが、これ ↓ 、台所の水切りネットです。私は100円ショップで購入しています。
これをこんな風に使っています。
ご覧のように、ブイブイ対策が必要なのは淡色系(白・ピンク・黄・藤色など)の品種です。
ブイブイは濃色を感知できないそうですから、赤やオレンジ色には対策が不要です。
なお、台所用水切りネットは装着口の部分にゴムが入っていて大変重宝します。
しかしそのゴムだけでは強度が不安ですので、ネット装着の際にはネットが風で吹き飛んでしまわないように、花首の下の3枚葉など2・3枚の葉がネットの中に入るようにセットすることが大切です。
この状態で切り花として採花するまでの2・3日間を過ごします。
その間に雨が降りますと、ネットに浸み込んだ雨の重さで花首が曲がることがあります。
そのため、雨の前にネットを除去したり、雨後にはネットの水分を搾り取ったりするなどの管理が必要です。
その他、我が家のコンテスト品種の最右翼のシーアブリスですが、
今日の段階で、蕾がしっかりと成長し始めています。
ひょっとしたら「大阪ばら祭 2022」の最終日(15日)には、開花が間に合って出品できるかもしれません。
ちょっと期待しています。
本日のご報告をダラダラと書きならべてしまいました。