本日より3連休。
今日は陽射しに恵まれ、暖かい休日になりました。
予定通り、春の剪定をしました。
本当は2日間に分けて作業するつもりでしたが、13日(日曜日)の天気があまりよくない予報(現在の予報では傘マークが無くなっていますが……)。
そこで、えいや~~ッとばかりに、今日一日で剪定だけは終わらせてしまいました。
切った枝の処理は、明日の午前中に作業する予定。
さて、剪定に関しての詳細は今日以降、3日間に分けて掲載しようと思います。
今日は地植え株を中心にご紹介します。
まず、剪定する高さです。
地植えは、咲いた花を上から見下ろしたいので、5月に開花した時に1m程度の高さになるように剪定するのが一般的だと思います。
それならば、春の剪定は40~50cmの高さで切ることになります。
昨年伸びたシュート枝であれば2段目の下部~中ほど、2年以上経過した枝であれば昨年5月に花を咲かせた枝の下部が目安になると思います。
黄色線の高さを目安に、剪定するにふさわしい芽を探します。
矢印の枝は一昨年のシュート枝で、昨年1年間花を咲かせた枝です。
この枝の芽を、上から順に示します。
一番上の細い枝は11月以降に伸びたもので貧弱です。
写真の真ん中の段が10月に秋花を咲かせた枝です。
したがって、下の方の「節」が夏剪定をした場所です。
この部分は昨年6月以降に伸びた2番花の枝です。
充実した枝ですので、ここで剪定しても良い花が咲きます。
しかしそれでは樹高が高くなってしまいます。
これが昨年5月に1番花が咲いた枝です。
この枝で良い芽を探して(実はすでに正面に見えていますが)剪定します。
次は、剪定する芽の選び方、およびハサミの入れ方(剪定法)です。
(サンプルの枝が変わってしまって申し訳ありません。)
①は伸び過ぎた芽。
12~1月の寒気にさらされていますので、芽が傷んでいる可能性が高いです。
②がふっくらと膨らんだ剪定にふさわしい芽です。
③は見えにくいと思いますが、全く動いていない芽です。
樹高を低く抑えたい場合は③で剪定しても時期が来れば芽が動きます。
明日以降ご紹介する鉢植えの「二毎芽(にまいめ)剪定」では、こんな芽で剪定することもよくありますが、正攻法ではありません。
というわけで、②の芽の上5~7㎜のところを芽と水平になるように、やや斜めに切ります。
「芽と水平になるように」「やや斜めに」がわかりにくいでしょうか?
別の枝の例をご覧ください。
こんな感じで剪定を進めますが、続きは明日にします。
ちょっと乱暴な剪定法などをご紹介するつもりです。
とりあえず今日はここまで。