午前中は曇り空。
しかし昼頃から青空が広がりました。
風も弱く、予定通り冬の元肥入れを完了しました。
地植えの約80株に、
サングアノ(リン酸 約29%/カルシウム 約39%)40㎏
もみ殻堆肥(窒素 2.1%/リン酸 1.8%/カリ 0.6%)320ℓ
を与えました。
*もみ殻は「燻炭」ではなく「たい肥」です。お間違えの無いように!
講習会の折「冬の元肥には窒素を与えない」と申し上げましたが、もみ殻堆肥にはわずかながら窒素が含まれています。
この程度ならば5月に咲く花への影響は少なかろうと(勝手に)思っています。
しばしば申し上げますが、私はばらの成長に必要な窒素分は6月の「梅雨入り前の元肥」で1年間分を一気に与えることにしています。
まずはサングアノを株間に施し、その上にもみ殻堆肥を施します。
これをスコップで土を掘り起こしながら混ぜます。
スコップで掘る深さは25㎝程度でしょうか?
天地返しをするつもりで掘っています。
もちろん根が切れることもしばしばですが、構いません。
土の中には、我がパートナーのミミズさんたちがたくさんいます。
お休み中を掘り起こしてしまい、申し訳なく思っています。
株間70㎝で植わっている我が家の「ばら薮(やぶ)」では、教科書のように「株の周りをぐるりと丸く掘って……」などという広さの余裕はありません。
株間の「空いている場所」を掘るのが精一杯です。
しかし、それで十分だと思っています。
その株間に入って作業をする際に、株は仮剪定をせずに長いままにしておきます。
仮剪定をして枝が低くなっておりますと、かがんだ拍子に短くなった枝が顔(特に目)に刺さるなどの事故を起こす恐れがあります。
また枝が長いままの方が、皮手袋をした手で株をかき分けてスペースを作り、体を株間に潜り込ませるのも容易だと思います。
午後3時過ぎには元肥入れの作業が終了しました。
コンテスト派の皆さんは、しばしば品種による多肥・寡肥を問題にします。
確かに私も鉢植えに関してはそれを考慮しています。
しかし地植え株に関しては、どの株がどこに根を伸ばしているのか、全くわかりません。
A株に与えたつもりの肥料をB株が横取りし、C株に与えたつもりの肥料をA株が横取りしている……という状態だと思います。
当初は多肥グループ・寡肥グループと区画を分けて植えていましたが、株が世代交代を重ねて、今では多肥品種も寡肥品種もぐちゃぐちゃに植わっています。
それでもそれぞれの品種ごとにそれなりのレベルの花が咲いていますので、地植えに関しては多肥・寡肥は全く考慮せずに施肥しています。
ウチの子たちは品種ごとに、それぞれ必要な肥料成分を必要な分だけ自分で判断して吸収している……と勝手に思い込んでいます。