暑いです。本当に暑いです。
予定より1週間早く開花が進んでいます……ということは、夏剪定が2日ほど早かったということですが、10月に入って連日30℃などと予想できるはずもありませんでした。
まあ、小笠原高気圧が頑張っているので、台風17号と18号は西へ直進、今日発生したちょっと発達しそうな台風19号は、小笠原諸島の東からさらに東の沖へ逸れて行きそうなのはありがたいのですが。。。
コンテストまでは3週間近くありますのでまだ枝直しの作業も必要なく、咲いてしまった花を切ったり、ふと見つけた脇芽を欠いたりして1日が過ぎました。
というわけで、今日の暑さで開いた花の写真を並べておきます。
我が家では「レモンちゃん」と呼んでいます。
花弁数が少ない品種ですので、あっという間に平咲きになります。
咲くたびごとに花色が変わります。
今日の花は黄色が濃く出ていました。
時にはオレンジっぽい黄色になったり、白くなったり……気まぐれです。
この秋はジェミニが良さそうです。
これまで3輪咲きましたが、いずれも大きさといい発色といい文句なしでした。
今日の花 ↑ は発色がイマイチでしたが……
これもこの秋は良さそうです。
ただし残念なことに、我が家には2株しかなく、あと2~3輪で在庫が終了します。
レッド クリフと並べると、やはり迫力に欠けるでしょうか?
また赤色の深さでは「みつえ」に劣りますので、コンテストでは不利かもしれません。
しかしやさしい色合いは捨てがたい魅力があります。
我が家では、この配色に関しては「ユートピア」を4番バッターに据えましたので、狭山路は2軍落ちしてしまいました。
しかし株が強健で多くの花が咲きますので、近所や職場への「ご挨拶」で活躍してくれます。
我が家に30年以上住み続ける「古株」です。
右の花弁にぽつぽつと見える穴はトゲの傷。
このような「花弁に傷のある花」は、コンテストには(私は)出品しません。
夏剪定の見本で切った鉢植えです。
やはり早く咲いてしまいました。
以下、切花で楽しんでいる花を並べます。
丸弁で大らかに開き、花弁が伸びて巨大輪になります。
職場に持ち込んだ時の人気品種です。
30数年前の営利用切花品種で、当時は切花農家でたくさん栽培されていました。
我が家のものは明石に家を建てた時から栽培している株で、樹齢35年です。
今なおたくさんの花を同時に咲かせてくれます。
広島バラ園の田頭数蔵先輩の作出花です。
マダム ヴィオレの改良種ですが、色がヴィオレよりも濃く、弁質が厚く花保ちの良い品種です。
ただしヴィオレ同様に無香です。
最近このブログにしばしば登場している品種です。
今日の花は黄色の部分がたくさん出ていました。
我が家の「まんまいちゃんの花(仏壇花)」の定番になっています。
香りもあって、なかなかエエ味を出してくれます。
あ、そうそう!
今朝、朝イチでショッキングな出来事が。。。
昨日のブログの3枚目の写真ですが、
→ を入れた蕾……我が家の御神木の魅惑の蕾です。
魅惑は萼割れし始めてから開花(見ごろ)まで、他の品種より5~7日長くかかります(萼が完全に下りてから開花まで時間がかかるようです)。
このくらい ↑ であれば、普通の品種は11~13日後に見頃になります。
しかし魅惑は20日程度必要ですので、コンテストの日程にピッタリと合った開花具合、しかもステムもすっきりと70㎝以上伸びていますし、葉にも欠陥がありません。
昨日の段階で、ひそかに「1本花・1等!」とほくそ笑んでいました。
んが、今朝、この奥の白秋を採花するために裏に回り込むと……何と!!!
キリギリス類の食害です。
10月2日の記事でご紹介したクビキリギリスを今朝も捕殺していますので、ひょっとしたらソ奴の仕業かもしれません。
まあ、期待したステムに何らかのアクシデントが発生するのは日常茶飯事ですので笑って済ませますが、やはり何事も思い通りにいかないのがこの世の常のようです。
本日の最後の作業は、定期薬剤散布でした。
開花し始めた花の中で白い花にスリップスの気配がありましたので、早めにディアナを使うことにしました。
サルバトーレME(殺菌剤)……35CC
ジェイエース水溶剤(殺虫剤)……100g
ディアナSC(殺虫剤)……30CC
マルチ・ケーミン(微量要素剤)……100CC
アプローチBI(展着剤)……100CC
水……100ℓ
ディアナSCはヨトウムシやオオタバコガなど薬剤抵抗性のある「厄介者」にも効果があり、「切り札薬」として大変貴重な存在です。
ただ驚いたことに、これほど強力な薬効を発揮する薬なのに、アブラムシには全く効きません。
大概の殺虫剤ならアブラムシ程度は簡単に駆除できるはずだと思いますが、3~4年前の春先に落下傘(ヨトウガの一齢幼虫)がアブラムシとともに大量発生した際にディアナを散布したところ、落下傘は薬がかかってすぐに苦しそうにノタ打ち回りましたが、アブラムシは平気な顔をして群れていました。
そこで私はディアナを定期散布薬として使う場合は、必ずオルトラン(ジェイ エース)やアファーム、スピノエースなどの万能殺虫剤を同時に散布することにしています。