関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を原則偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )また、常時会員の募集を行っています。Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp にお問い合わせください。

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

ばら展まであと5日

朝から天気は良いものの、強い西風が吹いています。

強風注意報の出ている明石のアメダスは、13:36に16.0m/secの西風を記録しています。

夕方に定期薬剤散布をしなければなりませんが、先週に引き続き2週連続で強風下の散布になりそうです。

 

昨日、13日・14日に採花した花を御覧いただきましたが、それも併せてこの1週間の花を並べます。

10月10日

 

翌11日から花の数が増えます。

10月11日

10月12日

10月13日

10月14日

10月15日

10月10日以降に開花するように……と想定して秋花剪定を行いました。

実際に想定通りの開花になりましたが、コンテストの主力選手である「メルヘン ケーニギン」が今日の段階でほぼ咲き終わってしまったのは想定外です。

10月15日 メルヘン ケーニギン①

10月15日 メルヘン ケーニギン②

 

その他、花のカタログを並べます。

すべて14日、15日の2日間に咲いた花です。

魅惑①

魅惑②

魅惑③

魅惑④

覆輪の発色に濃淡があります。。。すべて「御神木」の分身ですが、植えてある(あるいは鉢の置いてある)場所に因るのでしょうか?

しかも陽当たりが良い場所の株が必ずしも濃い発色をするわけではない……というのも不思議です。

 

白秋

 

そどおり姫

 

玉響(たまゆら

 

みつえ

サンティー

クリスチャン ディオール

 

ピンクラスタ

 

プレイガール

 

チルダ

 

以下の3品種は特に香りの良いものです。

夜間飛行①

夜間飛行②

 

ボニー スコットランド

 

グラナダ

 

以上は、フロリバンダ種の「プレイガール」「マチルダ」を除いてすべてHT(ハイブリット ティー)種です。

コンテストでは花芯(巻きの中心)が1つにまとまっていないと入賞しません。

(一般・新人の部では、そんなヤカマシイことは申し上げませんので、どうぞ臆せず出品してください。)

ただし品種によっては秋花では花芯の纏まらないものがあります。

例えば、

ゴールデンハート

ラ マルセイエーズ

「キャベツ芯」と言われるタイプで、中心の花弁がキャベツのように被(かぶ)さってしまいます。

これは品種の特性で、栽培技術ではどうすることもできません。

以上2例は「春花一発」の品種です。

逆に「魅惑」や「清涼殿」などは「秋花一発」タイプの品種です。

ただし時には例外も起こります。

大文字

「大文字」も「春花一発」タイプで、秋花は発色が濁り、黒ずんだ色になることが普通ですが、昨日の花はすっきりと透明感のある花色でした。

 

秋花剪定の時からサンプルとしてご覧いただいている3株を先週と比較します。

10月9日 ラディアント パフューム

10月15日 ラディアント パフューム

1番上の3枚葉の所で「く」の字型に曲がっていた①のステムですが、

枝直し

添え木を当てて「枝直し」の作業を施してあります。

クロロシスめいていた葉の色は完全に正常に戻っています。

 

10月9日 ユートピア

10月15日 ユートピア

ユートピア

折り曲げ剪定をした「ユートピア」は2輪の花を咲かせました。

写真は2輪目の花です(今朝、採花しました)。

 

10月9日 ビッグパープル

10月15日 ビッグパープル

葉がほとんどなかった「ビッグパープル」には2輪の花が咲きました。

ばら展最終日(22日)の「香りの花競技」に出品できるかな?と思っていましたが、開花のタイミングが合いそうにありません。

 

美しく咲いた花を採花していると、こんなヤツも。

オタバコガ食害

食害の犯人(犯虫?)

円内に近づきます。

オタバコガ(2齢?幼虫)

1週間に1度の定期薬剤散布の合間、絶妙なタイミングで産卵されると、孵化して花に潜り込まれる……どうしても避けられないイヤな蛾です。

 

さて、風が収まるのを待っていましたが、収まる気配がありません。

仕方なく、これから定期薬剤散布をします。

今日撒く予定の薬剤は、

10月15日 定期薬剤散布

レシピは、

フルピカ フロアブル(殺菌剤)……50㏄

アファーム乳剤(殺虫剤)……100㏄

プレオ フロアブル(殺虫剤)……100㏄

鉄力あくあ F14(微量要素剤)……20㏄

アプローチBI(展着剤)……100㏄

水……100ℓ

コンテスト直前ですので、葉に薬痕が残らない薬を選びます。

濃度は規定通り。

多くの花が咲いていますので、花の上から花の中に薬剤が入るようにしてスリップス(ミカンキイロアザミウマ)退治を心掛けます。

しかし強風が吹いていますので、思い通りに散布できるかどうか……

(私は使用しませんが、殺菌剤としてダコニールを散布している方は、開花中は使用しないでください。有機塩素系の薬剤ですので濃い色の花を漂白し、花弁の色が斑(まだら)になります。)

 

くどいですが、会員の皆様、19日(木)午後2時から、ばら展会場(長居植物園 花と緑と自然の情報センター 2階アトリウム)の設営のお手伝い、よろしくお願い申し上げます。