5月29日の記事でもお知らせいたしましたが、念のため。
6月6日の「花とみどりと自然の情報センター」における「やさしいばらの育て方」の講習会は、緊急事態宣言が延長されましたので中止といたします。
さて、我が家の1.5番花は、毎日ぽろぽろと咲いています。
連日少しずつ採花できますので「マンマイちゃんの花(仏壇花)」には不自由していません。
5月30日「1.5番花がちらほら咲いています」の記事のコメント欄(記事の最後の方、「関連記事」の後にあります。スマホやタブレットで御覧の皆様は、ず~~~っと下の方にありますので、お気付きでない方もいらっしゃるかも。。。)に、茅ケ崎市にお住いのマッキさんから、うどん粉病に関するお尋ねを頂戴しました。
その返答の中に「サプロール、ラリー、サルバトーレは同じEBI剤だからローテーションにならない」ということを書きました。
6月の講習会では薬剤散布のお話も多くなるはずでしたので、ここで簡単に「同系統の薬剤(=ローテーションしても意味のない薬剤)」を思いつくままに列挙しておきます(「ばら」または「花卉類」に登録のあるモノ)。
まずは、殺虫剤の「オルトラン」と「ジェイエース」……「ジェイエース」は「オルトラン」のジェネリック薬ですから、全く同じ成分です。
殺菌剤は注意すべきものがいくつかあります。
EBI剤として「アンビル、サプロール、サルバトーレ、トリフミン、マネージ、ラリー、ルビゲン」……これらは原体は違いますが、作用や効果が似通った薬剤です。かつ、EBI剤は耐性菌が出現しやすい薬剤ですので、注意が必要です。
逆に耐性菌の出にくい予防剤として有機銅剤がありますが、「サンヨール」と「ヨネポン」はローテーションになりません。
同じく予防剤である有機硫黄の「ジマンダイセン」と「エムダイファー」は、同じマンネブ剤です。
さらに人畜無害・安全性の高い「カリグリーン」と「ハーモメイト」はともに炭酸水素塩です。
古い薬ですが、「ベンレート」と「トップジンM」はベンゾイミダゾール系で非常によく似た薬剤です。ちなみに「ベンレート」は地中のミミズを殺してしまう可能性があります(と長年の経験で判断し、私は使用していません)。
即座に思い当たる範囲で、ローテーションにならない薬剤について記しておきました。
なお私は文学部出身でガチガチの文系頭ですので、以上の記載に間違いがありましたら、何卒ご教示のほどを!
宜しくお願いいたします。