何度も繰り返してのお知らせ、ご容赦ください。
明日(6月5日)の「やさしいばらの育て方」講習会、長居公園内「花と緑と自然の情報センター」にて、14:00~16:00の予定で開催いたします。
会員・非会員を問わず、皆様ご参加くださいませ。
5月29日以来の、私自身のばらの様子です。
毎朝少しずつ1.5番花として採花しています。
「高雄」はすでに2番花が咲いています。
*注:5月の花がブラインドだったりバラクキバチの被害があったりして、ステムピンチしたものが5月下旬~6月上旬に2番花に先立って咲くものを、勝手な造語で「1.5番花」と呼んでします。(私の造語ですので、どんな栽培書をご覧になっても「1.5番花」などという表現は出てきません。)
さて、「会長宅は、なぜ1.5番花がこんなにたくさん咲くのですか?」というメールを頂戴いたしました。
我が家で1.5番花が多く咲く理由は、ちょっと長くなりますがご説明いたします。
2月の剪定以降、各枝で伸び始める芽は3~5芽あると思いますが、私はそれを4月末までに各枝2本ずつにします。(鉢植えの「2毎芽剪定(にまいめせんてい……これまた造語)」を実行していれば、必ず2本の芽が伸び始めます。)
2芽伸ばすのは、コンテストに出品する際に、フラスコの中に入る長さを考えると、ステムの長さは70㎝程度は必要になります。
70㎝で切るということは、大抵の場合、ステムの生え際からバッサリと切ることになり、ステムを1本しか伸ばしていない場合は、採花した段階でその枝の葉がすべてなくなる=枝が死ぬ……ということになります。
そこで各枝2ステムずつ伸ばし、4月中旬えるころになって、コンテスト出品の期待が持てそうなステム(多くは上のステム)を残し、ちょっと劣るステム(大抵は下のステム)は上部の5枚葉1~2枚をつけてピンチし、花を咲かせる樹力を1ステムだけに集中します。
その結果、上のステムをコンテストに出品するために生え際から切っても、残した下のステムの葉が光合成をしてくれるのでその枝は生き残りますし、コンテストに出品しなかった場合は2ステムが残りますので、6月中旬以降、どちらか一方のステムのみを残すように枝の整理をします。
それはさておき、3月以降、各枝に2本ずつ伸ばしたステムのうちの一方を4月中旬~下旬にピンチしていますので、そこから伸びたものが現在1.5番花として咲いているというわけです。
説明が長くなりましたが、お分かりいただけたでしょうか。。。
今週はあまり良い花が咲きませんでしたが、3枚ほど写真を並べます。
オレンジが強く発色していました。連日の強い陽射しのおかげだと思います。
古~~い品種で、細枝性のため花首が弱い品種ですが、これは何とか「自立」していました。
色が不安定ですが、秋の方が良い花が咲くと思います。
黄色品種のご多分に漏れず花足が速く、また名前ほどは香りません。
しかし深い黄色の色合いは抜群です。
さて、多くの花で ↓ こんなヤツが目立ってきました。
毎回の定期薬剤散布の時に、アザミウマ(スリップス)対策を頭に入れて薬をチョイスしていましたが、あまり効いていません。
これはひょっとしたら在来種のヒラズハナアザミウマやネギアザミウマではなく、外来のミカンキイロアザミウマの仕業かもしてません。
というわけで、本日の定期薬剤散布では、ディアナSCを規定の一番濃い濃度(2500倍)で使用してみました。
これで2~3日様子を見ます。
薬剤レシピは、
トップジンM(殺菌剤)……65g
ジェイエース(殺虫剤)……100g
ディアナSC(殺虫剤)……40㏄
バイオアクト(ダニ忌避剤)……100㏄
アプローチBI(展着剤)……100㏄
水……100ℓ
では、皆様に講習会でお会いできることを楽しみにしております。