もう一度、念のためにお知らせです。
明日(6月6日)の「やさしいばらの育て方講習会」は緊急事態宣言の延長により、中止といたします。
なお、8月1日の講習会は、今のところ予定通り開催できると思いますが、今後変更がありましたら、またこのブログでお知らせいたします。
1.5番花の開花が、ちらほら続いています。
5月初旬に1番花の咲いた早咲き品種は、そろそろ2番花が咲き始めそうです。
こんな時期に注意すべき害虫……何といっても極悪非道の コイツ↓です。
実は、一昨日(6月3日)の夕方、仕事から帰宅して鉢植えの株を見回っている時にゴマダラカミキリのオスを見つけ、今年最初の「ゴマダラ殺生」(フミツブース)をいたしました。
本来ならば、オスよりも実害の多い(ばらの株元に産卵する)メスを捕殺したいところですが、一昨日はオスしか発見できませんでした、残念です!(通常、オス・メスのペアーで来襲することが多いので、1匹を見つけたら、近くに潜んでいるもう1匹を捜す努力をして下さい。)
なお、オスは体がほっそりとしていて、ヒゲの長さが体長の1.5~2倍あります。
一方、メスはオスより体が大きくふっくらとしており、ヒゲの長さが体長の1.2倍ほどしかありません。
虫そのものが見つからなくても、株元の青い皮が食害されていた場合 ↓ は、ゴマダラが来襲していますので、血眼になって成虫を2匹セットで捜してください。
青い皮は食われた、しかし「無断飲食(食害)」の犯人(虫)を現行犯逮捕できなかった場合は、秋以降、根元の大鋸屑(おがくず)に注意する必要があります。
ゴマダラ退治は薬品に頼るよりも人力(テデトール→フミツブース)が有効です。
なお、ばらの栽培書にはあまり書かれていませんが、ベニカミキリというヤツもいます。
大きさは1.5㎝ほどです↓。
彼らは花弁のみを食害し、株全体を枯らすことはありませんが、やはり大切な(立派な)花に限って被害に遭うようです(という気がします)。
これは5月5日「1日中バラと戯れました」に記したとおり、物理的に「水切りネット帽子」で防ぐしかありません。
実害はないのですが、こんなオレンジ色の珠をご存知ですか?
これ、バラハタマフシ(薔薇葉玉節)と呼ばれますが、中に「バラハタマバチ」というハチの幼虫が入っている虫こぶです。
通常は野ばらに多く見られるのですが、数年前に我が家のHT種の葉裏にも着いて、
割ってみると中にハチの幼虫の姿が見られました。
講習会のなくなった明日は、2番花の芽の整理を中心に、接ぎ木苗の中で成長の良いものの植え替えなどを行い、夕方に薬剤散布の予定です。
雨は……たぶん大丈夫のようです。