2日間吹き荒れた強風が止んで、ようやく庭の作業が出来ました。
ツルばらが賑やかになっています。
鉢植えは「切り頃」になるとすぐに採花してしまいますので、見頃の花はあまり残っていません。
地植えはあと5日~1週間で開花しょうか?
この3~4日間の寒気の影響で、開花がストップしています(今日午後からの気温で、再び花が動き始めましたが)。
本来ならば7日~9日がコンテストでした。
予定通り開催されれば、地植えの花が間に合わず、鉢植え勝負になるところでした。
そんな中、世間ではあまり栽培されていない品種が咲きましたのでご紹介します。
広島バラ園・田頭さんの2020年発表の最新品種です。
濃い赤色に黄色の糸覆輪。香りはありません。
本当はHT品種ですが、房咲性があるため、私はフロリバンダとして扱うことにしました(写真は主蕾を咲かせています)。
昔、「バロック」という切り花品種がありまして、それは黄色に赤の糸覆輪でした。
非常に細い覆輪で、最近のカーネーションに見られるような色彩でした。
この「金環食」のような赤に黄色の糸覆輪は他に類が無いと思いますが、どうやら「バロック」ほどの繊細で明瞭な糸覆輪にはなっていません。
この先、夏花・秋花ではどのような覆輪になるのか、もう少し観察してみます。
1996年、ニュージーランドの Somerfield 作出。
HT種ですが、花径8㎝ほど。紫黒色の中輪花です。
関西ばら会の「香りの花コンテスト」要員としてスタンバイしています。
樹勢が弱いので毎年接ぎ木をして、翌年1年間だけ栽培する……というサイクルにしています。
花形も大きさも物足りないのですが、香りはオールドローズ並みに魅力的です。
初心者の頃は絞りの品種が大好きで、「かがり火」や「モダンタイムス」「キャンディーストライブ」など、絞り品種をたくさん栽培していました。
その後コンテストにのめり込み、それらは姿を消していましたが、今年は原点回帰で絞り品種を2つ仕入れました。
そのうちの1つが、これ。
1996年 USAの Tom Carruth 作出。
フロリバンダ種ですが、香りを楽しみたくて主蕾を咲かせてしまいました。
エエ香りがします。
なお、もう1品種は ミケランジェロ ですが、主蕾を摘み取りましたので、開花はもうしばらく先です。
夕方、予定より2日遅れで薬剤散布をしました。
本日のレシピは、開花時のスリップス(特にミカンキイロアザミウマ)対策と、そろそろ出そうな うどん粉 予防を重視しました。
ポリオキシンAL(殺菌剤)……40g
アファーム(殺虫剤)……100cc
アプローチBI(展着剤)……100㏄
水……100ℓ
明日も晴れの予報。ばらの作業が出来そうです。