関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を原則偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )また、常時会員の募集を行っています。Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp にお問い合わせください。

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

雨が降りません

今週初めの台風4号、佐世保に上陸後すぐに温帯低気圧に。

その後東進して各地に雨を……という予報に反して、明石ではほとんど雨が降りませんでした。

その後は梅雨前線が復活して、戻り梅雨……と勝手に決め込んでいましたが、その希望的観測も外れて、ずっと夏空が続いています。

 

前回の記事(7月3日)以降の採花の画像です。

2番花のピークが終わり、ボチボチ咲いている……という感じです。

7月4日 朝

 

7月5日 朝

 

7月6日 朝

 

7月7日 朝

 

7月8日 朝

 

7月9日 朝

 

この1週間で目立った花をご紹介します。

7月4日 ピンクラスタ

古い品種(1957年?)で、昔の師匠たちは「色が出ない」とおっしゃっていましたが、我が家のピンラスは春も秋もこの色が出ます。

私が駆け出しの頃、駒場ばら園に出向いた折、入澤さんが「これを作りなさい」と出してくださった芽接ぎ苗ですが、今なお発色の良い花を咲かせてくれます。

 

7月7日 サーシャ(シュート枝2段目)

これまでずっと副蕾を摘んで主蕾1輪を咲かせてきました。

しかしシュート枝2段目で、あまりにも副蕾が多いので、主蕾を摘んで副蕾を咲かせる……フロリバンダ種のような蕾の処理をしたところ、ご覧の通り香り抜群の花が、見事な房咲になりました。

そこで我が家ではサーシャの「教育方針」を変更することにしました。

パレオ90やロマンチックメモリーズもそうですが、品種登録はHTであっても実際には房咲性が豊かですので、今後はサーシャも房咲品種としてフロリバンダに準ずる管理(主蕾を摘んで副蕾を房咲にして楽しむ)をすることにしました。

 

そして、今日(9日)のベストは、これ です。

7月9日 丹頂2番花

思わず「日の丸」を連想する花色ですが、かなりの大輪で形良し、発色良しという花を見せてくれました。

樹齢30数年の老木ですが、今なおシュートを出し続け、時々サプライズの良花を見せてくれます。

 

そして今日はもう1輪、

7月9日 エリザベス テーラー2番花

大小のトゲが密生していて「触るな!」と言っているような品種ですが、さすがに大女優らしい気品のある花です。

 

その他、今日はHT種として、

7月9日 アンペラトリスファラー2番花

 

7月9日 ロージクリスタル2番花

 

7月9日 ブラックベリーニップ2番花

などが、それなりのエエ花を見せてくれました。

 

また、フロリバンダ種では、

7月9日 レッドサージ(シュート枝2段目)

 

7月9日 イントリーグ(シュート枝2段目)

 

7月9日 マリーナ2番花

 

7月9日 ロマンチックメモリーズ2番花

 

7月9日 アプリコットフレグラント2番花

 

7月9日 衣香2番花

 

7月9日 フレンチレース2番花

 

さて、夕方6時過ぎ、陽射しがやや和らいだので、薬剤散布をしました。

今日の薬剤レシピは、

7月9日 定期薬剤散布

サルバトーレME(殺菌剤)……30㏄

ピノエース顆粒水和剤(殺虫剤)……20g

トクチオン乳剤(殺虫剤)……80㏄

バイオアクト(ダニ忌避剤)……100㏄

アプローチBI(展着剤)……100㏄

水……100ℓ

 

薬害の出やすいトクチオンは、本来100㏄ 使うべきところ、80㏄ にしました。

夏の暑い間は薬害を生じやすい時期です。

薬害が心配な薬剤は、規定倍数より心持ち薄く(80%くらいで)散布するのが良いと思います。