その後東進して各地に雨を……という予報に反して、明石ではほとんど雨が降りませんでした。
その後は梅雨前線が復活して、戻り梅雨……と勝手に決め込んでいましたが、その希望的観測も外れて、ずっと夏空が続いています。
前回の記事(7月3日)以降の採花の画像です。
2番花のピークが終わり、ボチボチ咲いている……という感じです。
この1週間で目立った花をご紹介します。
古い品種(1957年?)で、昔の師匠たちは「色が出ない」とおっしゃっていましたが、我が家のピンラスは春も秋もこの色が出ます。
私が駆け出しの頃、駒場ばら園に出向いた折、入澤さんが「これを作りなさい」と出してくださった芽接ぎ苗ですが、今なお発色の良い花を咲かせてくれます。
これまでずっと副蕾を摘んで主蕾1輪を咲かせてきました。
しかしシュート枝2段目で、あまりにも副蕾が多いので、主蕾を摘んで副蕾を咲かせる……フロリバンダ種のような蕾の処理をしたところ、ご覧の通り香り抜群の花が、見事な房咲になりました。
そこで我が家ではサーシャの「教育方針」を変更することにしました。
パレオ90やロマンチックメモリーズもそうですが、品種登録はHTであっても実際には房咲性が豊かですので、今後はサーシャも房咲品種としてフロリバンダに準ずる管理(主蕾を摘んで副蕾を房咲にして楽しむ)をすることにしました。
そして、今日(9日)のベストは、これ ↓ です。
思わず「日の丸」を連想する花色ですが、かなりの大輪で形良し、発色良しという花を見せてくれました。
樹齢30数年の老木ですが、今なおシュートを出し続け、時々サプライズの良花を見せてくれます。
そして今日はもう1輪、
大小のトゲが密生していて「触るな!」と言っているような品種ですが、さすがに大女優らしい気品のある花です。
その他、今日はHT種として、
などが、それなりのエエ花を見せてくれました。
また、フロリバンダ種では、
さて、夕方6時過ぎ、陽射しがやや和らいだので、薬剤散布をしました。
今日の薬剤レシピは、
サルバトーレME(殺菌剤)……30㏄
スピノエース顆粒水和剤(殺虫剤)……20g
トクチオン乳剤(殺虫剤)……80㏄
バイオアクト(ダニ忌避剤)……100㏄
アプローチBI(展着剤)……100㏄
水……100ℓ
薬害の出やすいトクチオンは、本来100㏄ 使うべきところ、80㏄ にしました。
夏の暑い間は薬害を生じやすい時期です。
薬害が心配な薬剤は、規定倍数より心持ち薄く(80%くらいで)散布するのが良いと思います。