関西ばら会

長居公園にて「やさしいばらの育て方」の講習会を原則偶数月・第1日曜日・14時~16時に開催しております(要予約 教材費200円必要 お申込み 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788 )また、常時会員の募集を行っています。Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp にお問い合わせください。

関西ばら会です! 長居公園内「花とみどりと自然の情報センター」にて「やさしいばらの育て方」の講習会を行っております。(要予約 教材費200円のみ必要 原則偶数月 第1日曜日 14:00~16:00 お申込み・お問い合わせ 花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788) Mail: kansaibarakai@yahoo.co.jp

天候急変~~強風被害~~

今日から5月。

朝は良い天気の中、エエ感じでツルばらが咲いていました。

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ところが、午後2時過ぎ。寒冷前線通過時にはひどい雷雨になりました。

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午前中、陽射しはありましたが、強烈な南風が吹きまくりました。

アメダスによれば、明石では 10:28 に最大瞬間風速 21.4 m/s。

その結果、鉢植えの「シェア ブリス」の枝2本のうち1本が根元から ボキリ。。。

その右隣の12号鉢も倒れています。

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「二毎芽(にまいめ)剪定」をして、そのうちの1芽をピンチし、ステム1本だけを伸ばしてコンテストレベルの大きな花を咲かせる~~という栽培法の泣きどころ……

1本だけ伸ばした虎の子のステムが折れてしまうと、元の枝には葉が残りません。

さて、この株はこの先どうなるか。。。様子を見るしかありません。

また、この風で、ずーーーっとお伝えしている「荒城の月」の折れたツルが、

皮1枚だけつながっていましたが、いよいよ風前の灯火(ともしび)になりました。

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ただ、折れた時からすでに2週間以上経過。

よく見ると、折れた箇所に新しい芽が出始めていました。

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さて、今日午前中に行なった作業です。

ブラインドになったステム(蕾が乗らないステム)は5枚葉1枚を付けてピンチして、1.5番花を咲かせる……と、ずっと記してきました。

ピンチして2週間ほど経ちますので、先端の芽が2つほど動き出していると思います。

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このまま2芽を伸ばして花を咲かせようとすると、

また2芽共にブラインドになる恐れがあります。

そこで、伸ばす芽は勢いの良い方(通常は上の芽)の1つに絞ります。

弱い方の芽はピンチします。

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また、ずっと行ってきた「側蕾摘み」とは別に、「急に伸び出す脇芽の処理」も必要です。

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これを放置すると、1日、2日であっという間に太い「側枝」になります。

太くなってから慌ててそれを折り取りますと、葉の付け根に大きな傷が残ります。

コンテストではこの傷跡が大きな減点になりますので、発見次第、なるべく早く欠き取らねばなりません。

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(下が大きな傷になってしまいました。1本花競技に出品するならば、かなりのハンディーを覚悟しなければなりません。)

 

お遊びで挿し木をした台芽は、完全に首(こうべ)を上げました。

挿し木成功!です。

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あれっ?1本増えています!
左は本日新たに挿し木した台芽です。

 

鉢植えの早咲き品種がそろそろ開花を始めました。

夕方、雨上がりに家内が近所への御挨拶回りに奔走していました。

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明日も明石には「強風注意報」が出ています。

今日と同等の強風になるようです。

ただ、明日は西風。。。我が家では地形的に、今日の南風はあまり大きな被害になりませんが、西風は防御法がありません。

またまた明日も被害を覚悟しなければなりません。

コンテストが開催されるならば、枝直し(細いヒノキ材にステムをビニタイで固定して、真っすぐにする作業)や雨対策(ビニール傘大作戦)に追われる時期になりましたが、今年は(も?)コンテスト中止。

面倒くさい作業はする必要が無く、ボ~~~ッと開花を楽しむことが出来そうです。

コンテスト中止は残念ではあるものの、気楽です。