ゴールデンウィーク真っ只中、やっと……とは言っても、例年より1週間以上早く開花が始まっています。
この中の1輪のアップです。
早朝に採花したこの花は無事でしたが、荒城の月が開花すると昼前には漏れなくブイブイ(コガネムシ、カナブン、ハナムグリ)の餌になってしまいます。
HT種の中で、今日コンテストがあれば、この花 ↓ を1本花で出品したと思います。
朝、採花の時はこんな不細工な花でした。
これが午後1時の審査時間には、
すっくりと花芯が立ち、中心がキリッと巻いて、強烈な芳香を漂わせています。
「香りの花」競技に出品するつもりで栽培している品種ですが、花形も大きさも一流の花だと思います。
ただし、葉が「柿の葉」(ステム上部の3枚葉~5枚葉の小葉の巨大化)になり易く、ステム全体のバランスを整えるのが難しいかもしれません。
しかしその葉は、ピッカピカの照り葉できれいです。
もう1輪、丸弁の品種ではありますが、花芯がパーフェクトにまとまった花がありました。
このモンシェリの花粉親であるダブルディライトも、今日開花宣言です。
花形と艶麗さはモンシェリ(娘?)の勝ち。
ただしその娘は、父親の最大の魅力であるフルーティーな芳香を受け継いでいないのが残念です。
コンテスト関係の情報として、この春はコンフィダンス系はダメみたいです。
枝変わりのシージャックも、
御覧の通り、花芯がまとまりません……と言うか、花芯がありません。
この虚弱な枝変わりは御愛嬌……ということで。。。
これに対して、ガーデンパーティーは、
キッチリと花芯が巻いています。
(我が家にはガーパーが2株ありましたが、覆輪の発色が良かった株が数年前に枯れ、残った株は紅の発色がイマイチです。)
その時の気候により、コンフィの良いシーズン、ガーパーの良いシーズンに分かれます。
不思議なことに、両方とも良いということはありません。
(両方ともダメ……という場合は、栽培者のウデがダメなのかも。。。)
今シーズンはガーパーのシーズンのようです。
その他、それなりに開花した品種は、
1947年フランシス・メイアンの作出花で、抜群の芳香種です。
昨年、春苗で導入した新人です。
フロリバンダ種ですが、この花は単花咲きでした。
そして今日の最後は、
「ヒデさん」は2株ありますが、これで1番花の在庫が終了しました。
というわけで、本日の総集編 ↓
今日は芳香種がたくさんありました(アドミラルロドニー・ダブルディライト・コンフィダンス・シージャック・織姫・パパメイヤン・シュゾンロッテ・ショッキングブルー)。
明日以降もどんどん開花しそう……採花が忙しくなります。
ご近所への「花配りバアさん」も御多忙になります。