昨日に引き続き、朝は少し冷え込みましたが、日中は陽射しが暑いほどでした。
昨日の薬剤散布時、ヨトウムシの卵を見つけました。
大阪府病害虫防除所のホームページ
http://www.jppn.ne.jp/osaka/color/yoto/yoto_l.pdf
によれば、卵塊が毛に覆われていませんので ヨトウガ の卵だと思われます。
ばら作りの世界では 一般的に「落下傘」と呼んでいます。
この卵が孵化すると、大きさ2mm程の1齢幼虫がこの葉の裏を舐めるように食害し、
「透かし葉」状態にした後、各々が尾部からクモの糸のような透明な糸を出して、
近くの葉にバラバラになって飛び散り、さらに食害を続けます。
写真ではすでに殺虫剤(昨日はアファーム)がかかっていますので、
卵は死んで孵化しませんが、通常は卵塊を発見した時に、丁寧にこすり落とします。
産卵から孵化までの日数は、大阪府病害虫防除所のホームページでは、25℃で3~4日、長野県農業関係試験場のホームページ
https://www.agries-nagano.jp/pest/248.html#:~:text
では、「卵は5~9日で孵化する」とあります。
いずれにせよ、気温によって孵化までの日数が変わるようですが、
小葉1枚たりとも「傷もの」にできないコンテスト派としましては、
孵化する前の卵の状態で退治しなければなりません。
したがって、1週間に1度の薬剤散布がどうしても必要になります。
小葉の1枚だけが「透かし葉」になっている程度は「ご愛敬」と笑うことが出来るガーデン派の皆様は、10日に1度の薬剤散布でも、何とか防除できるでしょうか。
ただし、その際には孵化したばかりの1齢幼虫が葉を舐め始めた時に殺虫効果が残っている「残効性の長い薬剤」(オルトランやスピノエース等)を、是非とも使用してください。
その他、お遊びの報告です。
昨年4月、台芽を処理した際に上手にえぐり取ることができて、白根が1本だけ付いていたものがありましたので、試しに育苗用のポリポットに植えてみました。
それが1年で立派な トゲナシノイバラ に成長しました。
そして、枝先に蕾がついています。
花が終わればこの株の枝で挿し木をして、来年1月の接ぎ木用の台木にしようか……と思っています。
最後に本日の我が家の様子、3枚連続で貼り付けておきます。