アブラムシやヨトウムシ、スリップスの類は基本的に薬剤で防除できます。
ところが、「テデトール」以外防除法のない連中が、早くも訪れています。
例年ならば4月下旬が出番の バラクキバチ が、今年もやって来ました。
本日、午前中は元気だった立派なステム。
午後3時過ぎに見ると うなだれています。
犯人は こいつ! 大きさ 15mmほどです。
5枚葉2~4段目のステムに産卵管を突っ込んで産卵します。
(ステムにV字型の傷がつきます。)
そのため、ステムの水管が切断され、産卵位置より上が萎れてしまいます。
放置しておきますと卵が孵化し、幼虫(ウジ虫)が初めは萎れている上部へ、
やがて健全な下の方へとステムの内部を食害します。
発見次第、健全な5枚葉を1枚つけてカットしてください。
なお、バラクキバチは刺しませんので、素手でひねりつぶしても大丈夫です。
ただし非常に速く飛び回っていますので、なかなか捕まえることができませんが。。。
また、4月3日の記事でもご紹介しました バラゾウムシ。
今朝も被害を発見しました。
犯人は大きさ3㎜前後のこヤツです↓
虫体を発見した場合は、片手を受け皿にしながら
強くつまんで 潰します。
被害に遭った部分が葉であればよいのですが、
上の写真のようにHTの蕾が被害を受けた場合は、バラクキバチの時と同様に、
5枚葉を1枚つけて切り取ります。
いずれの場合も、切り下げた部分から伸びる芽によって、
6月上旬~中旬の花が無い時期に、1.5番花を楽しむことが出来ます。